DDT後楽園大会「NEVER MIND 2005」観戦記

アップ開始。今日も徹夜覚悟で行きまっせ!

幕間

各ユニットおよび挑戦者紹介。
「B-52スペシャル」「イタリアン・フォー・ホースメン」「DDTプレジデンズ」
「猛毒BOYZ」「大鷲軍団(仮)」

第一試合、ナウリーダー対ニューリーダー世代闘争

アントーニオ本多

   VS

×泉州力

ゴング直後ドロップキックで先制したアントン。ナックルパートを打ち込むが
泉州の圧力にコーナーへ押し込まれる。
泉州ストンピングから担ぎ上げるとオクラホマスタンピート。
ロープで待ち構え、立ち上がったところへラリアットを狙うがアントンが
脇固めに切り返す。アームバーへ移行しさらにアームブリーカーへ。
ボディースラムで寝かせるとコーナートップより痛めた腕へダイビングニー。
さらにキーロックに極めるが泉州が持ち上げてバスター。
ストンピングからブレーンバスター。サソリ固めはロープブレイク。
ラリアットを狙いロープで勢いをつけた泉州へテーズプレス、アントン式?の
フラッシングエルボー。ヘッドロックに捉えるがこれは泉州がバックドロップへ。
さらにバックドロップを喰らわせるとリキラリアット
アントン1回転して顔面から落ちる。
再度のリキラリアットをかわしたアントンがコブラツイストから流れるように
グラウンドコブラ。何と3カウント!

幕間(VTR)

高梨最強への道、あらすじ。
家庭教師のマーくん(マッドマン・ポンド)による今日の特訓は
「STOPボード(アルミ製?)で交通人を襲う!」
やさしすぎる高梨はこれを拒否。
そんな特訓中の彼らの前に現れたのマッスル坂井
「俺達の特別な先生。沼澤先生だ!」
マッスルについで登場したのは沼澤邪鬼!STOPボードを高梨の手から奪い取ると
後ろを歩く一般人へ襲撃開始!
マッドマン:「アレがバカジャパニーズだ!お前もああなるんだ!」
高梨絶叫「ムリ、ムリっすよ〜!」

第二試合、デスファイト

マッドマン・ポンド、猪熊裕介、○マサ高梨

        VS

橋本友彦、×マッスル坂井、Ⅹ(沼澤邪鬼

B52スペシャルは全員鉢巻の横に懐中電灯を挿す八つ墓村スタイルで登場。
コール時にマッドマン組が奇襲を仕掛けるが、参加しない高梨
「だって、反則じゃ〜ん!」
試合は両軍とも一進一退の攻防が続きますが、高梨がエプロンから橋本へ
ラカン・ラナを仕掛け場外戦へ移行すると一転、ついに凶器攻撃開始。
マッスルが持参した鎌、糸鋸により高梨流血。リングに戻されてもいいように
弄られます。
1度はかわされたものの2度目のイナズマで何とか脱出に成功し交代した猪熊。
タックルを仕掛けられるとダウンする勢いで股間を蹴り上げるという頭脳プレイ?
で全員をダウンさせるとついにマッドマン、ホチキス使用。
邪鬼にはお札を頭に貼り付け、マッスル、橋本へはそれぞれ尻にホチキス!
これに怒ったマッスル、橋本がダブルのブレーンバスター。マサがカット。
マサへのマッスルボンバーはカウント2。さらにバーディクトを狙いますが
回転を利用して逆にDDTに返される。STOPボードで強打したマッドマン。
椅子を重ね、コーナートップに立ったところでマサ「俺がやる!」
ローリングセントーンONチェアーで3カウント。

試合後

マサ:「ずっとやってきて全然勝てなかったけど、すぎはらさん、猪熊さん、マッドマンさんのおかげでようやっと勝てました。」
マッドマン(猪熊通訳):「根性なしなんかじゃない、お前は立派なバカジャパニーズだ。」
マサ:「これからもバカジャパニーズとして頑張ります!」

第三試合

諸橋晴也

   VS

×中澤マイケル

ロックアップからバックの取り合いは一端ブレイク。再度ロックアップは
諸橋、フライングメイヤーからヘッドロック
立ち上がりロープに飛ばそうとするが逆に飛ばされるマイケル。
リープロッグから巻き投げ。突っ込んでくる諸橋をキャッチするとボディスラム。
チョップの打ち合いはやはり諸橋。しかしマイケルが諦めない。
諸橋チョップから張り手へ切り替えての応戦。
コーナーへのタックルはカウンターキック。しかしブレーンバスターの
投げあいを制したマイケル。コーナーへもたれた諸橋へでんぐり返しをしながらの
モンキーフリップ。
これがカチンときたのか、立ち上がった諸橋がジャンピングジャーマン3連発。
右のクオーラルボンバーはかわされるが返しの左が命中。
ブレーンバスターを狙うが、体を入れ替え着地したマイケルがジャックナイフ式
スパインボム。これはカウント2立ち上がったマイケルがスピア。
喰らったものの先に立ち上がった諸橋。コーナートップに据え付けると
雪崩式ブレーンバスター。さらに逆エビ。一度はロープ側まで近付きますが、
中央へ戻すとさらに反りあげた逆エビ固め。ついにギブアップ。

幕間VTR

後楽園選手入場通路で話をしているのは大鷲軍団(仮)の三人。
HERO!の誤爆の原因はマスクである事を指摘した大鷲。
大鷲が去った後、マスクを外したHERO!
「おぉ、よく見えるぞ!いくぞ、ジェット!!」

リング上

3軍が揃ったリング上。マイクを持つのはアントーニオ。
が、いつもにまして噛みまくり。
「疲れているからね!」「第一試合、たまたま勝てた、本人もビックリ!」
「メインでトーゴーが勝ち、ここでもドンそしてモリが勝つジョルノ!」
さらにしゃべろうとするアントンのマイクを奪ったゴージャスさんが
口を開いた瞬間、全員がゴージャスさんを奇襲!

第四試合、ユニット抗争・トリプルスレッドタッグ戦

猛毒BOYZ(ポイズン澤田、×ゴージャス松野

        VS

素行不良ユニット(仮)(高木”ジェット”省吾、○ダークサイドHERO!)

        VS

イタリアン・フォー・ホースメン(ドン・マエストロ、モリ・ベルナルド)

めまぐるしい展開にメモがほとんど取れてません。
ジェットパンチは2回。イタリア軍の「1・2・3、フォー」ゴージャスさんの
空中松野チョップなどそれぞれのオリジナルムーブを交えながら進む中
徐々に劣勢に陥ったのが、猛毒BOYZ。
ポイズンの奮闘むなしく、捕まるゴージャスさん。
リング上、大鷲軍団(仮)に囲まれたゴージャスさん。
ブラックボックスを構えたHERO!へ「どうせまた誤爆だろ!」
挑発しますが、狙い外さず直撃!追撃の蒼魔刀で3カウント

試合後

マイクを持ったHERO!意気揚々と大鷲を呼び出します。
大鷲:「おーい!今日お前がとった奴はゴージャス松野だぞ!」
そしてジェットが手紙を渡す。
大鷲:「前略 大鷲透様、この手紙を読んでるって事はHERO!がマスクを脱いで俺達の絆がさらに強まったって事だよね。こんな世知辛い(←読めずに聞いた)世の中だけど俺達だけでも楽しくやっていこうよ。ところで12月24日は透ちゃんの誕生日だったよね。聖なる夜に相応しいね。今月は出費が激しくてたいした物は買えなかったけど、BOXの中にプレゼントが入っているんだ。それじゃメイン頑張ってね。 高木”ジェット”省吾」
大鷲:「おーい、何回も言うようだが俺達はいつからこんなほのぼのユニットになったんだ!まぁいいや、貰っとくよ。」「今日は俺達の再出発の日だ、楽しみにしとけよ!」

第五試合、マッスル坂井、鶴見亜門共同演出、一宮章一引退試合及びに二代目一宮章一襲名権試合「建築基準法偽装デスマッチ」

一宮章一

   VS

三和太

   VS

×大家健

リング上に聳え立ったのそれぞれがオーナーの3棟のマンション(ダンボール製)。
いかにも強度に不安のありそうな建築物です。
開始直後、太を場外へ落とした一宮、大家。太が登ろうとするたびに
エプロンから蹴り落とします。
業を煮やした太は大家を引き落とすと場外へ設置した自身のマンションへ設置し
エプロンからのコロニー落とし!マンションごと粉砕?と思われましたが
マンション、案外丈夫でした。
リング上に戻った太、一宮を寝かすとぶーちゃんローラー&リバース。
場外へエスケープした一宮は大家を捕らえると、東側ひな壇の看板へぶち当てます。
さらに偽装マンションを横積みすると、バルコニーを指し「ダイブ!」
バルコニーから、マンションに寝かされた大家へセントーン
リングへ連れ戻すと、再びマンションへブレーンバスター。
カットに入った太を爆竹ボードでぶん殴ると最後は大家を垂直落下式ブレーンバスター
ON爆竹ボード。3カウント。

初代一宮章一引退セレモニー

プロレスラー一宮章一の経歴が読まれる中、大家がマイクでしゃべるが、
声にならずに空気ぶち壊し。
マイクをとった一宮、初代一宮章一の引退と2代目一宮章一の戦うべき場所は
リング上ではなく、専門学校での学問であることを宣言。
一宮:「本当か嘘か分からないギリギリのところまで観客を騙したかったので満足です。」
10カウントゴング、偽造王一宮章一、引退。

第六試合、CMLL認定KO−Dタッグ選手権試合

柿本大地、○飯伏幸太

       VS

suicide boyz(MIKAMI、×タノムサク鳥羽)

MIKAMI、柿本が先発しリストの取り合いからスタート。
MIKAMIのすばやいグラウンドに対応する柿本だが、MIKAMIのスピードとテクニックが
やはり上回る。圧巻だったのは回転して抜けようとする大地の回転にあわせて
自らも回転し、状態を元に戻したMIKAMI。スゴイ。
何とか大地が逃げ切ったところで互いに交代。
鳥羽、飯伏の打撃戦。体格に勝る飯伏優勢かと思われたましたが、勝ちに行った
タノムサクの恐怖の打撃が襲い掛かります。
飯伏のミドルキックをキャッチすると顎へ右ストレート一閃。一発でダウン。
カウント9で何とか立ち上がっただけの飯伏へ襲い掛かった鳥羽。
丁寧に頭部とボディーを打ち分けるとガードのなくなった顔面へストレート!
カウントギリギリでコーナーにもたれた飯伏へ非常のニーリフト連打。
チャンピオンを余裕で見下ろします。
MIKAMI、鳥羽と連続ダイビングフットスタンプを決めたスーサイドボーイズ
再び鳥羽の恐怖のコンビネーション。頭部とボディーを的確に打ち分け、
ガードが上がらなくなるや顔面へストレート!
棒のように崩れ落ちる飯伏、コーナーではなく近くのエプロンまで来て檄を飛ばす
大地の声に意識だけは何とか繋ぎます。
ロープへ振ったMIKAMIへカウンターのドロップキックを放ち、ようやっと交代。
大地が暴れまわります。
MIKAMI、鳥羽をタックルで吹っ飛ばすと、MIKAMIへサイドスープレックス
さらに狙ったブレーンバスターは相手コーナー側のため、鳥羽がカット。
MIKAMIが逆にブレーンバスターで投げきります。
ロープに大地を据えたスーサイドボーイズ、619とドロップキックのサンドイッチを
狙いますが、大地横に回転して回避。エルボーでふっ飛ばします。
再びリング上は鳥羽と飯伏。先手を取ってコンビネーションで攻め立てる飯伏ですが
ダウンをしない鳥羽。倒れこみながら渾身のバックハンドブロー!
救出に入った大地、エクスプロイダーからバックドロップ。
さらにカットに入ったMIKAMIへフロントスープレックス
再び鳥羽への攻撃を再開した大地、バックドロップは2カウント。
ダイビングボディーを狙いコーナーへ上がったところへMIKAMIがなんと
スワンダイブ式の雪崩式フランケンシュタイナー。ダイビングセントーン
追撃すると左右からの619、そしてさっきはかわされた619とドロップキックの
サンドイッチ攻撃を成功させ、MIKAMIのファイヤーバードスプラッシュ!
これは飯伏がカット。
標的を変えたスーサイドボーイズ、MIKAMIの張り手、鳥羽のストレート
勢いを利用してのスクールボーイはカウント2
油断した鳥羽へ大地が殴りつけるようなラリアット
その大地へMIKAMIのミサイルキック。さらにMIKAMIへ飯伏のミサイルキック。
その飯伏へ鳥羽がジャンピングハイキック。
全員ダウン!
起き上がった鳥羽、飯伏。再び飯伏の蹴り足をキャッチし放った
バックハンドブローはカウント2で大地がなんとかカット。
その瞬間にすでに飛んでいたMIKAMIのスワントーンボムは自力でクリア!
ここで揺れていた天秤は一気に王者側へ。
大地がぶん殴りラリアットからブレーンバスターに抱え上げ前へ落とすと
間髪いれず飯伏、ムーンサルト!がカウント2
さらに大地のジャーマンスープレックスから飯伏のジャックナイフ固めは
MIKAMIがスワンダイブ式ボディープレスでカット。
しかしもう止まらない王者、鳥羽のバックブローをかわして放ったハイキックが
顔面に吸い込まれると、ピクリとも動かない鳥羽をコーナー側へ引きずり
ファイヤーバードスプラッシュ!会場一丸となっての3カウント!
王者防衛成功。

第七試合、KO−D無差別級選手権試合・5WAYラダーマッチ

男色ディーノ

    VS

スーパー宇宙パワー

    VS

フランチェスコトーゴ

    VS

大鷲透

    VS

高木三四郎

前の試合が今日のベストバウトかと思ったら、さらに上回ったこの試合。
前哨戦の4WAYをも上回る好試合!
挑戦者は南側通路、王者は北側通路に控えゴング!
全員がリングに向かう中セコンドが入り乱れての大混戦。
最初にラダーに手をかけたのは三四郎でしたが、すぐにトーゴーがカット。
以後、乱戦をすり抜けた誰かがラダーに手をかけるたびに他の誰かが
カットに入る状況が続きます。
さらに数珠繋ぎの首四の字はラストになったディーノが繋がるのではなく
全員へ男色ナイトメア!
セコンドの介入が落ち着くとなぜか青コーナーにテープでくくりつけられている
ディーノ。混戦の中イタリア軍に捕まったようです。
ディーノの救出に向かうB52スペシャルですが、ディーノの側にいるアントン、
モリの目をごまかせない。
(客の)帽子を被り、(客の)マフラーを被り、(客の)カメラを構え、
一般人のふりをして近づこうとしますが、ガードの目をかいくぐれず、
1万円をちらつかせて開放を要求しますが、1万円だけ奪われ、蹴り返される始末。
その頃リング上は混乱を制した大鷲がラダーに登ろうとしますが、体重120Kg
ラダーの2段目に足をかけるとラダーが傾きます。レフリーのグレースさんも
反対側を支えますが、グレースさんごと倒れそうになるラダー。
ようやっと異常に気がついたセコンド二人がラダーを支えますが、時すでに遅く
トーゴーがスワンダイブのミサイルキックをラダーへぶち当て、阻止。
再び膠着したリング上が動いたのは、王者の戦線復帰から。
セコンドから受け取ったバイアグラでパワーアップすると殴られてもはじき返す
男パワーでシャイニングあてがい、三角とびあてがいで蹴散らし、
ラダーへ手をかけます。
登った反対から駆け上がるトーゴーのパンチを腰の動きで避けるとキス!
しかも結構長め。
ラダーから真っ逆さまに落ちるトーゴーを確認すると、ついにベルト捕獲。
王者防衛に成功!

試合後

ラダーの頂上でマイクを受け取ったディーノ。
ディーノ:「この5人、DDTで歴史もあって、TOPの5人が闘って、残ったのは私!私は落ちない」(ラダーを揺らすB52スペシャル)「私は絶対に落ちない」(さらに激しく揺らす)「いや、あんた達、物理ってもんがあるんだから・・・。」「2005年最もドラマな男、そして2006年も最もドラマな”ザ・ドラマ”この私に拍手を。」「今日こうして勝ったのは私一人の力もそうだけど、(セコンドを指し)あんた、あんた、あんた、あんた、(観客を指し)あんた達のおかげ。全員がチームなのよ!」「(発言聞き取れず)私達は、あんた達を、裏切らない!」
改めて呼び入れられた一宮社長。
本日を持って正式に引退する事を改めて説明。選手による胴上げの最後はお約束の
マット落下。
ディーノの投げやりな「D・D・T、ドラマ!」で締め。

三四郎集会

子供が生まれた事の報告。
女児で名前はレイちゃん(漢字不明)との事。
恐妻同盟を解散し来年より親バカ同盟を立ち上げるとの事!

感想

昨日といい今日といい、年内最終興行と言う事で各団体とも力が入っているのは
分かる。が、これほどまで面白くなるとは!
今日も特にセミとメイン。1000人に満たない程度のお客さんしか見てないなんて
もったいなさ過ぎるったらありゃしない。今日も3時間の興行でしたが、
集会が終わって時計を見るまで、3時間も時間が経っていることに驚いたくらい。
充実、満足のDDT終戦でした。
しかし、最後の最後にコーナーに登ったディーノをかっこいいと思ってたのは
不覚だ。