「RINGSOUL LIVE Vol.3〜新宿カス野郎プロレス〜」新宿FACE大会観戦記

結果と感想のアップ完了です。
北側の最後列にRODの外国人3人が観戦してました。試合前にはファンに囲まれて
サインと写真ににこやかに応じてましたよ。

試合前

ブラザーの昔の曲で入場してきたのはドレッドのかつら、
ヤッシーのユニフォームを着てきたマサロック!
カス野郎!と悪態をつきながら話し出そうとするが、なれない口調に
舌がもつれる。
そこへ再び流れる2BACKKA、スーツ、蝶ネクタイに身を固めたYASSHI登場。
これまた普段の口調とは違う真面目な口調で試合紹介を始めたYASSHIだが、
なれない口調に1試合紹介するごとに噛み噛み。
YASSHI:こんな話し方しーへんから、巧く話されへん!

第一試合、真のバチバチ決定戦

池田大輔(フーテン)、澤宗紀(バトラーツ)

          VS

石狩太一(フリー)、×原学(ビッグマウスラウド)

(大ちゃんボンバー)
始めてみる原学選手ですが、中嶋選手を髣髴させるような体つき。
ライバルの澤選手にも、格上の池田選手にも臆することなくどんどん
蹴りを放ち、ビンタを見舞い、打ち負けると本当に悔しそうな顔をする。
実にイイ!
澤選手も隙あらばひたすら蹴りまくるバトラーツ流を貫いてバチバチ
こちらも負けん気剥き出しでカットに出るときも容赦なし。
原、澤両選手の意地の張り合いが試合を盛り上げましたが、そんな中
一人居たのかどうかも怪しかったのが石狩選手。
調べると原選手とはH14年デビューの同期なんですな。
唯一のメジャー出身選手なのに・・・。

第二試合

×マスクド・ポコチン(リングソウル)

       VS

X[○ランジェリー武藤

シャイニングウィザード
ポコチン入場後リングアナの紹介でXの入場曲が流れると会場暗転。
設置されたモニターに映し出されたのは、控え室に戻ったばかりの澤宗紀
スタッフに手伝ってもらいながら慌てて生着替え。
というわけで、入場口に現れたXはランジェリー武藤
試合よりもなによりも生着替えが面白かったです。

第三試合、ブードゥー・マーダーズ VS KAIENTAI-DOJO

近藤修司、“brother”YASSHI(エルドラド)

        VS

大石真翔、×旭志織(KAIENTAI-DOJO)

キングコングラリアット
KAIENTAI-DOJOが誇るタッグチーム大石旭がどこまでタッグチームとして
コンブラに喰らいつけるかが楽しみだった試合ですが、期待にたがわぬ熱戦。
ただYASSHIでも大石旭より大きいという体格のハンデを覆すところまではいかず
近藤のパワーに粉砕。
もうちょっと体が欲しい!

第四試合、超刺激対決 ピープルズタッグvs極悪SUWA魔

小島聡(全日本プロレス)、×中嶋勝彦(健介office)

         VS

SUWA(フリー)、○諏訪魔(全日本プロレス)

ラストライド
ヒール軍が中嶋選手を捕まえて離さない展開の中、健介がいつもそうであるように
あえてカットに行かずに声を出し続けた小島選手。
その期待に応え、耐え反撃をみせた中嶋選手でしたがヒール軍の
というか諏訪魔のパワーが圧倒。
最後にみせたラストライド、色んなレスラーのラストライドを見てきましたが
1、2を争うとんでもねぇド迫力でした。
今日のいっちゃうぞバカヤロー!はその場跳びのエルボードロップ。
たまには正調のコーナートップからが見たいよぅ。

第五試合、TARUデビュー10周年記念特別試合 “極悪anniversary”

×TARU

   VS

?(試合前オーナーにより発表) [○天山広吉新日本プロレス)]
・試合前

TARU入場後、掛かった音楽で入って来たのはこれまたスーツでびしっと決めた
藤永RINGSOULオーナー。
TARUちょちょ、ちょっと待て、相手ってお前かいな?
藤永:10周年おめでとうございます。
持っていた花束を渡すが、TARU、投げ返す。
TARU

お前相手ならこんな衣装で出ることも無かったわ。メイクも時間かかっとるんよ。

藤永:

これまで色々やられて来ましたが、TARUさんのためのレスラーの前に
特別レフリーを用意しました!

入場ゲートに姿をみせたのは、和田京平レフリー!
TARU

まぁ10周年に相応しいレフリーやな。
これで選手が大鷲だったら怒るで。おぉーい!とか言われたら
こっちがおーいやで

藤永:それはそれでもいいんですが、相応しい相手を用意しました。
TARU

レフリーが和田京平だし、読めてきたでぇ。
(プロレスLOVEぽーずをとり)こんなポーズのヤツちゃうやろな。

藤永:ではお呼びします!
会場に掛かった音楽は「TENZAN」
音楽だけでは??な観客が大多数のようでしたが、流石にその姿が入場口に
現れると沸き返る会場。
藤永オーナーにより実は車のダッシュボードの中にフィギュア。
自宅にはロングホーン(入場用マスク?)が飾ってある程の
天山ファンである事をばらされたTARUさん。
本気で素に戻るTARU
ブードゥースタイルで行くことを宣言し奇襲!
(テンザンツームストンドライバー)
ローキックを軸に攻め込んだTARUでしたが、鉄パイプ、ムチは使わず真っ向勝負。
がっちり受け止めた天山。メジャー生え抜きの実力を見せつけ、堂々の圧勝。

・試合後

天山:

おい、TARU起きろよ。10周年らしいな。
団体は違うけどお前のやり方でプロレス界を盛り上げてっていけや
お前なら出来るぞ。10周年おめでとう!

握手するTARU、天山。
TARU天山、今日のところはこれくらいで勘弁しといてやる
藤永:いや、勘弁されたんでしょ
TARU

わしの方が年上やからな。天山広吉の男気を見たわ。和田京平もサンキュー。
神戸の震災から死に物狂いで頑張って天山までたどり着いた。
ワシの好きな倖田來未が言いよって「夢はかなうもんや」ってな。
ヒールやけどここにいる藤永とスタッフにありがとう。
次また来てくれるなら夢みさせたる。
んま、そーゆーこっちゃ!

TARU退場。
残った藤永オーナーにより大会終了アナウンス。
そして、次回11・11、RINGSOUL LIVE Vol.4にて新宿カス野郎プロレスFINAL。

感想

まずはTARUさん10周年おめでとうございます!
今回もなかなかもメンバーを揃えたRING SOUL LIVE Vol.3
前回ほど練りに練った、と言う企画はありませんでしたが、内容充分で
満足させていただきました。
光ったのは第一試合に出場した原学(BML)と澤宗紀バトラーツ
どちらも負けん気が強く、相手に対してガンガン攻めてビシバシ受ける姿勢が
非常に素敵。
それに引き換え、石狩太一・・・一人スタイルが違う点を考慮しても
しょっぺぇなぁ。
SUWA魔組も今回限りじゃ勿体無いなぁ。