マッスル11 下北タウンホール大会レポート

開始前

諸事情により会場が遅れて開場したのは25分遅れ。
その分開始もずれ込んでしまいました。開始待ちの間に我闘姑娘
さくらえみ選手と真琴選手がチラシを配っていたので、いただく事に。
アイスリボンにも言ってみたいよね〜。なんて相方と話してましたが
果たしてどうなるか。
通常38,000円のところ特別価格3,000円で販売していたマッスルDVD4を購入。
相方はメガネTシャツと迷った末にAmonwayのTシャツを購入してました。
着てるときに隣を歩きたくないなぁ・・・。そんないい感じの?胡散臭い感じに
仕上がってます。

あらすじ(ネタバレありまくり)

映像待ちの人はこの先は我慢して〜。

前半

遅刻して控え室に入ったアントン。
恐る恐る中に入ると中はごうかなケータリングルーム。
ここぞとばかりにむさぼり食べるいつもの面々と、面食らいながらも
食事を始めると、藤岡メガネと鶴見亜門プロデューサーが控え室へ。
各人へ明日の追加公演用の飛行機チケットと開場から200マイル離れた
ホテルの地図を渡す。
あまりのありえない状況に流石に首をかしげる面々。
リングに登場した亜門プロデューサー。
前回のマッスル・ハウス2から5ヶ月間が空いた事をお詫び。
その間の活動報告としてレッスルエキスポへの提供試合を観客へ報告。
が、内容はあまりに惨憺たる結果だった事。
そしてなによりパンフレットに載らず、結果もどこにも出ず、
亜門:

某夕刊紙に至っては第一〜第三試合の結果後、横棒一本入れて第五試合の結果を掲載!

そこで他の試合にあって自分達になかったものを考えた結果たどり着いたのは、
プロレス!!
エンターテイメント性を重視するあまりプロレスっぽさが無くなっていた事に
気付いた亜門プロデューサー。
エンタメを捨てプロレスっぽさを取り戻す事を宣言。
そこへ慌ててなだれ込んでくるマッスル達。
エンタメ性こそマッスルたる所以だと主張しようにも亜門が怖くて言い出せず
互いに押し付けあう始末。
趙雲が思い切ってマイクを持つが、あっさりチョークスラムで沈める亜門。
WCW以降プロレスを見ていなかった亜門プロデューサー。勉強のため
久々にニューヨークに拠点を置く、WCWの陰に隠れてすっかり忘れていた
WWEなる団体のプロレスを見たところ、コレが非常に面白い!
特に面白かったのはレッスルマニアのメインイベント。
コレを見ていて足りないものに気がついた、という事で藤岡メガネに
用意させたのはチャンピオンベルト!
王冠の様なデザインのベルトに刻まれたアルファベットは
IMGP
インターナショナル・マッスル・グランプリ
このベルトでレッスルマニアのメイン並みの感動をお届けする事を約束する
亜門プロデューサー。
亜門:

エンターテイメントは後楽園みたいな大きなところではなく、こういう
アングラ的なところでこそやるもんだ。

自分達のベルトができた事で大はしゃぎするマッスル達。
これから1年かけて長いストーリーを行う事を楽しみにする面々だが、
あっさり否定する亜門。
あくまでもやりたいのはレッスルマニアのメインとその前の煽り映像のみ
1年やるとコレだけかかる。と取り出したのは厚さ15センチにも及ぼうかという
ストーリー台本。
亜門:

これを5分に凝縮した映像を今この場で撮る!

改めて渡されたのは絵コンテ。レスラー以下スタッフにも配りいよいよ配役。
メインイベンター一人目はアントーニオ本多
二人目はチケットをいっぱい売ったマッスル坂井
三人目はDDT諸橋晴也
シングルじゃない事に文句を言う二人だが、完全黙殺した亜門プロデューサー。
今回のプロデュースの意図を明かす。
っぽさ
フィニッシュシーンをつなぎ合わせてWWEっぽい事をすれば、
プロレスっぽく見え、記者っぽい人たちが記事っぽいものを書き、
雑誌っぽいものに載る。
という訳で、皆が納得したところで撮影開始。
マッスル12 王者決定ロイヤルランブル 勝者アントーニオ本多
そして挑戦者が決定したのは、
マッスル13 挑戦者決定敗者追放金網マッチ 勝者マッスル坂井
マッスル14 IMGPタイトルマッチ調印式
諸橋晴也乱入、そして・・・
マッスルマニア、IMGPタイトルマッチ3WAYの舞台に立つのは
アントーニオ本多 VS 諸橋晴也DDT) VS 男色ディーノ
?!
リングから予告画面に入るため撮影場所に戻る際に花道で転んだマッスル。
プロレスラーの性なのか、起こして撮影場所に押そうとした
いつも協力してくれるスタッフを逆にロープに振り返すように撮影場所に
送ってしまい、それが何と映像として放映されてしまうという大失態!
マッスルの抗議も虚しく、「それで予告されちゃったから」と却下する
亜門プロデューサー。
レスラーの準備のため今撮った映像を放映する事に。
特殊効果が手作り感満載だけど、すげぇそれっぽい!
映像が暗転すると、マッスルマニアメインイベント!
まずはアントーニオ本多、そして諸橋晴也、最後に男色ディーノが入場し
いよいよ待ったなし。

IMWPヘビー級タイトルマッチ3WAY

×アントーニオ本多 VS 諸橋晴也DDT) VS ○男色ディーノ

パンツペディグリー → 体固め
試合は実況と亜門プロデューサーによる解説付き。
亜門プロデューサーによる諸橋プッシュの解説の中勝利をつかんだのは
いつもの素人スタッフさんこと男色ディーノ
ディーノ:

ここまで来るのは長かった。回り道して回り道して、たどり着いたベルト。
マッスルがプロレスじゃないとか言われているけど、リングがあって、客が入って、コレをプロレスじゃなくてなんて言うの。
まだまだマッスルは止まらないわ!

後半

結局1時間で終わってしまい、時間が余ってしまった亜門プロデューサー。
場繋ぎのため、舞台の告知の売り込みに来ていた人に告知の時間をあげる事に。
告知に来ていたのは元ガイアジャパンの女子レスラー、広田さくらさん。
辞めてから見たのは初めてだけど、現役時代に比べて随分ほっそりとして
べっぴんさんなりましたなぁ。
本当に舞台の告知だけをして退場。
結局ほんのちょっとしか時間を潰せなかった事を嘆く亜門プロデューサー。
道場破りでも来てくれれば・・・とつぶやいたところへ道場破りに現れたのは
どインディーマニアとして一部で名高い飯伏幸太DDT)。
喜んで対戦を受諾する亜門。
道場生には負けたら即追放!と檄を飛ばし送り出す。

飯伏幸太ゴールデンスター道場破りランブル7本勝負

試合前のレフリーチェックで飯伏のコスチュームに入っていた薬?を没収する
松井レフリー。何か分からずに首をかしげる??

・第一線 VS ×726

ハイキック → 体固め

・第二戦 VS ×ペドロ高石

ハイキック → 体固め

・第三戦 VS ×趙雲子龍

ハイキック → 体固め

・第四戦 VS ×Mr.マジック

ハイキック → 体固め

・第五戦 VS ×のじりくん(FUCK!)

ローキック → 体固め

・第六戦 VS ×酒井一圭HG

ハイキック → 体固め

・第七戦 VS ×藤岡典一

アンクルホールド → ギブアップ
あっさり破れた全員に破門を言い渡す亜門プロデューサーだが、
マッスル達の「明日の追加公演が出来なくなる」にかろうじて踏みとどまる。
飯伏選手に明日の追加公演も道場破りに来てくれるようお願いし、
再戦の際の勝利を誓い、かろうじて追放を棚上げされた面々へ
亜門プロデューサーは次のアイデアを明かす。
亜門:

もうエンタメの時代じゃない。ドキュメンタリーの時代だ!

映画を例に持論を展開する亜門プロデューサー。
今レスラーの間に広がっているドラッグをテーマにすでに予告を撮ってある
との事。タイトルは
スーパー・ストロング・ミー
今レスラーの間にはやっている副作用の強い座薬、アナロイドを30日間
1日三回投薬し続けたあるレスラーのドキュメンタリー。
あるレスラーとは男色ディーノ
フレンドの大塚氏によると18日目には副作用のため勃たなくなった。
その数日後には医者にも止められたが、それでも薬を摂取し続けるディーノ。
果たして・・・。
予告編には満足だったものの、ディーノ、そして飯伏までもがドラッグに
手を出していた事に騒然とする会場。
しかし、レスラーである彼らが投薬を受け続けても効果が分かりづらいのでは、
というマッスルの当然の疑問のため、本編では新たなる被験者を探す、
までもなく、監督である鶴見亜門が投薬される事に決定。
さっそく第一回目の投薬を受ける。
強くなったと言い、服を脱いだ亜門監督はすでに試合用コスチューム。
さっそくやる気満々の監督だったが、対戦相手と言う問題に直面。
映画にする以上、対戦相手にも条件が課せられる。
知名度があって
・監督と同じジュニアの階級で
・ムービースター

そんな人がこの場に道場破りに・・・、キター!
現れたのはAKIRA(フリー)

メインイベント

○鶴見亜門 (裏拳 → 体固め) ×AKIRA

亜門の全ての攻撃を微動だにせず受けきってみせたAKIRA
明後日に挙式を控える亜門さんもプロレスラーのチョップを胸を張って受ける。
互いによぎる、弱かった過去の自分の姿を振り切り、男と男の勝負は続く。
勝つための必死からマッスル達を乱入させた亜門だが、ものともしないAKIRA
AKIRAの厳しいナックルパートにも喰らいつく亜門。
ゆるやかな時間の手に汗握る攻防の中、AKIRAのナックルパートを避ける事に
成功した亜門がその勢いのまま鶴見家必殺の裏拳をAKIRAに叩き込む。
伸びきったところにカウンターで喰らったAKIRA、これを返せずついに3カウント!
AKIRA

亜門さん、裏拳効いたよ。あの裏拳ならあんたの大事な嫁さんを守っていけるだろう。プロレスラーは勝っても負けても勇気を与えてくれるものだ。今日のあんたは立派なプロレスラーだよ。
鶴見亜門、立てよ。自分で立って締めろよ。

AKIRAさんかっこよすぎです!
涙でぐしょぐしょの亜門さんへ舞台で共演する広田さくらから花束贈呈。
マッスルより明日の追加公演と、2006年中のマッスル公演は無い事。
2007年は1月3日夜後楽園ホール公演。
来年はどんどん儲けて、年末か再来年頭に日本武道館進出!との壮大な
プランが公表(おそらくでまかせ)
会場全員のマッスルポーズで締め。

感想

マッスルポーズの後そのままスタンディングオベーションですよ。
ネタを惜しげもなくぶち込み、飯伏もマッスル初登場の男色ディーノさえも
伏線の一つに消化する充実っぷり。
北沢タウンホールとの相性の良さをこれでもかと見せつけた公演となりました。
全てが全く同じだったら奇跡、と言い切ったマッスル。
明日はどんな変貌を遂げるのか、はたまた遂げないのか。
気になるったらありゃしない!