DDT新木場1stRING大会「NON-FIX10.4」観戦記

久々のNON-FIX観戦。開場1時間ほど前に着きましたが、
先日のオールナイトやマッスルとは比べ物にならない列の出来なさっぷり。
何なんでしょうね、この差は。
入場してすぐにアイスリボンの真琴選手ともう一人の方がチラシを
配布してました。もう一人の人、誰だったんでしょう?ゴメンナサイ。
全試合アップ完了です!

試合前(VTR)

控え室。
無我のシリーズを終え一ヶ月ぶりにDDTに帰ってきた蛇我井さん。
蛇:噂によると蝶野さんが出てるらしいじゃん。
MIKAMIにより三四郎がヒールターンし蝶野化した事。
さらには大鷲がベビーフェイス宣言した事を知り戸惑いを隠せない蛇我井さん。
蛇:ど〜なってんだ、俺様がいない間のDDT?!

第一試合

×松永智充

(ヨーロビアンクラッチ

アントーニオ本多

アントンが身体がドンドンレスラー体型になっているなぁ、と思ったら
松永君の身体がさらに分厚くなっててビックリした。
試合は手を捕って足を捕ってのいかにも第一試合的な第一試合。
そういう試合をしようとしたと言うか、この二人のレスラーが
大技に頼らないレスラーなので自然にそうなっちゃった感じ。
腕攻めに終始したアントンに対し、首攻めの松永。
松永のバックドロップがフォームといい素晴らしい一発でしたが3カウントに
至らず。
最後はアントンの飛びつき後方回転エビ固めから始まったエビ固め合戦を
制したアントンのヨーロビアンクラッチで3カウント。

第二試合

×趙雲子龍

(足四の字固め → ギブアップ)

ポイズン澤田JULIE

入場時から不機嫌を隠さないJULIE。
ラトルスネークには蛇拳?で対抗する趙雲でしたが、蛇そのものに
象形拳では勝てず。
JULIEにフルネルソンに捉えられると、コーナーを通じてから足だけで
ロープをつたって、巻き投げをしたり中華式背面エルボーを披露したり
奮闘する趙雲
JULIEもコーナートップに立った趙雲を呪文で場外へ投げ飛ばすと
自らコーナートップに立ち、トペ・コンヒーロ!
さらに椅子を使って痛めつける。
とどめのチョークスラムをラナで切り替えした趙雲
逆さ押さえ込みから中華式フットスタンプ、交差式ソバットから中華式619へ
繋ぐが、蹴り足をキャッチしたJULIE。
リング中央へ引きずり戻すと変形四の字。
ブレイク成功した趙雲へドラゴンスクリューからの正調足四の字で
あっという間にギブアップ勝ち。
なんだかポイズンさんの試合運びがヒールっぽかった。

第三試合

×中澤魔イケル、男色ディーノ

(クリップラーフェイスロック → ギブアップ)

諸橋晴也、諸橋正美

先発はディーノと正美。
最初は正美のグランドに付き合っていたディーノでしたが、進むにつれ
付き合うのに飽きたのか、手はいつも通り股間へ。
これですっかりペースを乱された正美が捕まる展開。
男色クローでコーナーに詰めたディーノ。レフリーノチェックを自らの尻で
ブラインドにして逃れたり、男色クローからの男色膝固めなど珍しい技を披露。
変わった魔イケルも変態スライドWithディーノ、さらには
男色クロー+アトミックドロップなど二人ならではの合体股間攻め。
さらに男色エクスプロイダー、男色式垂直落下ブレーンバスターなど
ディーノが正美相手に色んな技の試し切り。
いつ3カウントを獲って終わらせるのか?と言う状況でしたが、
最後の最後で男色ドライバーを踏ん張った正美がサソリ固めにディーノを
捉えると、頼れる兄が魔イケルの逆さ押さえ込みをキックアウトすると
背中を伝うように回転し、あっという間のクリップラーフェイスロック。
電光石火のギブアップ勝ちでした。
諸橋兄さんの身体が綺麗にビルドアップされてました。肉体改造は順調の
ようです。

第四試合

柿本大地、×ゴージャス松野、MIKAMI

(FTS → ギブアップ)

・試合前

MIKAMI:

おいおいおい、KUDO、何やってんだ。ヒールなんて聞いてないぞ。
今なら間に合う、戻って来い!

MIKAMIの説得にモンゴリアンチョップで返したテンザンKUDO
その間、アリス○トリストのネックレスを外そうとしたチョーノ三四郎
うまく外せず
三四郎ファッキン、ガッデム!
Team2サウザンアイランドの奇襲で始まると、2サウザンアイランド
連携攻撃は少ないものの、個人能力を生かした早いタッチワークでやりたい放題。
場外戦時に三四郎はゴージャスを捉えたまま、なぜかアイスリボンの真琴選手を
追っかけまわすくらいの奔放っぷり。
矢郷、KUDOの激しい打撃を受けまくり、果ては爪楊枝を4本額に刺された大地に
D箱の広報だったはずの某女史から
緑○:大地にな゛んでごどすん゛のよ゛〜!
大クレーム。
大地、MIKAMIの反撃も単発のまま最後はヤクザキックからのSTFを裏返しての
FTSでギブアップ勝ち。
しかし三四郎ヤクザキックはブサイクだ。
あとコスチュームが前回よりレベルダウンしていた。何で?

・試合後

三四郎

パンツを脱がすのはもう古いんだよ!
あんなのはオールナイトの酔っ払っている客にしか通じねぇ。
これからお前たちエセベビーフェイスに悪い事を仕掛けてやるからな!
俺達はア゛ー、俺達はエ゛ー、Team2サウザンアイランド!!

休憩中

10.22予告映像として謎のプロレスの試合が放映。
アメリカン・バルーン」選手のプロモ映像でした。
交渉がmixiだったりとか、左右のおっぱいを持ち上げての
オッパイアタックが出来るなど色物感丸出しですが、
じ・つ・は新日LA道場にも居たそうですよ。

試合前(VTR)

ポコ、ベアー控え室。
ポコ:前哨戦だ、頑張ろうぜ!
ベアー:お前も頑張れよ。
ポコ:まぁね・・・。
後の扉から現れたのは試合を終えた諸橋兄弟。
諸橋兄:お前らやれんのかよ!
にじり寄る諸橋兄弟。
ベアー:お前らことやれんのかよ!
睨み合う両者、の後ろでベアーの腕に護られるポコ。
諸橋兄:俺達は来週勝って、ホールにも勝って、俺達兄弟がチャンピオンだ!
諸橋弟:バーカ

第五試合

○フランチェスコトーゴー、モリ・ベルナルド

(イタリアンインパクト → 片エビ固め)

×ポコ高梨、ベアー福田

アントン:

ウェイビ〜なファ○クからのアロハオエ〜。
今日の前哨戦は髪の毛のある方のチームだ!早速入って来いよ、毛髪力のあるチーム!!

試合はいつも通りポコがひたすら捕まり、ベアーを温存する作戦の高梨組。
その作戦にのってみせた王者組によりひたすらポコがいたぶられる展開。
細かな反撃をしながら耐えて耐えた高梨がようやっとベアーにチェンジ。
全開のベアー、が大暴れ!と思った矢先に入場口に現れた諸橋兄弟。
ベアーを挑発すると、試合そっちのけで諸橋兄弟を追い掛け回し始めた
ベアー。諸橋兄弟に捕らえられ花道奥に消えていく・・・。
一人残された高梨。
なぜか場外で足止めしていたトーゴーまでリングに上げると
一人DDT+スタナー「まとめて」を狙うが一人だけでアスバンプという
悲しい結果。
圧倒的優位に立ったチャンピオン、既にヘトヘトな高梨をあっさりと
イタリアンインパクト葬。

・試合後

挑戦者チームを含め全員リングに並ばせたアントン。
乱入した諸橋兄弟を叱りとばす。返す刀であっさり挑発に乗ったベアーを
叱・・・らず、高梨をビンタ!
なんでだー!!!
アントンのマイク後に残された諸橋兄弟。
場内の大ハゲコールの中、ベルト獲りをアピール!
諸橋兄:ハゲで結構、コケコッコー!!
センス古っ!!

試合前

ディザスターボックス控え室。
大鷲に詰め寄るHARASHIMA
HARA:

今日はジェットさんがいないから言わせてもらうけどな。最近、ふざけすぎだ。今日もふざけたまねしたら、ただじゃ済まさないからな!

HARASHIMAに怒られた大鷲。コンビニに買出しに戻ってきた魔イケルに
八つ当たり。
魔イケル:今日こそは叱られないと思ったのに〜
しかし大鷲のその腕にはホワイトリング
ビーフェイスは止まらない。

第六試合

蛇我井満也、タノムサク鳥羽、飯伏幸太

(Team2サウザンアイランドの乱入により無効試合

大鷲透HARASHIMAマッスル坂井

今日もベビーフェイスを貫く大鷲。
クリーンブレイクで分かれれば、HARASHIMAの急所蹴りには叱りに入り、
相手にも「大丈夫ですか」と気遣いを忘れない。
さらには相手のスリーパーに捕まった味方の坂井のカットにも
「反則だから・・・」と躊躇するクリーンっぷり。
これにはさすがにHARASHIMAも怒りを隠しきれない。
終盤、大鷲HARASHIMAの連携を見せたものの、魔イケルのブラックボックス
足を止められた飯伏へブラックボックスを利用した蒼魔刀を放ち
フォールに入ると、大鷲がこれをカット!
ついに堪えきれなくなったHARASHIMAが大鷲へ張り手を放ち試合を放棄。
呆然とする大鷲へ一気に畳み掛ける正規軍。そこへTeam2サウザンアイランド
乱入するとノーコンテストの裁定。

・試合後

正規軍、ディザスター軍を蹴散らした2サウザンアイランド
リング上に捉えた長井、大鷲へ
三四郎

悪い事をするって言ったよな。そこでアイテムを用意した、テンザンKUDOカモン!

取り出したアイテムはサウザンアイランドドレッシング。
三四郎

おい、大鷲そのカチカチに固めた頭にシャンプーだ!
それから長井、てめーには毛生え薬だよ!!

それぞれに頭からサウザンアイランドドレッシングをぶっ掛ける。
三四郎

お前等エセベビーをぶっ潰してやるよ。俺達が反体制派ヒールユニット!
俺達はア゛ー、俺達はエ゛ー、Team2サウザンアイランド!!

大ブーイングの中、意気揚々と退場。
MIKAMI:長井さん、一緒にやりましょう!
長井:

俺は今年の春までDDTを認めてなかった。俺にDDTの楽しさを教えてくれたのは高木三四郎じゃなかったのかよ!無我で巡業に出ていた間も九州で、広島で、後楽園で、お前たちDDTファンがボードを掲げて俺を応援をしてくれた。俺がやってきたことは間違えてねえって思ったよ。DDTのファンに認められたこと誇りに思ってる。
いいか、俺たちがDDTのプロレスを取り戻すぞ。
俺は、お前たちが望む限り、お前たちの望むものを見せ続けるよ!

MIKAMI、蛇我井が握手!
長井さんのマイクがかっこよすぎた!最後なんてちょっとうるっと来た。
透ちゃんも上手いけど、長井さんはかっこよいセンテンスを選ぶセンスが
抜群だわ。

感想

大鷲のベビーターンに端を発した三四郎のヒールターンにより
「所属ヒール VS 外敵ベビー」というわけの分からない展開になった
DDTマット。
「僕らのエース」蛇我井さんは「俺様ベビー」大鷲透と手を組むんでしょうか?
ジェットが居ない事でついに決定的な亀裂が走ったディザスターボックス
去就はどうなるのか?
ドカンと大当たりという興行ではありませんでしたが、試合毎に確実に
成長を見て取れる選手のいる試合を見るのは実に楽しい。
そして風呂敷を広げ始めたこのストーリーをどう地方で繋げ、後楽園で
収拾つけるのか、楽しみが増えましたよ。