El Dorado新宿FACE大会「TREASURE HUNTERS TAG TOURNAMENT」

とりあえず全試合感想のみ。幕間の色々については後日


10分押しでスタート。
タッグチーム紹介VTRのダイジェスト版?が流れる。
そつなく纏まってて良い感じ。

第一試合

×青木洋介

シュガースポット

○バナナ千賀

DDT清水大会以来2度目の観戦となる青木選手。ミラノ体型で実に
見栄えの良い選手。ミラノみたいな複雑に絡まるジャベを使ったら
さぞかっこよさげなんだけど、オーソドックスな関節を使う選手。
逆水平のフォームは綺麗だったけど、得意のキックに切れが無いのが
辛い。
バナナ選手もUD:FIESTA以来2度目の観戦。前の時は6人タッグ
ごちゃごちゃしていた上に試合自体がバタバタしていて入場の印象しか
残っていなかったんですが、良い選手でした。
青木選手よりもかなり小さいのに、太ももが太かったのも好印象。
試合は丁寧に膝を攻めたバナナ。がむしゃらに攻めるだけの青木選手を
余裕でいなして極め技でしっかりフィニッシュ。
シュガースポットは逆足を折りたたんでの変形ヒールホールド?

タッグトーナメント入場式

タッグトーナメント開始の経緯を簡単に紹介。
選手入場。
キャッシングマシーンズ:清水基嗣、卍丸
         ↓
アーティスティックスカイハイ:ミラニート・コレクションa.t.、エルブレイザー
         ↓
ゴールデンエアネス:Ken45°、キング・ポコダ
         ↓
南京“ファッキン”レスリング部員:辻本恭史、日野本裕介
         ↓
大鷲透
         ↓
バラモンブラザーズバラモンシュウ、バラモンケイ
         ↓
ミラノコレクションA.T.飯伏幸太
         ↓
キングコングパワーズ近藤修司ディック東郷
選手を代表して辻本恭史より選手宣誓

第二試合

ベアー福田、×ギジェルモ・チャンゴ・秋葉

(卍落とし → 体固め)

清水基継、○卍丸

チャンゴも清水も、チョップ以外の打撃に力が無さ過ぎる。
あれじゃぁ客に痛さは伝わらないよ。
あとギロチン系の技も二人して使うんだが、二人共に高さも重さもない。
ベアーが使うならその場からずん、って落ちてもOKだけど
二人には見た目の重さが無いんだから、落差なりスピードで説得力を
つけないと。
あと得意技?のはずのロープを登ってのブルドッキングヘッドロック
綺麗に決められないのなら使うのはやめて。

第三試合

辻本恭史、○沖本摩幸、日野本裕介

ジャーマンスープレックスホールド)

大鷲透Ken45゜、×キング・ポコタ

今日も吊りパンスタイルで登場。お尻部分のMKWは
南(M)京都高校(K)レスリング(W)部の略という事ではないかと!
大鷲組は大鷲の入場曲で登場。
が、Kenがケースを開け始めエアギターの準備。
Kenを背後からすっ飛ばした大鷲、ケースからやる気満々で
ドラムスティックを取り出し、レッツセッション!
南京軍も辻本(エアVo)、沖本(エアサクソフォン?)、
日野本(マッスルポーズ)で参加。
ポコダは一人蚊帳の外。リングサイドを抗議の声を上げながらうろうろ。
試合は大鷲に勝ってタッグパートナーのアピールをしたい沖本が
もっと前面に出るかと思いきや、やられっぱなしのポコダにいいトコ
取られっぱなし。
とにかくひたすらやられ続けたポコダが南京名物の頭突きを
喰らいまくってヘロヘロになったところを沖本がジャーマンでピン。

・試合後

沖本が大鷲にパートナーのラブコールを送るが、セコンドにいた
バナナも立候補。
これに感動した大鷲によりパートナーはバナナに決定。
大鷲:優勝して佐久にバナナワニ園つくるぞ!

第四試合

ミラノコレクションA.T.飯伏幸太

(ATロック → ギブアップ)

×ミラニートコレクションa.t.エル・ブレイザー

ミラノとミラニートの初対決。ミラノが現在進行形の黒Ver.で
登場した事もあり、大小、黒白と随分見栄えがする対決に。
そのミラノ、現在進行形の黒ミラノで登場しただけあって
試合の組み立ても派手なジャベを押さえ、ヘッドロックチンロックなど
オーソドックスな関節、ハードヒットな打撃を使っての組み立てを
重視したストロングスタイル風。
飯伏選手もいつも以上にハードな蹴りで攻め立て、いつ3カウントが
とられてもおかしくないような状況でしたが、ミラニートがよく耐えた
よく粘った!
ランドハウスキックをマトリックスで避けて、ランドハウスキックを
ぶち込んでのナターレ・ビアンコは偶然なのか、そうしたのか、
かなりきつい角度でミラノの頭をマットに叩きつけ、あわや!
と言うところでしたが、これをカウント2でキックアウトしたミラノが
こうもり吊り落としからのATロックでギブアップ勝ち

第五試合

バラモンシュウ、×バラモンケイ

シュウ、ケイの区別が出来るようになるシュウのステップキックは
もうちょっと早い段階で出してもらえるとどっちがどっちか分かって
良いんですがねぇ。
シュウ、ケイがキックのコンビネーションを活用しディックさんを
攻め立てましたが、3カウントまでの道は険しく、終わってみれば
本命組が予想通りの圧勝。
ケイのミドルをキャッチした近藤がそのまま上へ放り投げて
どてっ腹にラリアットをぶち込んだところへ東郷さんのセントーン
これを返したのは頑張ったけど、その後の正調キングコングラリアット
決着。
卍の介入をもっと早い段階でやっていれば、中盤の流れが変わったかも
しれなかったですが、終盤もほんと終わり際に介入してもなぁ。

・試合後

DRAGON GATE谷嵜なおきが登場し、近藤、大鷲、辻本に
上から目線で噛み付く。
会場半分くらいが声援でこれを迎えました。
次回新宿FACE大会より参戦予定。
しかし相変わらずマイクが下手だなぁ、谷やん。

感想

トーナメントは予想通り本命組が勝ちあがりました。
El Doradoの勢力変化のためにも、わずかながら勝ち目がありそうな
バラモン兄弟には大波乱を起こして欲しかったんですが、鉄板でした。
残念。
近ブラ、大鷲の先輩組とそれ以下の後輩組の違いがなんだろうと
思ったら、試合の見せ方というか、攻め方のバリエーションの幅の差
と言うのが一つあると思いました。
後輩組は誰と当たっても、どんな試合でも自分達がやってる事が
一緒のように見える。それを克服しないと、特にエルドラの客は
ガッチリ固定客なんだから、先が見えちゃってる試合は当然ノリ辛いよ。
この辺を改善していかないと、永遠に良くて現状維持のままだと思う。