NEO川崎市体育館大会「NEO WORLD 2007」
入りは1階席は満員。2階席は半分に足りるか足りないか。午前中雨だった事を思えば
なかなか健闘じゃないかと。
入場式
入場順:野崎渚 → 勇気彩 → 松尾永遠 → 宮崎有妃 → タニー・マウス →
井上京子 → 三田英津子 → 元気美佐恵 → 田村欣子
選手代表挨拶:元気美佐恵
元気:3年ぶり川崎、戻ってきました。この時間、この場を選んでいただき、本当に×3
ありがとうございます。今しかない時間(書き取れず)選手一同気合入りまくりです。
思う存分、ドキドキ、ワクワク、熱くなって帰ってください!
第一試合
×野崎渚
最初のリストの取り合いが極める前に動いているのかもしれないんですが、
極めてないのに返している風のダンスみたいに見えて正直、萎えた。
切り返し、切り返しにしたってきちっと極めているのを見せないと駄目だと思う。
試合は体格に勝る勇気が優勢。勇気のエルボーはなかなか良かった。
野崎が途中からバテバテで、なんとか頑張って切り返したり、丸め込んだり
していたけど、勇気が優勢のまま、STFでギブアップ勝ち。
第二試合、ヒートアップ・ザ・シャイニングスター2007
○植松寿絵、輝優優
(輝:エルボー → 植松:回転エビ固め)
×市井舞、佐藤綾子(共に伊藤道場)
久々の市井選手でしたが、以前のバタバタ感がすっかり鳴りを潜めたと同時に
良さだった相手なんかお構いなしにガムシャラに突っかかっていっていた
暴れん坊も鳴りを潜めてしまってちょっと残念。
今日は佐藤選手がガンガンいってよかったですが、うえまつらんの壁ははるか高く
最後まで「君たちどこまでやるの?」な余裕を崩せずに敗北。
最後は輝のエルボーでふらついたところを逆立ちで待ち構えていた植松の
回転エビ固めでがっちり。
第三試合、ハイスパート・フレッシュバトル2007
○松尾永遠
(ドラゴンスープレックスホールド)
×栗原あゆみ(フリー)
ひまひま。がアイドルレスラーランキングをつくるならTOP5入りは確実の2人の対決。
栗原選手はドロップキックと裏投げが良かったけど、思い返すとそこしか印象が
残ってない・・・。
松尾選手のマックを見たかったけど、今回は見れず。最後はハイキックからの
ドラゴンスープレックスで勝利。
第四試合、NEOマシンガンズ軍vsさくらリボン軍7vs7全面対抗戦
さくらリボン軍が勝てば甲田社長とさくらえみ即結婚式スペシャル ツインリング(ひとつはアイスリボン用マット)採用時間差バトルロイヤル
【ルール】試合形式は計14選手の時間差バトルロイヤル。入場順は各チーム交互となり、
最終的に優勝した選手のいるチームと勝ちとなる。
また、大日本プロレス川崎大会の名物ツインリングを採用。ただし、アイスリボンで
活躍する選手が多いため、会場内にアイスリボン用のマットを設置し、リングと
アイスリボン用マットが試合の場所となる。
なお、さくらリボン軍が勝てば、NEO甲田社長とアイスリボンさくら選手が結婚できる。
【さくらリボン軍】さくらえみ、春山香代子(JWP)、米山香織(JWP)、真琴(アイスリボン)、りほ(アイスリボン)、山本KIDゆうき、X(黒田哲弘)
入場順:宮崎有妃 → さくらえみ → タニー・マウス → 米山香織 → 希月あおい → 春山香代子 → 豊田真奈美 → 真琴 → 趙雲子龍 → りほ → チェ・リー → 黒田哲弘 → 闘牛・空 → 山本KIDゆうき
退場順:希月あおい(フォール) → 豊田真奈美(OTR) → 闘牛・空(フォール) → 米山香織(フォール) → 春山香代子(フォール) → 趙雲子龍(ギブアップ) → りほ&KID(はずかし固めにより同時ギブアップ) → 黒田哲弘(OTR) →チェ・リー(ラ・マヒストラル) → 宮崎有妃(ラ・マヒストラル) → さくらえみ(フォール) → タニー・マウス(OTR)
さくらリボン軍、真琴が残ったため、さくらリボン軍勝利!
・試合後
希月の「てんとう虫のサンバ」、宮崎の「CAN YOU CELEBRATE?」の間に
ウエディングドレスを着たさくらえみ。甲田社長との婚姻届にサインを入れようと
するが、甲田社長の「これ以上怪我が増えるのはみていられないから、引退してください」
との寿引退要請。
これに、希月、りほ、聖菜、みなみ飛香、が大反対!
さくら:ゴメンナサイ
婚姻届を破り捨てるさくら。
これに納得いかない甲田社長がキッズ達に八つ当たりをしようとするが、
逆に反撃をくらい3カウント。
さくら:皆さん、私は、プロレスと結婚します!
第五試合、メガモンスター"巨大空間"ウォー2007 AWA世界女子選手権試合
○アメージング・コング(JWP)
(スパイラルボム → エビ固め)
井上京子
女子でも屈指の超大型レスラーの対戦は、男子の試合でもなかなか無い、大肉弾戦。
今日の京子選手は「明るく、楽しく」は無しでチャンピオンの得意の土俵に
上がっての真っ向勝負。
チャンピオンもこれに対して真正面からぶち当たるど迫力ファイトで応戦するから
二人が受身を取るたびにリングが揺れる揺れる。
そんな激しい試合を制したのは、チャンピオンのアメージング・コング
井上京子を受けきっての完勝ですよ。
井上京子も器用なレスラーだし、いなしたりすかしたりしようと思えばいくらだって
出来たと思うのに、あえて真正面から行ったのはお見事です。
第六試合、タフ・アンド・ラフ・デッドリーランブル2007 ハードコアルール
○三田英津子
(デスバレーボム → 片エビ固め)
第七試合
第八試合、夢の対決!川崎フルボルテージ NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル選手権
○田村欣子
(ランニングエルボー → 片エビ固め)
×浜田文子
田村様が凄かった。
絶対の受身の自信に支えられた、のらりくらりのペース作りで要所要所で技を挟んで
流れはぎゅ、っとつかんだまま。
序盤〜中盤は相手に攻撃をさせながら、自らはストレッチ技でじわじわとスタミナを削り、
終盤、一気に攻めに転じると、鋭いエルボーとコブラクラッチスープレックスで
頭部に怒涛の集中砲火。
何ていうか、三沢の受けっぷりに、小橋の攻めを思わせるそのスタイルと、スタイルに
見合った「負けない上で勝つ」戦略の見事さにただただ感心。
そりゃぁこの王者、簡単に負けないし12ヶ月連続防衛もするよ。
納得。
そんなわけで、試合は一生懸命攻めた浜田の攻撃を受けきって、がっつりエルボーを
叩き込んだ王者の完勝で13度目の防衛成功。
・試合後
完勝した王者のマイク
田村:ご来場ありがとうございました。これからもNEO、タムラ様が女子プロレスを
面白くしていく。いいか、これは(聞き取れず)タムラ様がケッテー!
感想
終わってみれば4時間半の長丁場。最後の方は底冷えする会場に集中力も途切れかけ
ましたが、面白かったです。
井上京子や、三田絵津子や、豊田真奈美といったビックネームより下の世代の
オールスター戦のようだった今大会。
直接対決をしたアメコンは井上京子の真っ向勝負に完勝し、三田とハードコアルールで
闘った木村も試合には残念ながら敗れたもののその内容は圧倒。
セミの今が盛りの選手達の試合が一番の盛り上がりを見せ、個人的には女子プロレスの
世代交代を始めて実感しました。
あと、今日の何よりのビックリは、真琴の初勝利に立ち会えた!
最近アイスリボンで随分と前向きな成長をしているとは聞いていたけれど、いやぁ、
これにはビックリした。