DDT後楽園大会「Aprilfool 2007」観戦記

前説

新藤リングアナ、もう初っ端からカミカミ(笑)
結婚1周年という事で、めでたいはずなのに、カミカミ。
そしてそのたびに降り注ぐようしゃないブーイング。
新藤:なんだかんだ言って、俺様、ブードゥー・マーダーズよりブーイング受けてるもんね!

幕間

先に登場した挑戦者チーム
マイケル:俺たち初のタイトル挑戦だね、松っちゃん。でも、第一試合ってどーゆーこった!
さらにタイトルマッチでは当たり前の前振りVTRも無しという仕打ち。
これに対しマイケル、自費で外部にVTRを発注という強攻策に。

第一試合、CMLL認定 KO-Dタッグ選手権試合

×諸橋晴也、マサ高梨

(TooヤングToマイケル)

○中澤マイケル、松永智充

防御には滅法強いが、攻める際に弱点になる頼みのヌルヌル。松永のまとめて、
マイケルのマイケルドントクライと流れを掴む決定的なチャンスで自滅。
が、彼らを救ったのもまたヌルヌル。終盤諸橋のクリップラーをヌルヌル補給で
脱出するとやってられん!とばかりにレフリーに詰め寄る諸橋。
ここから流れが混沌。諸橋のジャーマンをレフリーにしがみ付いて防いだマイケル。
カットに入った高梨を松永がヌルヌル、水鉄砲で止めている間にマイケルが
ヌルヌルじゃなくてスルスルっと丸め込んで、3カウント!
攻撃になんていうかストーリーがあった挑戦者組が、タッグチームとしてはやや
纏まりを欠く王者を自分たちの世界に引き込んで見事な勝利だったけど、こんなに
笑ったタイトルマッチ・・・第一試合だよなぁ。

大鷲透欠場挨拶

大鷲:エイプリルフール、と言いたいところですが、肩が上がらない状況です。俺様のファイトを楽しみにしていた方、今日はどうもすいませんでした。

幕間?

スクリーンに映し出されたのは脚立控え室前。
試合開始前に脚立からベルトを引っぺがすべく強襲したマンゴー&ドリアン。
が、扉を開けるとすでにゴージャスと佐野が脚立に襲い掛かっている最中。
あわててなだれ込んだ新蛇界の後からさらにもう一人、同じ事を考えた人物が。
脚立に襲い掛かろうとしたアントンだったが、すでに控え室は修羅場の状況。
この状態でゴング!

第二試合、アイアンマンフォー・ザ・バトルロイヤル

参加選手:脚立(693代王者)、ドリアン澤田JULIE、マンゴー福蛇、MIKAMI、佐野直ゴージャス松野アントーニオ本多
とにかく脚立のいやらし〜いテクニックが冴え渡る。
どんなに相手の技を喰らっても、じみ〜に相手の肘や腰に爪を立てじわじわと
ダメージを与え、すぐにフォールをさせない。
仕掛けた相手がフォールの体制に入る頃には別の人がカットに入るという状況。
気がつけば10分。王者が完全防衛に成功のため移動なし
びっくり!

第三試合

飯伏幸太、タノムサク鳥羽

タイガースープレックス'85)

澤宗紀バトラーツ)、吉川祐太(バトラーツ

インディーサミットで着火した火花がDDTにも登場。
が、今日の試合で光ったのは鳥羽選手のパンチテクニック。
1人だけボクシンググローブをつけてるっていうのに、ガードの間をすり抜けて
パンチがビシバシ当たる当たる。
雑になりがちなバトラーツ勢の打撃を翻弄。
今日も熱くやりあった飯伏と澤でしたが、今日は飯伏が終始、熱くなりすぎる自分を
無理矢理抑えたかのような、ハードな打撃に冷静な試合運びでガシガシ削る。
最後は吉川選手をブッコ抜くようなタイガードライバー'85で3カウント。
そして試合後も突っかかる澤に応戦する飯伏。
次はシングル?だったら感情むき出して暴走する飯伏が見たいぞ!
初めて見た吉川選手はバト勢らしい負けん気の強さとタイツの配色の変さが
インパクトな選手でした。ちっちゃいからもうちょっと身体に筋肉つけないと
打撃が軽く見えちゃいますね。

試合前

マッスル、KUDO、ディーノ入場。
今日のディーノ、すこぶるおとなしく、狩りはなし。リングに上がると正座。
マッスル:んで、ど〜すんだよ。こんだけのお客さんの前でよ。
ディーノ:エイプリルフール、で許されないわよね。
マッスル:ディーノ、お前切腹しろ!俺がこのヌンチャクでボコボコに殴った後ヌンチャクで切腹しろ!
ディーノ:あ〜ぁ、丸藤正道さんがいてくれたらなぁ
というベタベタのコントが終わったと同時に会場に流れたのはHYSTERIC
ひまひま。がNOAHっ子だから余計にそう感じたのかもしれませんが、DDTなのに?
DDTだから?すっげぇ盛り上がった。
丸藤の姿が花道に見えた瞬間、会場のテンションゲージが急上昇しましたよ。

第四試合、エイプリルフール特別試合

男色ディーノ丸藤正道(NOAH)

(丸藤のトラースキックで倒れこんで → 体固め)

KUDO、×マッスル坂井

リングインしてもディーノに近づこうともしない丸藤。レフリーチェックも自軍の
赤コーナー前ではなくニュートラルコーナーで。
ディーノにさっさと先発を押し付け、ゴング。
注目のディーノとのファーストタッチは、股間タッチとミドルキックをお互いが
防ぎ、一息後のタッチワークシーン。
背中から後ろ向きにコーナーに戻るディーノの姿に油断していた丸藤。
ディーノの背中に触れようとしたところ、ディーノの手がするっと股間へ。
完全に油断していた丸藤の驚きっぷりったら。
初の合体攻撃は丸藤がKUDOのバックをとったところに忍び寄ったディーノの
丸藤へのファイト一発。ちゃんとした合体攻撃は丸藤のトラースキックから
ディーノのパンツイン。そしてスワンダイブしてのハイジャック式男色ドライバー。
ここで油断させといたディーノ、マッスルを羽交い絞めにして攻撃を仕掛けさせると
自らマッスルを横に放り、丸藤を抱擁即接吻!
やはり、丸藤もディーノの毒牙に。しかし丸藤も、やられてばかりじゃいられない。
ディーノを踏み台にしてのWの不知火。さらには迫るディーノにトラースキックを
ぶちかまし、不知火で倒れていた坂井の上に重ねて強制終了。

試合後

タッグ結成を迫るディーノに本気で嫌がる丸藤。
丸藤:夜も試合があるけど、絶対上がるなよ!ふりじゃなくて本気だから
そのコメントがますますふりにしか聞こえない。
だってここはDDT。会場の客全員の「あぁ、夜上がっちゃうんだぁ」っていう
心の声が聞こえた(笑)
心底嫌がる丸藤に対し
ディーノ:試合には上がらないわ、でも控え室に居続けてやる。
丸藤:あそこの控え室、秋山さんだぞ。
秋山の名前をだして脅しにかかるが・・・
ディーノ:アッキーは理解あるから
とあっさり。そうだよなぁ、ディーノがNOAHの選手会興行に登場したのだって
元々は秋山が発端だし、ついこないだもストーカー市川とやった人の名前出したって
そりゃぁ説得力に欠けるってもんでしょ。
二人でディファカップの声もかかり、いよいよディーノ、観客に追い詰められた
丸藤はそそくさと退散。追うディーノに立ち塞がったのは丸藤の付き人?の谷口。
両手を広げてディーノの前に立った谷口に躊躇することなくキス!
谷口選手、可哀相・・・。

幕間1(VTR)

バックステージに控える脚立に近づいたのはグレースレフリー。
脚立を倒すと、抱えていた愛犬を上に乗せ
グレース:待て。
そして自ら3カウントを叩き、王者移動!
694代王者:グレースさんの犬

幕間2

あと1週で謎を解き明かす!と大見得を切ったアントンだったが、状況は全くの
手詰まり。
分かっているのは、
前回後楽園大会に来ていたハワイアンの中に柿本大地の実の父親?がいるはず。
という事だけ。
困り果てたアントンだが、ロッカールームのある選手の鞄の中に何かを見つける
アントン:謎は全て解けた!

試合前

アントンの謎解きコーナースタート。
23年前、クイズ大会に優勝した父は賞品のハワイ旅行を獲得。
母信子とハワイに旅行に。
その時のイケメン添乗員こそがキング・アラモアナ。
アラモアナに一目惚れをしてしまった母信子は一夜の過ちを犯してしまう。
が、賞品のハワイ旅行は1泊2日叶わぬ恋の過ちはそのまま23年の歳月と
なったのだった。
という事で、大地の本当の父は、キング・アラモアナ。

第五試合

プリンス・トーゴー、Koo、○キング・アラモアナ

PHS → 体固め)

×柿本大地、星誕期、猪熊裕介

柿本を攻めることが出来ないアラモアナ。アントンの衝撃の事実は柿本よりもむしろ
味方の猪熊と星誕期に衝撃を与える結果に。
羽交い絞めしたアラモアナへの攻撃を大地が誤爆すると
猪熊:裏切ったー
星誕期:裏切られたー
と勝手に心身ともにダメージを受ける事に。
試合はアラモアナが暴走。チームプレイより親子の情をとり味方のプレーにまで
カットに入り大地をかばう。
険悪な空気が流れる中、とどめのイタリアンインパクトまでカットに入った
アラモアナに本気を感じたのか、ついに大地が心を開きアラモアナと抱擁。
感動のエンディング
と思わせた瞬間、抱き寄せた大地をアラモアナがロックボトム!
まともに喰らった大地へ容赦なくピープルズハワイアンスプラッシュで3カウント。

試合後

3カウントのゴングと共にリングに登場したのは大地の兄、柿本元気。
その手にはドッキリの看板。
これで大円団、と思いきや
柿本:俺がハワイ人だなんてー!
アントン:ドッキリって知ってる?
柿本:だから、俺がハワイ人なんだろ?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
アントン:お前、もっと国語勉強しろよ
大地だけが状況を良く飲み込めていないまま、強引に幕。
大地・・・本当に・・・、客どん引き。

第六試合、KO-D無差別級選手権試合

HARASHIMA

(蒼魔刀 → エビ固め)

×高木三四郎

えぇっとすっかり静かになってしまった会場というハンデをもってスタートした
チャンピオンシップ。
挑戦者は前哨戦までに準備万端痛めつけてきた膝へ今日もこれでもか、と
攻め立てるが、攻めたままでは終わらせない王者。
三四郎が持ち出したテーブルを逆にセットすると、スワンダイブの場外弾で
三四郎ごとテーブルをまっぷたつ。三四郎反撃のマッケンローを後ろ向きのまま
飛んでかわすと一気に山折りから蒼魔刀を放つが、三四郎が飛んでくる膝へ向かって
ドロップキック!
動きが止まったところへさらにコーナートップから低空ドロップキック、足四の字と
繋ぎパワーボムHARASHIMA反撃のスワンダイブフォアアームも空中でスタナーに
切って落とすが、王者もやられたままでは済まさない。
シットダウンヒマワリボムを裏デュランダルに切り返すと足をクロスしての
ファルコンアロー。山折り、蒼魔刀を完璧に決めるが、カウント2
ハイキックをラリアットで迎撃するとローリングラリアットから髪を掴み引き起こしの
ラリアットからついにSHB炸裂。
負けられないHARASHIMAが肩を上げると三四郎は再び肩車に抱え上げるが、ここで
リバースフランケンシュタイナー
起き上がれない両者、なんとか膝立ちで近づくとフルスイングでビンタを打ち合う。
ここで打ち勝ったのは三四郎。強引に手数で勝ると立ち上がって強引にラリアット
1で返したHARASHIMAが放ったのはなんと頭突き。頭突き3発でコーナーに追い詰めると
距離をおいてランニング頭突き。
ふたたび大上段に構えての蒼魔刀で切りかかるが、渾身のラリアットで迎撃。
気合もろとも立ち上がった王者、左右のハイキックでダウンを奪うとついについに
蒼魔刀を叩き込み3カウント。

試合後

大勢の観客の前で負けたことを素直に認めた三四郎。王者を讃えると、
三四郎俺は、年内で引退する!
爆弾発言。動揺するHARASHIMAへ檄を飛ばすと、
三四郎うそだー!
思いっきり騙されました、ちっくしょう。
散々盛り上げて退場した三四郎の後を受けたHARASHIMA、飯伏を呼び寄せ
これから共闘していく事を宣言。
HARASHIMAディファカップは通過点。DDTを盛り上げてくぞ!

感想

というわけで頭から尻尾まであんこがきっちり詰まった大変面白い大会でした。
セミ後のあれがなきゃぁ、メインももっと早くから盛り上がれたんだろうけどなぁ。
それがちょっと残念。
ひまひま。注目の丸藤は同じコーナーに立ったという事もあり、ディーノワールドに
どっぷり。と言うわけにはいかず。ふくらはぎく位の浸かり方。
先の楽しみ、になるのかなぁ。
メインは本当にHARASHIMAがよくぞ踏ん張った。なりふり構わない頭突きを見た時に
一皮向けたんじゃないかと思いました。
これからの防衛ロードが楽しみになりましたよ。



観戦後、新宿でブラブラ。