DDT後楽園大会「God Bless DDT 2007」

むぅ、最近生観戦はDDTの後楽園くらいしかしてないなぁ。
というわけで、こちらも久々のプロレスです。

試合前

新藤リングアナによるいつもどおりの噛んだり噛まなかったりの前説。
入場時に配られたアンケート用紙に関する説明あり。
新藤:例えば見たくないレスラーのところに、高木三四郎なんて書いたりすると、年内最後の大会なのに社長のダークマッチ、なんて見られるわけです。

いつもならここでFireが流れて三四郎リングイン!となるところですが、
今日は音響の会場さんと前説にはFireを流さない事を約束済み。

レスラーは入場曲が流れないと登場出来ない習性を逆手にとり、してやったりの
新藤リングアナだったが、そこに流れたのはチャンピオンHARASHIMAの入場曲。
そして、


おーれーはーHARASHIMAだあ
うーなーれー山折りズドン


出だしをとちったためかメロディまるで無視の名古屋大会で披露した自作の歌詞を歌い
登場する三四郎
三四郎君にスタナーをかけに来ました。君にスタナーを決めないと興行が始まりません!


なんたる理不尽(笑)


なんとか逃れようとする新藤リングアナだったが、スタナーも無事決まり、
会場にはオープニングVTRが流れだす。
スタナーを喰らう新藤リングアナ、ってあっという間に定着したというか、
させられたなあ。

試合前(VTR)

控室前、いつもの用にリングアナ不在を責める、金に髪を染め、胡散臭い外人みたいな
面持ちの藤岡メガネ。
カメラがターンした先に映った今日の特別リングアナは、


大家健


ガッカリ吐息の漏れる会場たったが、映像は続き、大家の後ろから現れたたっぷりタラコマン。
たらこミストをを大家の顔面に吹き掛けると、特別リングアナの象徴である
大きなリボンを奪い、


キメっ!

第一試合

○柿本大地、諸橋正美

(ぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールド)

趙雲子龍、×美月凛

ロングパンツに変えた大地が実にモッチーそっくりだった。
身体は肩周りが以前よりまだ細いような印象。

さて試合。
歌舞伎町の夜の華、と紹介コールされたホストレスラー美月に対し、間違いなく
一方的かつほぼ理不尽な憤慨を持って対した柿本、正美組。美月を捕まえると
早いタッチワークで痛め付ける。
一人、体格がずば抜けた大地の安定感と力強さは変わらずで、相変わらず奇麗な
カウンター式のフロントスープレックスや、スイングDDTの旋回を止めての
ジャックハマー風のブレーンバスター等で攻め立て、最後は場外の趙雲の伸ばした手を
もろともせず、ぶっこ抜きジャーマンで悠々の3カウント。

美月選手がムーンサルトを使ったけど、同じ団体にもっと綺麗で、もっと正確な
空中技の使い手の飯伏幸太がいるから客も目が肥えてるし、説得力を得るのは
大変だと思う。

第二試合、DDTエクストリーム選手権試合

【ルール】ノーノーDQマッチ10分間アイアンマンマッチ
両者が反則をしないように、極めて厳正なレフェリングの中行われる完全決着ルール。
仮に反則した場合には5カウント数えられず、即座にDQ(反則)をとられる。10分間の間で
3カウント・ギブアップ・反則勝ちを多く取ったほうの勝ち。

男色ディーノ

(時間切れ同ポイントのため引き分け)

△Koo

とにかく松井レフリーの厳格過ぎるレフェリングにこのルールの厳しさが伺える。
ディーノは男色殺法は勿論のこと、真面目モードの際にリズム作りに使用する
ナックルパートも反則裁定によりリズムが掴めず。
ではKoo様の一方的な試合になるかと思いきや、Koo様はKoo様で、ダウンした相手を
起こすのに髪を掴む癖があり、これまた反則裁定に。
そんなわけで共に二の矢が継げないまま、ぎこちない攻防が展開。
先に打開策を見出だしたのはディーノ。
死ね〜ぇからの胸筋いじり、グランドのでの尻タッチはセーフの裁定がくだり、
更に生尻を弄り倒す。
Koo様のアピールにも裁定は変わらず、ついにナイトメアアピール!
固唾をのむ会場の視線を一身に浴びた松井レフリーの判定は、

セーフ!

これに動揺したか、ディーノに次々とポイントを許したKoo様だったが、
そこは先月まで団体の看板たるシングル王者として君臨していた経験は伊達ではなく、
正攻法でポイントを取り返し、時間ギリギリにタイスコアへ持ち込み、引き分け。
ここまでのポイントロストは以下。

ディーノ:ナックルパート -1
Koo:ダウンしたディーノの髪を掴み -1
ディーノ:男色スタナーによる急所攻撃により -1
Koo:再びダウンしたディーノの髪を掴み -1
ディーノ:Koo互いの急所と髪を同時に掴み、両者 -1
Koo:ロープブレイク後に技を解かず -1
ディーノ:コーナートップに登り -1
Koo:ディーノによる凶器使用のアピールを認められ -1
Koo:レフリーに対する攻撃により -1
ディーノ:Kooのジャイアントスクールボーイによる3カウントにより -1
ディーノ:Kooのランニングニーリフトからの片エビ固めによる3カウントにより -1

サドンデス

男色ディーノ

(チョーク攻撃による反則)

×Koo

ゴング直後誘うかのように棒立ちになったディーノの首へ手が延び、チョークスラム
体勢に入るや否やこれをチョーク攻撃とみなしたレフリーの要請によりゴング!

第三試合

高木三四郎ポイズン澤田JULIE、タノムサク鳥羽

(バックハンドブロー → 片エビ固め)

飯伏幸太KUDOヤス・ウラノ

レジェンド軍対本隊?の試合。
ポイズンさんのニューコスチュームへのツッコミはさておき、三四郎選手の
カナディアンバックブリーカーや、切れ味の増したポイズンの呪文など、
この試合で目立ったのはレジェンド軍。
本隊が決して調子が悪いわけではないんだろうけど、これが時の勢いの差なんだろうか。
中でも、KUDO、飯伏と真っ向からの打撃戦にでた鳥羽選手が凄かった。
打ち負けてもすぐに立ち上がり、殴り返す、蹴り返す。
試合の勝敗を分けたのはこの鳥羽選手の見せた気迫の差だったと言い切ってもいい。
最後はKUDOの左右のバズソーキック3連発をキックアウトして
叩き込んだストレートからのバックハンドブロー。

第四試合、マッスル坂井プロレス大賞新人賞への道 涙の5番勝負 第2戦

マッスル坂井

    VS

森嶋猛(プロレスリングNOAH)

東スポプロレス大賞新人賞を強制的に目指す事にされた坂井のために無理矢理に
シリーズ化された涙の5番勝負。
2戦目にしておそらく現在日本最重量レスラーであろう森嶋猛が登場。
ここで森嶋が出たら残り3戦の人選は相当苦しくなりそうなんですが、どうするんだろうね。
試合は会場直後、ロックアップ後森嶋が簡単にロープに押し込んだ時点で坂井の顔に陰り。
不用意にロープから離れた坂井にさっと懐に潜り込んみバックドロップの体制に入った森嶋。
坂井の足がリングから離れかかる。坂井、慌ててロープに手を延ばし、場外へエスケープ。


心折れた。


リングに戻った後の試合は見ていて痛々しい内容に。
会場は懸命に声援を送り続けるものの、坂井の心が森嶋を前に萎縮したまま戻らず。
形ばかりが空々しく整えられた攻防から、森嶋がバックドロップで3カウント。
好勝負に程遠いばかりか、凡戦にさえ手が届かず、歯痒いばかりの内容になって
しまいました。

第五試合、M78宇宙大戦争ルール

【ルール】ノータッチでチェンジ可

改造蛇人間ナガイダー、○ウルトラマンロビン、たっぷり!たらこマン

(ダイビングボディーアタック → 片エビ固め)

×中澤マイケル、松永智充、星誕期

メキシコのルールとナニが違うのか良く分からないM78宇宙大戦争ルールの恐ろしさが
発揮されたのは試合開始5分を過ぎた頃。
先発のロビンさんの肩が激しく上下しだすと、すかさず場外。
上がってくる気配の無いロビンさんの様子に、たらこマンが慌ててリングイン
その後もリングに上がり、疲れが見えるや否や自由にリングを降りるロビンさんに
正義の味方チームは翻弄されまくり。恐るべし宇宙大戦争ルール。
ヌルショッカーに散々頭をなぶられた、たらこマン。たらこヘッドを自ら外すと
それまでのかわいい、かわいいキャラクターをあっさりと脱ぎ捨て、殴るは蹴るは、
相手に中指おったてるは、の豹変っぷり。
一通り暴れまわると頭をかぶってかわいいポーズなんか取っちゃうあたりのあざとさが最高!
会場がたらこに魅了されている間に気がつけばロビンさんがマイケルから3カウントとって
試合が終わってました。

試合後

大社長、高木三四郎リングイン
負けたマイケルへ
三四郎ロビンさんは怪獣には百戦百勝でも、生身の人間に勝ったのは始めてなんだよ!
お前は栄誉ある、ロビンさんに負けた人間第一号だ!
と衝撃の宣告。
これに激しくショックを受けたヌルショッカーは退場。
そしておもむろに語りだした三四郎はナガイダーの打ち切りを提案。
これに対し「俺は無我も愛してるが、同じくらいDDTも愛してる!」と真っ向拒否のナガイダー。
あげく、
ナガイダー:ドラゴンカップもこれで出る。みんなナガイダー対吉江、見たいだろ?!
会場まで味方につける。
しかし、東の守銭奴として名をはせる三四郎。ナガイダーはコストが掛かりすぎる、とこれを
一刀両断。
三四郎そのロケットパンチだって1発1,000万です。今日は2発なので2,000万。
さらにロビンさんが加わって、11,000円。
あくまでもナガイダーを続けたいと駄々をこねるナガイダーは三四郎に手を上げる。
三四郎だれか、誰か助けてー!
会場南側から颯爽とリングに登場したのは、後藤達俊
リング脇にひっそりと控えていたロビンさんを特に念入りに蹴散らしてリングに入った
後藤さんがナガイダーを説得する。
ナガイダー:せっかく久しぶりに髪の毛がふさふさだったのに・・・
これに後藤さんが大爆笑。その後藤さんの爆笑に三四郎もつられ笑い。
長井:そんなに笑うとこじゃないから
日本の平和の心配をする長井さんからナガイダーヘッドを受け取ったのは後藤さん。
後藤:ご要望に応えて俺が守るよ
ナガイダーヘッドを被ると


新番組、改造蛇人間ゴトウダーオープニング


が会場に流れる。なんたるハッピーエンド!

第六試合、KO-Dタッグ選手権試合

プリンス・トーゴー、アントーニオ本多

無効試合

大鷲透諸橋晴也

VTRで執拗に大鷲を勧誘する東郷に対し業を煮やしたのか、来場を要求し続ける大鷲。
東郷さんがいつ現れるのかが焦点になったこの試合、予告どおり試合中盤、つかまり続ける
アントンのピンチにディック東郷登場。
久々のジャイアンモード爆発中の大鷲に対抗するかと思いきや、振り上げた椅子の矛先は
隣に立つアントン!
会場中の驚きの中、アントン、加勢に入ったKooを痛めつけると大鷲、諸橋と手を上げて
喜び合う。
まさかの展開でハワイ軍解散。
いや、本当に目が思わず見開いてしまった。

第七試合、KO-D無差別級選手権試合

HARASHIMA

(蒼魔刀 → エビ固め)

×MIKAMI

意地と意地が交錯した2007年のDDTのベストバウト候補筆頭の大熱戦。
ゴング後、なかなかコーナーから出ない両者。
刺殺戦が続く中、ゆっくりとリング中央へ進むが、手は伸ばさない。
会場中に緊張感が高まる中、にらみ合いながらゆっくりと円を描く両者。
じりじりとした空気中でロックアップ。
力比べに入るかと思いきやそのまますぐにロープへ押し込んだMIKAMI。
体を変え、ブレイクしたのはHARASHIMA
二度目のコンタクトはMIKAMIが中央へ戻るや否や。一気にサイドに回りグランドの展開へ。
MIKAMIがHARASHIMAをコントロールするもHARASHIMAなんとか脱出。
なんともやりづらそうなHARASHIMA、立ち上がると牽制の前蹴りを放つも、MIKAMIに
足を掴まれ、体ごと押されあしらわされる。
パンチとエルボーの打撃戦のなか、組みに来たMIKAMIへ強引にニーリフトを入れて足を止め、
ミドルキックを放ち、なんとかペースをつかもうとするHARASHIMA
ローキックからダウンを奪うと、背中へかかと落としをみまう。
ロープに振られたMIKAMIの切り返しのコルバタの旋回をさらに切り返してバックブリーカー
決めたHARASHIMA。MIKAMIを放さず、そのままひっくり返してストマックブロック。
MIKAMI場外へエスケープ。
これを追ったHARASHIMAプランチャーをリングに入ってかわしたMIKAMIが逆にトルニージョ。
さらに場外を引き回し、北側ステージ下に寝かせると、ステージ上からセントーン投下。
リングに戻したHARASHIMAをコーナー下にラダーを抱えさせてセットすると、
FromコーナーToコーナーのドロップキック。
倒れたHARASHIMAをロープ寄りに座らせ、後ろにラダーをセット。
何を?と思ったら、ミッキーブーメランが顔面にHit。ダウンしたHARASHIMAはセットされた
ラダーにしたたかに頭を痛打。
間髪いれずHARASHIMAの上にラダーを置いて、コーナートップからセントーン投下。
コーナーへラダーをセットしたMIKAMI。HARASHIMAをスローしようとするが、HARASHIMA
これを切り返し、逆にMIKAMIをラダーへスロー。
が、MIKAMIこれをとんぼを切って脱出するが、着地前に待っていたのはHARASHIMAの膝。
HARASHIMAもおそらく咄嗟にひらめいただろうけど、よく体が動いた。
HARASHIMA、スワンダイブのエルボーアタックからパイルドライバーをはさんで
スワンダイブのダイビングボディープレス。
これを返したMIKAMIへソバット、ハイキックのコンビネーションからファルコンアロー。
カウント2
山折りから蒼魔刀を狙うが、駆け出したHARASHIMAへMIKAMIがカウンターのドロップキック。
逆に正調ミッキーブーメランからの450°を繰り出すが、HARASHIMAもこれを2でキックアウト。
ラダートップに立ったMIKAMIだが、蘇生したHARASHIMAがラダーへローキックを放ち、
MIKAMIが落下。そのMIKAMIを足を組んでのファイヤーマンキャリーに抱えると、
パーフェクトドライバー。再び蒼魔刀を狙うが、今度はスク〜ルボ〜イに切り返される。
さらにエビ固めに切り替えしたHARASHIMAだが、MIKAMIが再度スク〜ルボ〜イに切り返すも
カウントは2
MIKAMIのドラゴンスープレックスがきれいに決まるがこれも3カウントは奪えず。
MIKAMI、HARASHIMAにラダーを持たせると、デュランダルから起きて破りの逆蒼魔刀withラダー。
更に450°onラダー。しかしこれはMIKAMIのダメージも大きく、カバーに入れない。
なんとかカバーに入るが、カウント2。これは惜しかった!
MIKAMI、ラダーを立てるとヴォルガニックボムを投下するが、なんとこれにHARASHIMA
カウンターの山折り!MIKAMIの背中に膝をつきたてる。
今度はHARASHIMAが蒼魔刀withラダー。さらにMIKAMIのお腹にラダーを縦にセットすると
反対に立ったHARASHIMA、ラダーへ蹴り。MIKAMIのどてっ腹にラダーを喰い込ませる。
このHARASHIMAの蹴りでラダーの一番下のステップが破壊。
ラダーを登るHARASHIMAの逆からラダーに登ったMIKAMI、ヘッドバットを繰り出し、
ひるんだHARASHIMAを飛び越え、回転エビ固め風パワーボム
2カウントで返したHARASHIMAへラダー上段から後ろ向きにムーンサルトから更に半回転した
セントーン
初めて見た!これがスーサイドボム!
が、この技もHARASHIMAから3カウントは奪えない。
立ち上がった両者、再びパンチとエルボーの打ち合いからHARASHIMA
リバースフランケンシュタイナーをぐさり。
満を持しての蒼魔刀も再びスク〜ルボ〜イに絡め獲られるが、すぐに立ち上がったHARASHIMA
MIKAMIに蹴りの雨を降らせる。ダメ押しのバズソーキックをかわしたMIKAMIだが、戻ったところへ
2周目のバズソーキックがずばり命中。
ダウンしたMIKAMIへロープを一往復しての蒼魔刀が一閃。
ついに3カウントゴング。

今日のGNO、1&2

・GNO

ハッテ連邦 レベル 少将 勲章 VPランク位 MPランク位

GNO2

ハッテ連邦 レベル 少佐 戦功 VPランク位 MPランク位