大鷲プロレス 佐久大会観戦記
開場後中に入ると、明らかに前回よりステージ口の設備がパワーアップしてる!
ということで、期待感ましまし。
ダークマッチ開始前に相方と手分けして最前列と2列目に着席済みのお客さんに
大鷲選手応援用の紙テープを配って周る。
ダークマッチ
×スパーク青木
(逆エビ固め)
幕間
サンダーバード風の映像で対戦カードならびに諸注意のご案内。
使用される火気は安全ですよなんて案内がある辺り、期待しちゃうじゃないですか。
大鷲選手がリングに登場し満員の観客に挨拶。
わっしー君を呼び込んだところで、一緒に現れたのはヘルデモンズの面々。
長野まで来てやったんだから試合を組め、ってなんつー押し込み強盗的な。
コレを断ると大鷲プロレスを破壊してやると言い捨てて退場。
うんうん、なるほどね。
第一試合
カズ・ハヤシ(全日本)、菅原拓也、×ジャンピングキッド沖本
無駄にというと失礼だが、KAGETORA、菅原に加え、カズ・ハヤシや飯伏幸太といった
メインクラスの選手を豪華に揃えた第一試合。
菅原の膝は相変わらず悪そうで、一回きちんと休んで治療した方がいいと思う。
レスラー人生まだ長いんだろうし。
とはいえ試合はこの面白くならないはずがない面子で、会場がどんどん盛り上がる。
飯伏もその場飛びムーンサルトも1回で終わらず、ムーンサルト後さらにコーナーの
セカンドロープに飛び乗って追撃のムーンサルトまで放つという東京でもめったに
見られない技まで久々の公開。
ビックマッチに花を添えて、最後はフェニックススプラッシュ。
これには会場どかーん!
豪華に飾り立てた第一試合はいかにもウルティモ流ですね。
そして意図どおりの歓声を引き出した選手に拍手!
第二試合
○ヘラクレスオオ千賀、T28(全日本)
(タイムスライス → 片エビ固め)
×清水基嗣、大柳錦也
T28、千賀が個別にダンスで入場。
この段階で個別入場するなら、2人用のダンスを特別編成して同時に入ってきた方が
良かったような。入場が変に間延びしちゃってうーん。
試合も、序盤のもたっとしたレスリングで会場の熱がクールダウン。
T28のバネとか凄かったけどね。何だかもったいない試合。
幕間
第二回大鷲プロレス開催にあたり、肝心な実行委員長が確定していないことが判明。
慌てて適任者を探すが、あっちこっちで断られまくる大鷲。
そこへ助け舟をだしたのは大鷲のお友達の佐藤きゅん。
で、これ幸いと全部丸投げする大鷲に佐藤きゅんがブッチギレ。
おまえなんてともだちじゃない、の捨て台詞と共に、友達のダンプ松本、TARUと共に
大鷲プロレスをめちゃめちゃにしてやると宣戦布告。
第三試合 "チーム長野VS新極悪同盟"
ダンプ松本、TARU中野、×クレーンユウキ
ヒールメイクの佐藤きゅんことクエーンユウキに次いで花道に登場したのは
ダンプ松本とブル
じゃないTARU中野髪を逆立て、ヌンチャク持っての登場にこれまた会場どっかん。
しかし、TARU中野は今日も入場時にTARU水ぶちまけは欠かさず、油断していたため
しっかりとやられてしまいました。しかも今日は2本だったようで、コーナー側でも
TARU水がまかれてました。
試合はヒール軍がセコンドに控えたサソリまで介入してのやりたい放題。
チーム長野の反撃はなかなか点が線にならずやきもきする展開。
しかも初ヒールファイト?のクレーンユウキがダンプ、TARUに負けず劣らずの
ヒールっぷり。
しかし気になったのはTARU中野の逆立てた頭。本家は時間がたつと全体的に倒れて
行くんですが、TARU中野のそれは真ん中よりやや下あたりで中折れしたもんだから
後ろに烏帽子のようにぷら〜んとしたかと思えば、前に倒れてはまるでスネオヘアー。
ギロチンドロップなど本家ムーブも披露してるのに、もはや髪型に夢中です。
さて、劣勢に立つチーム長野ですが、地元で負けるわけにはいくわけなく、
アブこばさんを中心にハッスル。
なかでも無我から全日に移籍した新人の征矢が凄かった。
関本をいくぶん縦に伸ばしたようなガッチリ体格から繰り出すパワーファイトは
迫力満点。ガッチリ鍛えました!といわんばかりのパンパンの太ももがいいね。
新極悪同盟の分断に成功したチーム長野を任された征矢。
バックドロップから足抱え式のバックドロップで3カウント。
新極悪同盟は負けたユウキを追放。ユウキはアブこばさんに慰められての退場と
なりました。
第四試合 "ちゃんこ大鷲・一生無料権争奪バトルロイヤル〜第三回ちゃんこランブル〜"
前回の大鷲プロレスで男色ディーノが。カスイチで行われた第二回大会で鈴木みのるが
勝利し、ちゃんこ大鷲の東京進出に向けて大いに宣伝に努めるはずが、全くもって
進展なし。
そんなわけで、第三回の開催が決定。これに抗議する第一回勝者の男色ディーノ。
さらにちゃんこをただで食べたいことを堂々と公言する、三和太、ベアー福田。
さらにはライバル店?ちゃんこ小鹿を経営するグレート小鹿より妨害の死者として
派遣された怨霊。はたして勝利は誰の手に、的なVTRが流れて試合開始。
第五試合
近藤修司、ザ・グレート・サスケ
東郷、近藤の重厚なレスリングに酔いしれ、大鷲と近藤の対峙にワクワクしたところで
オープニング以来すっかりその存在を忘れていたヘルデモンズが登場し、リング上の
全員をリングに放り出すと、ここでノーコンテスト裁定。
特別試合
○大鷲透、ディック東郷、近藤修司、ザ・グレート・サスケ
(パワーボム → エビ固め)
バラモンシュウ、バラモンケイ。×Ken45°、豪
「これで大鷲プロレスは終わりだ、帰れ帰れ」と客を終了を一方的に宣言する
ヘルデモンズだが、リング下に落とされた4人がサスケの説得に応じ手を組み
ヘルデモンズを懲らしめることになり再試合。
ゴング早々に四方八方へ場外戦。ヘルデモンズの先制に振り回される大鷲組。
あちらこちらで観客席に突っ込む音が響き、サスケに至っては2階席まで
連れまわされて一階まで落下。
さらにサスケはエプロンにひかれたマットで簀巻きにまで。
ヘルデモンズが早いタッチワークで大型の選手が集う大鷲組を翻弄し攻め立てるが、
自力の差か徐々に押し返す大鷲組。
最後はペディグリー、セグウェイ、キングコングラリアットと各人のフィニッシャーを
うけてのパワーボムで大鷲が3カウント。
見事な勧善懲悪でした。
感想
いや、これが本当に面白い興行でした。興行としての緩急のつけ方が見事で
3時間の長丁場でしたが、だれることなく楽しく観戦しましたよ。
その緩急のつけ方が実に師匠のウルティモさんを髣髴とさせる手腕で、やっぱり
弟子なんだなぁ、と妙な感心をしたり。
都内へ戻って、初スシローでおなかを満たした後、徹夜カラオケ。
何曲歌ったか覚えてないけど、2曲ランク1位が取れちゃって、ウヒヒ〜。