DDT後楽園大会「Judgement2010」観戦記

第一試合 平田一喜デビュー戦

石井慧

デビュー前にアイアンマンのチャンピオンになった平田選手。
今日はデビュー&アイアンマン王座防衛戦という破格のデビュー戦。
石井と比べても遜色のない身体で登場した平田。
ロックアップからフロントネックロックに捕らえた石井。平田の抵抗にも
なかなか離さない。ロープに押し付けてブレイクした平田は離れ際に石井へ張り手。
石井も張り手を返し、よろめく平田にニーリフト。そのまま反対のロープに
押し込む。ボディスラム2発からキャメルクラッチ。ロープにたどり着いた平田へ
サッカーボールキックからボディスラムを放ち逆エビ。くじけそうになった平田
でしたが、なんとかロープへ。
再びボディスラムに抱えられますが、足を石井の首にかけティヘラで脱出。
串刺しエルボーから放ったドロップキックはカウント2。さらにボディスラムで
叩きつけると逆エビから逆片エビ。ロープに逃れた石井は跳んでくる平田を
スタンディングスリーパーに捕らえると反りのきいたバックドロップ。
これを返した平田でしたが、ジャーマンスープレックスで3カウント

第二試合 14周年メモリアルマッチ

×ポイズン澤田JULIE、エキサイティング吉田、宮崎有妃

(後方回転エビ固め)

○MIKAMI、「昭和」、「昭和」子

MIKAMI、ポイズン以外はメモリアルマッチでしか見ない面々が並んだ試合。
テーマはもちろん昭和。
昭和、昭和子、だけでなく、エキサイティング吉田も細かく細かく昭和ムーブ。
ハイジャックパイルドライバーとか、バックドロップとネックブリーカーの
合体技とかなかなか見ないよ。しかし卍固めはいつ見ても昭和を感じるなぁ。
試合はバックラッカーと見せかけて後方回転エビ固めに丸め込んだMIKAMIが
ポイズンから勝利。

第三試合 タイガー戸口チャレンジ

松永智充、伊橋剛太、×高尾蒼馬

ツームストンパイルドライバー → 体固め)

○タイガー戸口、星誕期

スーパーヘビー級の星誕期よりさらに大きいタイガー戸口。
序盤、松永がリバースインディアンのような体制から相手を回転させる技
(調べたらタイガー戸口の得意技のキウイ・ロールらしい)やかんぬきを使って
タイガー戸口を挑発。そして、戸口が出るや否やチェンジして逃げる。
そしてここからがタイガー戸口(に)チャレンジだった試合。
伊橋、高尾の技を受けても全く倒れない戸口。体格差があったとは言えすげぇ。
そんなわけで、タイガー戸口に全く歯がたたないまま高尾がパイルドライバーで
3カウント。
日本プロレス時代の選手だってのに、凄いよね。

第四試合

×HARASHIMA

キングコングニードロップ → 体固め)

真壁刀義

学生プロレス出身であることが蛇蝎のごとく嫌われていた時代にメジャーに
入門し、インディーでその実力を開花させた真壁が学プロの後輩である
HARASHIMAと対戦。
真壁プロデュース興行におけるHERO!批判は知ってたけど、そんな事情も
あったんですねぇ。当時は知らなかったからプリプリ怒るだけだったけど。
幟がどどどんと通路に並び、真壁入場。やっぱり身体が厚い。
そしてゴング。
真壁のラリアットをかわしたHARASHIMA。ドロップキックで真壁を場外へ落とすと
プランチャ専制
リングに戻ると、じっくりとしたレスリング。胴タックルからバックにまわった
HARASHIMAだが、その腕をハンマーロック固める真壁。足を取って倒したHARASHIMA
膝うらにストンピングを入れてレッグロッグに。HARASHIMAの頭をつかんだ真壁が
腕を手繰り寄せ腕十字を狙うが、体を入れ替えたHARASHIMAが逆に腕十字を狙う。
リリースした真壁はHARASHIMAを捕らえるとアームロックで押さえ込むが、
HARASHIMAはこれに抵抗し腕十字に切り返すと真壁はロープブレイク。
HARASHIMAをアームホイップで投げるとさらにスタンガンを決め場外へ。
南側の仕切り板にぶつけると、パイプ椅子で一撃。さらに東側客席にスロー。
ブーイングをあおるとHARASHIMAを鉄柱に打ち付ける。
リングに戻ると真壁のナックルとHARASHIMAのエルボーの打ち合い。
そしてHARASHIMAのビックブーツを喰らっても身体の軸がぶれもしない真壁。
HARASHIMAを捕まえると真壁、ブレーンバスター。そして逆片エビ。
相手の足を逆の脇に抱える変則の逆片エビで絞り上げるが、
HARASHIMA:鍛えているから大丈夫だ!
の声と共にロープブレイク。ラリアットを狙った真壁にカウンターのジャンピング
ハイキック。エプロンに立った真壁へロープ越しの水面蹴りで倒すと断崖式の
ギロチンドロップ。リングに戻してチェストーキックからファルコンアローを
決めるがカウント2
山折り狙いで真壁を抱え上げたHARASHIMAだが、真壁は背後に着地するとそのまま
投げっぱなしジャーマン。ダブルダウン。
カウント5で先に立ち上がった真壁は串刺しラリアット2発からノーザンライト
スープレックス。さらにラリアットを叩き込むとスパイダージャーマンを狙う。
投げられたHARASHIMAだが、すぐに立ち上がると逆さまの真壁の顔へ蹴り。
真壁の上半身を起こすとパワーボムで叩きつけ、すぐさま蒼魔刀を2連発で
放つがカウント2
続けて放ったバズソーキックをキャッチした真壁はラリアットからジャーマン。
さらに走りこんでのラリアットを放つが、ラリアットなんか微妙・・・。
HARASHIMAラリアットを相打ちに持ち込むなど粘りを見せるが、真壁の
キングコングニードロップで3カウント

試合後

倒れこむHARASHIMAに軽く手を差し出した真壁。握手した?
試合後のカッコイイ真壁のコメントは新日公式で。

CEOのインフォメーションコーナー

今後のKO-D無差別級の防衛戦予定と、挑戦者決定トーナメントの開催が発表
されると、CEOの後ろに外道登場。
外道:オメーが責任者か
あっさり立場を放棄するCEOだが、外道は容赦なし。
飯伏を連れてくるよう命令するが
CEO:飯伏は今日はお休みです。ちょっと、家庭の事情的な。
この理由を受け入れたかに見えた外道だが、マイクをCEOに持たせて両手を
ふさぐと、あっさりパンチング。
そうだよねー。
飯伏への対戦を要求し退場。これで4月の復帰戦の相手は外道で決定かな?

第五試合 次期KO-D無差別級挑戦者決定及びいつでもどこでも挑戦権争奪+αバトルロイヤル

特別ルール:

・オーバーザトップロープ
・誰かが封筒を獲得した時点でレフリーが笛を吹くとドントムーブ状態へ移行し、
 封筒を確認。この間にレフリーが動いたとみなした選手は失格

入場順:

佐藤光留 → 澤宗紀 → アブ・ノーマル → アントーニオ本多 → KUDO →
男色ディーノ → 大鷲透 → 安部行洋 → マサ高梨 → ヤゴー・アズナブル
→ ササキアンドガッバーナ → フランチェスコトーゴー → ヤス・ウラノ 
→ 中澤マイケル → 大家健

退場順

アブ・ノーマル(入場曲中に入場できず戦意喪失とみなす)
佐藤光留(ハートの封筒より「安藤あいかと1日デート権」獲得)
澤宗紀(ドントムーブ時にムーブしたため)
ヤゴー・アズナブル(スペードの封筒より「DDT年間選手契約権」獲得)
安部行洋(OTR)
ササキアンドガッバーナ、男色ディーノ(ドントムーブ時にムーブしたため)
中澤マイケル(ダイヤの封筒より「DDTのCEO権」獲得)
大鷲透(クラブの封筒より「唯我と1日デート権」獲得)
大家健(ドクロの封筒より「KO-D無差別級いつでもどこでも挑戦権」獲得)
KUDO(OTR)
フランチェスコトーゴー(OTR)
ヤス・ウラノ(OTR)

×アントーニオ本多

(タカタニック → エビ固め)

○マサ高梨

外道にKOされたCEOが場外で倒れたまま試合開始。
光留、澤の変態同士でゴング。会場あちこちから変態コールがかかる。
3番目のアブ・ノーマルは入場曲中に登場しなかったため戦意無しとみなされ失格。
試合が動いたのは大鷲入場時。いつもの見得を切り、エプロンに立った最中に
光留がハートの封筒獲得し松井レフリーによりドントムーブが宣言。
リング上の全選手が停止。封筒の中身は「安藤あいかとの1日デート権」
さっそく北側ステージに待機していた安藤あいかを肩に抱えて退場する光留。
次に動いたのはヤゴー入場時。登場したヤゴーの手にはアッガイクロー。
リングに上がるためヘルメットを取ろうとするが、なかなか外れない。
リング上では高梨と安部がスペードの封筒を巡ってバトル中。
ヤゴーがリングに上がれないうちに次のササガバが入場するとラダーヘ
スワンダイブのドロップキック。ラダーが倒れる際に手に掛けていた封筒が
場外へ飛ばされ、ヤゴーが労せず封筒をゲット。
ここで再びドントムーブが宣言されるが、ディーノに攻められていた澤が
耐え切れず動いてしまい、ムーブによる失格を宣告。
ヤゴーの封筒はDDT年間選手契約権。潰すっていってる人を雇うの??
フランチェスコにより安部がOTRで失格。試合は続き、ディーノの狩りが猛威を
振るう中、中澤CEOがしれっと封筒を獲得し、3度ドントムーブ。
が、ササガバを襲っていたディーノが堪えきれずムーブで失格。襲われていた
ササガバも動いてしまいムーブを宣告され失格。
中澤CEOの封筒はCEO権。うーん、戻るべきところに戻ったのかなぁ。
この瞬間の会場は今日一番のため息でした。
最終入場者の大家が入場し、ラダー越しに大鷲と対決。どちらがクラブの封筒を
取るかで揉めていた二人でしたが、結局、大鷲がドクロ。大家がクラブの封筒を
手にしてドントムーブが宣告されるが、レフリーのブラインドをついて大鷲が
大家と強引に封筒を変更しにんまり。
と思ったら、クラブの中身が「唯我との1日デート権」と判明しリング上で気絶。
気絶した大鷲はそのまま唯我の持ってきた台車に載せられて退場。
いってらっしゃーい!
そして大家の手に「いつでもどこでも挑戦権」。これはこれでどうなるんだ??
試合はフランチェスコ、アントン、KUDO、ヤス、高梨の5人。
高梨が狡賢く立ち回り、KUDO、フランチェスコ、ヤスを次々とOTRで葬り
最後はアントンを年に数回しか決まらないタカタニックをズバリと決めて
次期KO-D無差別級選手権挑戦者に決定。
対戦相手は関本か、大社長か、さて。

第六試合 KO-D無差別級選手権試合

関本大介

ベルト奪還に立ち上がった大社長だが、明日などにテーピング。
工場プロレスのダメージがここまで響くとは。
そして王者の関本は相変わらずなにもかもが分厚い!
試合開始。
ロックアップからの力比べでスタート。じりじりと押し込む関本。
ロープで体を入れ換えた大社長からブレーク。
手四つからパワーで押さえ付けフィンガーロックで押さえ込む関本だが、
足を絡めて倒した大社長がヘッドロック。腕十字を狙うが、ブロックする関本。
ならばと体を起こしてフォールを狙うが、関本が脚力で跳ね飛ばす。
コーナーにつめた関本、逆水平を3発。さらに対角線に振って串刺しを狙うが
ここは大社長がカウンターのキッチンシンク。ボディへエルボーを放つと
さらにパンチを連打しロープへ追い詰めるとさらにボディへエルボー。
ロープに跳んだ大社長へカウンターのスタンディングスリーパーから
コブラツイスト。さらにネックロックからニーリフトをかち上げると首投げから
足でのネックツイスト2連発。首を気にしながらロープに逃れる大社長だが、
関本はロープをまたぎながらのチンロック。さらに首へエルボーを落としてからの
ヨーロピアンサイドネックロック。大社長はボディへエルボーを叩き込んで脱出。
向き合っての逆水平チョップの打ち合い。打ち勝った関本はキャメルクラッチ
ブレイクした大社長へ関本は串刺しラリアット。2発目をキッチンシンクで防いだ
大社長だが、ロープに跳んだところを関本はカウンターのヒップトスでなんと
場外へ投げる。場外の大社長へトペ・スイシーダ。鉄柱にはさんでの逆水平から
東側客席へスローするとリング下からテーブルをセット。大社長をエプロンへ
戻すとパワーボムを狙うが、大社長は足をロープに絡めて必死のブロック。
リバースに成功すると、逆に関本の首を捕らえて三四郎スタナー。
関本をテーブルに寝かせると、コーナートップからダイビングボディプレスで
テーブルクラッシュ。
リングに戻した関本をコーナーに逆吊りにすると、Fromtoコーナーと思わせての
ドラゴンリングインドロップキック。さらに対角線へ振るが、関本は足を上げて
ブロックすると、セカンドロープからのミサイルキック。
さらにショルダーネックブリーカーから大社長の足をトップロープにひっかけての
スクリューネックブリーカーと首を攻め続け、アルゼンチンバックブリーカー
抱え上げる。
顔面かきむしりで脱出した大社長は背後からスリーパーに捕らえるが、関本は
これをバックドロップで投げ捨てる。立ち上がってのラリアットは相打ち。
ロープに跳んだ大社長だが、崩れ落ちる。松井レフリーのチェックが入り、
ダウンが宣告されダウンカウントが始まる。
関本がリング中央から、ロープ側へ身体を向けた瞬間に立ち上がった大社長。
背後からラリアットで強襲し、そのまま関本を投げっぱなしジャーマン。
関本が上半身を起こすとスライディングラリアットを叩き込み、クローズライン
フロムヘヴンを決めるがカウントは2
SHBを狙った大社長、関本を抱え上げるが、関本は背後に着地しバックを取る。
バックを取り返した大社長だが、関本はクラッチを外すとオーバーヘッドキック。
そして引き落とすような独特のブレーンバスターを決めるがカウント2
コーナートップに立った関本のフロッグスプラッシュは大社長が剣山でブロック。
再びSHBを狙い関本を抱え上げた大社長だが、関本はウラカンで切り返す。
エルボーの打ち合いから、ロープに跳んだ大社長へ関本が追っかけてラリアット
逆にロープに跳んだ関本へ今度は大社長が追っかけてニーリフト。続けざまの
ラリアットはカウント2
関本がエルボー、頭突きと連発するとショートレンジラリアットを叩き込むが
カウント1で肩を上げる。
続けざまにラリアットを叩き込む関本だが、大社長も全て1で返す。
ならばとパワーボムからのラリアットを決めるがこれもカウントは2
身体を起こす大社長の背後に回った関本、ぶっこぬきジャーマンを狙うが、
これを堪えてスタナーに切り返すが反撃もここまで。
身体を起こそうとロープに手を掛けた大社長を背後からクラッチした関本、
ロールスロージャーマンからのジャーマンスープレックスで3カウント

試合後

ベルトを再び戻した関本。どこでも挑戦権を手に入れた大家が登場
大家:関本大介。お前、この俺が怖いか?お前はこれから眠れない夜を過ごす事になるだろう
大家がさらに言葉を続ける中、セコンドにベルトを預けた関本が悠然と
ロープワークでアップを開始し、ラリアット
関本:いつでもやってやるよ
続いて、セミのランブルに勝ち上がり次期挑戦者となった高梨が登場。
声援を送る観客に
高梨:無責任に囃し立てるな!リングに立ってこれとやんなきゃいけないのは
   俺なんだ!だいたいお前ら会場にいる誰一人俺が関本に勝つなんて
   思ってないくせに!
   でもな、誰が信じなくても、俺は信じてる。俺がKO-Dのベルト巻くことを、
   挑戦者にふさわしいってことを俺は信じてる!誰が信じなくても
   俺は信じてる。俺がDDTのマットでKO-Dのベルトを巻くってことをな。
   どういう形になるかは知らないけど、KO-D挑戦者史上最汁のこの俺が、
   最強チャンピオンのあんたからベルトはがしてやるよ!
高梨、めちゃくちゃかっこいいよ!
関本が退場し、ディーノ、光留がササガバのアンダー、安藤あいかのブラを手に
リングに登場。
男色:成り行きとはいえよく言った。
14周年という事で、14年前について高梨、光留に聞くと
高梨:出待ちしたくて、水道橋近くの高校に通ってました
光留:毎日大仁田厚のマネしてた。
しかもFMWに書類を送っていたらしいが、結果ハイブリッドレスラーに。
光留:最近じゃDDTの方がホームだね。
ちなみにディーノは学プロをやってるかやっていないかの頃とのことでしたが、
ここで残念なお知らせ。
男色:今日14周年興行としてやってきましたが、何かの手違いで、13周年の
   間違いでした。
DDT旗揚げが1997で今年が2010だから、2010−1997=13・・・。
確かに!
しかもこの事実を今朝のミーティングまで誰も気がつかなかったらしい。
そこへ登場した大社長。
大社長:ベルトは獲れなかった、でもDDTはここにある!13年とか14年とか、
    そんなことどうだっていいんだよ!
大社長節を炸裂させ逃げようとしましたが、勢いに流されなかったディーノにより
逃走を拒否され、改めて締め。
エンドロールで、プレ旗揚げからの歴史が振り返られましたが、最後はしっかり


thank you thirteen years Dramatic Dream Team

今日のGNO2

GNO2

ハッテ連邦 レベル 少佐 貢献 戦功 VPランク位 MPランク位