月に4度なんて。

今月3回目になる九段の坂を登り、日本武道館へ。
2週間前には満開だった桜も新緑から深緑へと色づきを濃くし、
季節の移ろいを感じさせました。
11時に着くと、およそ40人程のお仲間が。NOAH東京ドーム大会先行チケット販売の
行列です。
14時販売開始まで3時間あり、持ってきた小説を読み出していると
相方からお電話で今日の大会のYFCチケットを手に入れたとの事。
ドームチケット購入後相方の仕事場まで取りに行く=観戦する事に。
これで今月4度目のプロレス観戦。週一でプロレスを観戦しているひまひま。は
プオタですな、間違いない!
そんなわけで14:20分ドームのチケットを無事購入すると急ぎ合い方の仕事場へ。
さらにとんぼ返りで15:20分に再び日本武道館
会場の際渡されたチケットは1Fスタンド6000円。
前回の武道館大会、このチケット買って入ったんだよなぁ・・・と思うと
何か素直に喜べず、ねぇ。

NOAH武道館大会観戦記!

・第一試合
×川畑輝鎮井上雅央 対 橋誠、○泉田純

一応スタータネス VS DFの対抗戦です。
第一試合らしい、マイティーさんがブレイクしない井上選手の耳を摘んで
剥がしたりと、ネタを挟みつつのまったりとしたテンポの試合。
橋選手の体つきが一回り大きくなっている気がしました。
隕石からの体固め

・第二試合
○杉浦貴、金丸義信、本田多門

         対

×リッキー・マルビン、リック・スタイナー、バイソン・スミス

外国人チームVS日本人チーム、ヘビーVSジュニアと多重構造の試合。
日本人チームはスタイナー選手、バイソン選手を挑発してからかって
試合を進めようとしますが、ジュニアの二人が捕まると厳しい展開。
一方外国人チームはマルビン選手がアクセントとなり緩急自在の試合運び。
日本人チームは唯一のヘビーが多聞選手。肩固め、テッドエンドと見せ場も
ありましたが、アクセントまでには至らず。
オリンピック予選スラムから体固め。
負けてしまったものの6人の中でマルビン選手が一人勝ちした試合でした。

・第三試合
リチャード・スリンガー、×菊地毅小川良成

             対

ドノバン・モーガン、マイケル・モデスト、○スコーピオ

カードの内容にテーマの見出しにくい試合でしたが、
同じコーナーに小川選手、菊池選手、リチャード選手が並ぶという、
全日本時代を知る人間にとってはなんとも感慨の沸くチームが出陣。
小川選手あたりは、今日はそういうカードって言われたんで、こなしましたよ
見たいな事言うんだろうなぁ、きっと。
ちぇっ!
試合はジュニアに近いヘビーとヘビーに近いジュニアのそろった、
スコーピオ選手、モデスト選手、モーガン選手組が完勝。
最後のSAYONARA→倒立式フランケンシュタイナーを利用してのセントーン
ムーンサルト式のギロチンと流れるような連携は見事。
スコーピオ選手ですが、ヘビー級なのにマルビン選手と同じ入り方の空中技を
綺麗にこなすんですよね。もっと注目を浴びても良い選手でしょ。

・休憩時間

仲田龍氏の紹介でゲスト登場。
場内暗転、黄色のスポットが会場を舞い・・・大川田コール!
NOAHファンへの挨拶をすませ、おもむろに
「三沢さん、いますか、出てきてください!」
大、大三沢コールの中リングイン
「ファンの夢をかなえたい・・・三沢さん、7月18日は空けておきます」
歓声
「川田、ドームのリングでまってるぞ!」
大歓声鳴り止まぬ中、三沢川田ががっちりと握手!

・第四試合
佐野巧真、○田上明 対 森嶋猛、×モハメドヨネ

コーナーを利用してとはいえ、田上選手に筋肉バスターとは。
ヨネ選手は攻めの間と受けに回ったときの脆さが気になります。
試合はコーナーにいる田上選手を必要以上に牽制するヨネ選手。2度場外へ落とすと
なんと田上火山が暴発!
ジャンピング顔面蹴りから長いコンパスの延髄、自分の頭の高さまで上げるノド輪と
これでもかの攻めでヨネ選手に襲い掛かります。
最後も大車輪ノド輪から俺が田上!でピン。
この田上に勝って欲しかったけど、まずは引き出しただけでもお見事。
次につなげて欲しい!

・第五試合
○KENTA 対 ×SUWA

ひまひま。注目の試合でしたが、SUWA選手がやってくれました。
KENTA選手の奇襲で始まった試合ですが、奇襲をしのいだSUWA選手が逆襲。
ダウンを奪うと鼻水を飛ばして挑発。
ロープへ飛んだSUWA選手へ再逆転のソバット、スワンダイブ式ミサイルキック。
ビンタの張り合いからSUWA選手の金的、ジョン・ウー
場外へ降りると、カメラマンのボックスを持ち出して、KENTA選手、レフリーに一撃。
NOAH久々の反則負け!
加えて「おいっ!ノアファン、お前らのマスターベーションにつきあわねぇんだよ!」
やってくれました、ヒールSUWA大爆発、こうじゃなくっちゃ!!
杉浦選手、金丸選手がリングに上がり、のびているKENTA選手にそれぞれ
オリンピック予選スラム、バックドロップをくらわしJrタッグ挑戦をアピール。
これもドーム?

・第六試合
×鈴木鼓太郎三沢光晴 対 ○丸藤正道鈴木みのる

う〜ん、試合前までの挑発合戦に比べると、三沢選手、鈴木選手の絡みがほとんどなく、
がっくり拍子抜けな内容。
ただ、丸藤選手、鈴木選手のタッグはこなれてきたようで、コンビネーションプレイが
増えていました。
ボーアンドローに低空ミサイルキック、サーフボードストレッチ中に619風に顔面蹴り
フロントスリーパーの下半身に逆エビなど。
古いけど新しい、みたいな捻りがらしいですな。
試合は鼓太郎選手が翻弄されまくる展開で不知火でフォールを奪われました。
勝った二人はベルトをアピール。
三沢を出させないのは作戦としてアリだけど、実行されちゃうとつまらないなぁ。

・入場前

電光掲示板に予告
「7・18東京ドーム」
「小橋健太 VS」
どよめき
佐々木健介
大歓声!

・第七試合
×潮崎豪小橋建太 対 ○天龍源一郎秋山準

大人気ない大人達が競演したこの試合。
小橋選手のチョップが天龍選手に炸裂。
最初10分くらい、小橋選手は逆水平、マシンガン逆水平、断頭台式打ち下ろしチョップと
チョップの嵐、雨あられ
天龍選手の胸がどこから見てもわかるくらいに真っ赤!
それでも小橋選手にはチョップを見舞っていく天龍選手。たまりません。
試合前半はエルボーにしても遠慮が見られた塩崎選手でしたが、試合最後には
フルスイングのビンタをくらわせました。頑張った!
最後はパワーボム

・第七試合、GHCヘビー級選手権試合
力皇猛 対 ×斎藤彰俊

某プロレス掲示板にも投稿しましたが、とにかくこの試合、
セミに比べて、打撃音が圧倒的に会場に響かない・・・。
小橋選手の逆水平、天龍選手の逆水平が会場の隅々まで打撃音が響き、
二人がよく見えなくても「痛そう」が伝わってくるのに対して、
メインの力皇選手の張り手、斎藤選手の蹴りの音が場内に全然響かない。
技の「痛そう」がお客さんに伝わりきっていない。
力皇のフルスイングの張り手なんて効いていない訳ないのに、見ているだけだと
効き具合が伝わらない。
試合中盤の会場は二人が倒れる音だけしかない静けさ。これは盛り上がらない。
終盤、斎藤選手の畳み掛けで盛り上がりましたが、力皇選手の力と言うか
斎藤選手とファンの信頼感で盛り上がった感じでしたし、チャンピオンロード
かなり険しい道のりのようです。
最後の無双が小橋戦のフィニッシュ並みに高く持ち上がっていればもうちょっと
印象も違ったかもしれないけど・・・。