DDT後楽園大会「Day dream believer」観戦記

僕、頑張りました。

オープニング

一宮社長の爆走による革命が進行中のDDT
第一弾:ユニット制の導入、第二段:泉州力現場監督復帰
をうけて
GKことゴング金沢(本人)による泉州力インタビュー。
G:今回就任されたのは? 泉:一宮社長の強い希望。
G:DDTに足りないものがある? 泉:柱が一本あればいい
G:高木三四郎選手では軸になりきれない? 泉:正直厳しい
G:方針は 泉:選手間の交流などボーダーを引くよ
G:リストラなどあるのか? 泉:頑張っている奴はどんどん上げてきますよ
G:復帰ということですが、以前もされていましたか?
泉:そんなことはマスコミやファンが決める事・・・。
最後以外はどっかで見たことがあるような?インタビュー。
インタビューが進むにつれ会場大爆笑。

第一試合、中澤マイケル デビュー戦

×中澤マイケル VS ○高木“ジェット”省吾

ジェット入場時にブラックボックスは無し。
中澤からの握手には足で牽制。ゴング
ヘッドロックの掛け合い、リストの取り合いからスタート。
取られて取り返し、さらに長く絞るジェット。
タックル合戦は体格に勝るマイケルの勝ち。起き上がり際にビックブーツ。
ジェット場外で一息。
リングに戻り、各コーナーにマイケルを詰めたジェット。
ストンピング→顔に膝。ストンピング→顔に足裏。立ったまま顔に足当て×2
新しいムーブなのか?何もアピールなかったけど・・・。
キャメルクラッチを逃れたところジェットパンチ。
1度目を終え、「もう1回〜」の声がひまひま。相方組を含め2、3箇所から。
それらに笑顔で指を差し、2度目のジェットパンチ!
フォールは2カウント。
マイケルの反撃はカウンターのスピア。さらにジャンピング式スパインバスターから
ジャックナイフ固め。惜しくもカウント2
追撃のジャーマンを金的で止めるとフルスイング右パンチからジャンボジェット。
最後は逆エビから逆片エビ固めでギブアップ。

幕間1

自販機前でたむろする坂井と橋本。入場用のガウンが暑いと唸っている前を
MIKAMIと鳥羽がジュースを買いに。
「せんぱ〜い、奢ってくださいよ」たかる坂井。
逆から現れた泉州がこれを見て「な〜にやってんだ、コラ」
「やる気あるのか!」
泉州がしゃべっている間神妙な顔をしている坂井、橋本、鳥羽の3人に対し、
一人うつむいて笑っているMIKAMI。肩がプルプルぷるぷる痙攣しているのが
丸わかりですよ!

第二試合、DDT VS NEO全面対決「根絶やし」アイアンマン防衛戦

永田裕偽、泉州力、×三和太(Ver.吉江豊

          VS

井上京子、宮崎有妃(第204代、現アイアンマン王者)、松尾永遠

NEO軍入場後、一人で先に入場していた泉州
泉:今日は緊張感を持ってやるぞ、本隊呼んできたから。
ワールドプロレスリングのテーマで登場したのは
かなり腹の出た永田裕偽&ピンクのコスチュームの三和太(吉江豊風)
永田裕偽は当然コーナーに上って敬礼!
向かい合うも含み笑いがとまらないNEO軍にDDT本隊先制攻撃。
リング上は永田裕偽と井上京子。チョップの打ち合いの合間のちょっとした仕草が
永田裕司にすっげぇそっくり。腹抱えて笑いましたよ。
チョップ合戦を優勢で終えた京子がそのまま投げっぱなしのジャーマン。
泉州は松尾の張り手を受けると「こらタコー!」と一発返し。
松尾はバックを取り太の腹をつかみながらジャーマンを狙いますが当然上がらず
そのまま尻でコーナーへ。
さらにぶーちゃんローラー&リバースで追撃。
変わった永田裕偽、低空のフライングニール、延髄蹴りからバックドロップ。
はそのまま放さずブリッジをしてホールドへ。
さらに泉州のさそり固めと松尾を攻め立てますが、急所蹴りで脱出すると
井上京子登場。
太(Ver.吉江豊)とタックル合戦。これは体重に勝る太(Ver.吉江豊)が優勢。
コーナーに振りスプラッシュ、永田裕偽の串刺しニー、泉州の力ラリアット
カットに入った宮崎、松尾に対し永田裕偽がナガタロックⅠ、
泉州力がサソリ固めで止めると太(Ver.吉江豊)がコロニー落とし
これを京子がかわすとNEO軍大反撃。
太(Ver.吉江豊)へ松尾→宮崎→井上の順でミサイルキック!
京子のラリアットで追撃すると松尾のフライングボディープレスから
宮崎のムーンサルトプレス。これは永田裕偽が何とかカット。
永田裕偽、泉州力を場外へ落とすと宮崎、松尾がそれぞれプランチャ
リング上の太(Ver.吉江豊)へは井上京子ラリアット
これで決着。特に勝敗に絡まず宮崎はアイアンマン防衛成功。
NEO軍退場中にマイクを持った泉州力
泉:今日はまだまだ緊張感がなかった。やる気があるならいつでも来い!
ボーダー引いてるからな、ボーダー入ってくるなら、越える気があるなら
いつでもやってやるぞ!
これにはNEO軍、呆然苦笑。

幕間2

実は忍者だったマサ高梨。語尾は全て「ゴザルよ」に。
すぎはら里美嬢、猪熊とマサで忍者ユニットを組むことを提案。
が、猪熊は一般人なので忍者じゃない!実は忍者になるには資格が必要との事。
計画から頓挫?と思われたがマサの推薦状があれば筆記試験のみで
資格取得が可能らしい。よろこぶ猪熊、すぎうら嬢。
通りかかった泉州一喝
泉:何いってんだ。DDTに忍者もくそもいらないんだよ!

第三試合

×マサ高梨、猪熊裕介withすぎはら美里

       VS

マッスル坂井橋本友彦

       VS

Suicide boyz(○MIKAMI、タノムサク鳥羽)

スーサイドボーイズのB52スペシャル(正式に決まりらしい)への奇襲からスタート。
場外へ落ちたB52SへMIKAMIの場外弾。
リングに残った鳥羽はマサ、猪熊のダブルのブレーンバスター、
カニ挟みから低空ドロップキックのコンビネーション。
さらに攻めようとする二人にMIKAMIがカット。
スーサイドでマサにダブルのバックドロップを狙ったところ、橋本復帰。
二人と二人が抱えるマサの三人をまとめて投げようとしますが、マサ脱出。
残る二人をそのまま投げっぱなしのジャーマンへ!
さらにマサ、猪熊へ一人眉山
橋本フォールに行かずエプロンで挑発するすぎうら嬢へ近づくが、
逆にロープを使ってスタンガン式スタナー。猪熊のスクールボーイは2カウント。
なぜかガウンを脱がない坂井はガウンを着たままマサへバーディクト。
坂井を捕まえたスーサイドは対面コーナーに立ち
「イー、アル、サン、スーサイド!」の掛け声と共にサンドイッチミサイルキック。
坂井と鳥羽がやりあう隙にすぎはら嬢が猪熊の協力で鳥羽へランニングして
ジャンピングミドルキック。
さらに「俺の時代がキター!」で追撃するがこれはMIKAMIがカット。
そのままマサをデュランダルでダウンさせると、コーナートップに立ったMIKAMI
450゜スプラッシュからさらに半回転して背中でプレスする仰天技、
ディープ”M”インパク
で3カウント。
ものすごい技を見ちゃった・・・。
マイクを持ったMIKAMIがなんとすぎうら嬢をSuicide boyzへ勧誘!
が、ブーツの跳び中段蹴りを喰らった鳥羽さんご立腹「やめとけ、やめろって!」
すぎはら嬢は「運動神経はあるのに根性無しのこいつ(高梨)を鍛える!」と
態度保留。

幕間3

薬物はダメ、絶対!
イタリアンフォーホースメン控え室でイタリアンパウダー説明会&即売会
参加者はゴージャス松野、726、そして挙動不審の猪俣潤ほか一人。
使用上の用法、用量を守って正しく利用すれば素敵な効果が。
1g8万円のところ、ドンスリーパーチャレンジに成功すれば100gプレゼント!

第四試合

イタリアンフォーホースメン(アントーニオ本多、○モリ・ベルナルド、
ドン・マエストロ、フランチェスコトーゴー)

          VS

ゴージャス松野、×猪俣潤、諸橋晴也ポイズン澤田

先に登場したイタリアンフォーホースメン。
アントーニオのご挨拶は「手のひらを太陽に」から、
て〜のひらをたいように〜すかしてF○CK!
ドンスリーパーチャレンジ、後楽園ホール初開催。
挑戦者はゴージャス松野!マイクを手にする松野でしたが、
「マイク長そ〜」ということで無理やり取り上げ、早速チャレンジ。
が即落ち。
ア:あっけねぇよ、つっこみどころねぇよ!
と罵っているところにポイズン、諸橋、猪俣が救出に登場し試合開始。
しかし松野はすでに戦線離脱とユニオン軍の戦力的不利は明らか。
いつものように猪俣が捕まる展開。
ドンが足4の字に捕らえると、トーゴーが首4の字。
アントン、モリがそれぞれ左右の腕を腕十字。レフリーがカウントを取り始めると
4のときに全員で体を起こし「フォー!」
これ、面白い!
アントンの猪木風張り手連打からナックルパート。が、逆に手が痛い。
気がつくと復帰していた松野がリングイン。フライングクロスチョップから
スーパースター式ゴージャスエルボー(後転省略版)を狙いますが、
ドンに避けられ逆にドン・スリーパー。
ポイズンがあわててコーナーへ引きずり戻します。
ポイズン、モリのリング上。キャトルミューティレーションから
ポイズン・ファンタスティック。
猪俣が奮闘し流れが徐々にユニオン組へ。
ダウンしたモリへポイズンが猪俣へコーナーからの攻撃を支持。
そこにパウダーを持ったアントンの悪魔の誘惑。
スプラッシュを止め、パウダーに近づく猪俣。止めに入ったポイズンの
手を振り払いパウダーでトリップ。
止めに入ったポイズン、諸橋へドン・スリーパー。
松野がドンを捕らえ「ゴージャス・ブレンバスター」の掛け声と共に投げられる。
リング上に一人恍惚の表情で残された猪俣を抱えあげたモリ。
コーナートップからトーゴー、イタリアンインパクトで決着。
マイクを持ったアントン。
ア:イタリアンパウダーが欲しければ、トーゴーの股をくぐれ!
ポイズンの手を振りほどき、トーゴーの股をくぐった猪俣。
ア:イタリアンフォーホースメンにはなれないけど、明日からお前は
「下僕」と書いて「しもべ」だ!
あぁ、猪俣・・・。

インフォメーションコーナー

興行スケジュール案内後、すぎうら嬢おもむろに、マサ強化計画を発表。
息のかかった暴走族の中から一番厳しい族に一日体験入団させ、
11/5日Blue Feild大会にて流すとの事。

幕間4

素行不良、職務怠慢、悪逆非道、傍若無人の大鷲とダークサイドHERO!
タッグリーグでのベルト返上を拒否、さらにヨシヒコ惨殺。
が、リーグ戦では初戦で怪我し早々にリタイアしてしまう。
これはヨシヒコの呪い?

第五試合、CMLL認定KO-Dタッグ選手権試合

○柿本大地、飯伏幸太

      VS

大鷲透、×ダークサイドHERO!

本日のベストバウト。
挑戦者組の奇襲で始まった試合は大鷲と飯伏の逆水平とミドルの打撃戦で点火。
打撃戦は飯伏が制し、大鷲をロープへ振りカウンタのミドルを狙いますが
大鷲なんと蹴り足ごとボディーアタックで吹っ飛ばす!
場外戦からリング内に戻った王者組は早いタッチワークと反則攻撃で
若い挑戦者組を翻弄。
挑戦者組もダブルのブレーンバスター、飯伏のノータッチトペと反撃をみせるが
飯伏が捕まり大地がコーナーに留まる時間が多い。
HERO!、飯伏のミドルキックに合わせて水面蹴りでダウンさせると
シャイニング式のミドルキック〜ゴッチ式パイルドライバー〜
スワンダイブ式のボディープレスと猛攻を見せるが、2カウント。
飯伏の反撃はジェットがブラックボックスの介入で阻止。
HERO!コンビネーションブローからの金的で動きを止め蒼魔刀。
1度目はなんとバク転で返すが、ハイキックから2度目の蒼魔刀はズバリ。
大鷲のチョークスラムは持ち上げられたところをウラカン・ラナ。
大鷲に蹴りの嵐を叩き込みますが、捕まえるとランニングチョークスラムから
フライングボディプレス、なんと2カウントで肩が上がる!
パワーボムを狙うが飯伏再びウラカン・ラナで切り返し、大地にタッチ。
大地が大鷲をエクスプロイダー
次に狙ったジャーマンはHERO!がブラックBOXで阻止しますが、追撃は誤爆
焦ったHERO!へ飯伏のミサイルキック。即座に立ち上がるとロープへ飛び乗り
反転してのファイヤーバードスプラッシュ!
さらにフルネルソンの体制に捕らえた大地、満を持してぶっこ抜く!
説得力抜群のカキチュード(ぶっこ抜き式ドラゴンスープレックス)で3カウント!
王者交代!
納得いかない前王者組が暴れまわりますが、これを制した新王者。
柿:ベルト、取りましたーーーーーーーー!

第六試合、KO-D無差別級選手権試合

男色ディーノ

    VS

×高木三四郎

ディーノ、坂井のガウン、橋本のオープンフィンガーを着けて登場するが
あっさり脱ぎ、客席を蹂躙して入場。
ゴング後に静かな視殺戦。
チョップ合戦からそれぞれスタナー、男色ドライバーを狙いますが双方不発。
ディーノを場外へ落とすと三四郎がコーナートップからプランチャー!
介入するB52スペシャルを客席へ放り投げると、ディーノを引きつれ南側通路へ。
長距離のクローズラインを叩き込みリングへ。
スリーパーからキャメルクラッチ。ロープへ走りこんだところに坂井の足狩り。
ディーノ腕へのニースタンプ。腕を極めての「死ねぇ〜」からアームロック。
さらに低空ブレーンバスター、ニースタンプからコックボトム。
男色ナイトメアは顔と腕へ。
コーナーに上ったディーノをロープ蹴ってロープにまたぐ形で落とすと、
ブレーンバスターの体制に抱え、一度目は前へ金的。二度目は後方へ投げ
2カウント。
コーナーへ振り、天龍式のパンチ&逆水平。さらに投げっぱなしジャーマン。
これも2カウント。
男色スクリューからシャイニングあてがい。コーナーに登るが蘇生した三四郎
一本背負い
シャープシューターからテキサスクローバーホールド。一気にディーノの膝を
攻め立てる。
B52スペシャル。坂井がグレースレフリーに「あそこにお母さん!」
グレースさんが探す隙に坂井、橋本がダブルのチョークスラム
が、なんとディーノ加勢を拒否。
三四郎に握手を求め応じたところをコンプリートショット。
スタンドから倒れこむようにダブルリストロック。ブレイク後アームブリーカーから
再びダブルリストロック。
三四郎、コーナに押し込みその体制のまま後方へ投げて脱出。
パワーボムに捕らえるとフォールにいかずバイソンテニエル!が2カウント。
ストーンコールドスタナーを防いだディーノが掟破りの逆スタナー!
ダブルダウンでカウント9。
立ち上がったディーノ、パイプカッター3連発、カウント2.9
ファイト一発を喰らうがそのままディーノを捕まえスタナー×2。
三四郎も掟破りの逆男色ドライバー!さらにクローズラインを叩き込むが、
どちらもディーノ、2カウントで返す。
さらに狙ったクローズラインはブロックしキス。ロープにとんだディーノへ
追っかけサンシローズライン。
ロープへ振り再度狙ったサンシローズラインは相打ち。
間髪いれずディーノ、男色ドライバー!が2カウント。
一気にスパートしたディーノ体制が整わないまま男色ドライバー2連発!
が、三四郎3カウントは許さない。
2枚目のアンダー(通常は3枚穿き)をおろしたディーノ、ゴッチ式男色ドライバー!
ついに決着!!
ディーノコールを止めたディーノが昔語り、
デ:2年前DDTに上がった頃、私の評価は「学プロ」「色物」
でも一人だけ評価が違った。それが高木三四郎
今日はだからどうしても、彼から3つ取りたかった。
(ディーノの顔の反射がやけに多い・・・泣いてる?!)
デ:DDTで一番価値のある男になるためにはこのベルトが必要だった。
私は色物だけどDDTで最も価値のある男にこだわる。だからベルトは手放さない!

感想

3WAY戦がDDTにしては珍しくプレイヤーが客に向き合う事が少なかった試合でした。
もっと面白く、盛り上がらせることが出来たんじゃないかと思うんですが、
高望みしすぎですか?
しかし、MIKAMIのフィニッシュ技と飯伏のリング内からトップロープに飛び乗り
反転してのファイヤーバードスプラッシュ。
すっげぇ衝撃!
ベストバウトはタッグ選手権だけど、最後のディーノのマイクに感動。
メインの試合はちょっと途中グダグダだったけど、ディーノの覚悟を知った上で
思い起こせば、結果大満足!