DRAGON GATE後楽園大会「PRIMAL GATE」観戦記

観戦記は帰りしだい順次アップ完了です!

試合前

10分押しで開始。これは今年も直らないのか・・・。
Do FixerによるMC。
ちょっと遅い新年の挨拶と優勝賞金でグアムにDo+マグナムを連れて行った
という報告。
谷やんキッドの最新の状況を説明したところでBlood Generation入場。
CIMA:俺らはなぁ、年末6人揃ってPRIDE見とったんじゃ!
CIMA:KING OF GATEに勝っただけでドラゲーのキャプテンにでもなったつもりか!
斎了:キャプテンって、今時あんた・・・。
自分でもしまった!と思ったのか顔を真っ赤にして照れるCIMA
畳み掛ける斎了。斎了がCIMAにマイクで優勢に立つなんて珍しい光景だ。
キャプテンという単語をきっかけにメインをキャプテンフォールにする事を
提案する斎了。
CIMAもこれを了承するが、BGのキャプテンはCIMAではなく岸和田兄さんに決定。
兄さんにマイクを振ったところ
岸和田:お前なんかどうでもいい、アンソニーだ!
アンソニーリングイン
岸和田:俺が狙ったらなぁ、お前謝れ!
アンソニー:謝るかよ!僕を(メインの)試合に入れてください。
アンソニーのアピールによりアンソニーと堀口が入れ替わる事に決定。
が、この際斎了が冗談で交代するのは谷嵜、と言った事で谷嵜と斎了が
なにやら険悪な雰囲気に。
締めたのは吉野。
吉野:おい、キッド。お前と俺はキャプテン、関係ないからな、とことんやるぞ!

第一試合

キング・シーサー、×スペル・シーサー

         VS

新井健一郎、○横須賀享

シーサーに「オラレ!」と声援が入ったことが気になったらしく、
動作の終わりにオラレ!とアピールする享。
巻き投げの打ち合いのあと平手を背中にパチン!
代わったアラケンも攻撃の最後は平手を背中にパチン!
繰り返されたシーサー、背中を真っ赤にしてのた打ち回る事に。
散々いびられたシーサーに代わって入ったキング。
高速のケブラドーラ・コンヒーロでアラケン、享を場外へ出すと
シーサーとトペ・スイシーダ二重奏。
さらにキングがゴリースペシャルに享を捕らえるとシーサーが捕らえた
アラケンをキングにロックさせ組体操のように倒立!
さらにキングに肩車のように飛び乗ったシーサー。反転すると寝かされた
アラケンに向かってパワーボムの要領でプレス。
享にも狙いましたが、これは失敗。
シーサーがさらにナターレ・ビアンコ、丸め込みでフォールを狙いますが
どちらも2カウント。
最後は享の友情でピンフォール

試合前

ダニエル:用意していた森ちゃん用のネタが代わったために使えなくなったよ。
最近、ヴァンジェリス、トザワと言うお笑い路線の強力なライバルが登場したため
トゥデイより新路線「ズル勝ち」
本当にずるがしこい事をしまーす。一言で言って「小悪党」

第二試合、ハンディキャップマッチ

フロリダ・ブラザーズ(ダニエル岩佐、○マイケル三島)

        VS

×堀口元気アンソニー・W・森と交代)

ずるがしこい小悪党Point
1:ロープブレイクの際に相手の腕をロープ絡めるとレフリーの呼びかけに
応じるふりをして振り返りつつエルボー。
2:場外に落として戻る際にロープをまたいだ瞬間にロープを蹴り上げて金的。
3:いつものお笑いムーブの時も八木ちゃん出番なし!
4:コブラツイストの際にレフリーのブラインドでロープを掴む
そしてフィニッシュ
5:スクールボーイでフォール中、ダニエルが四つんばいになり
足位置を高くして体重をかける
言ったとおりの小悪党っぷりでしたが、盛り上がったかというと・・・。

第三試合

×トザワ、ヴァンジェリス

       VS

カツオ、○B×Bハルク

カツオはハルクのダンス中は場外で待機。
一方トザワ、ヴァンジェリスと一緒に入場。
が、リングイン前の客席のアピールはなぜかヴァンジェリスを差し置いて
トザワが南側!
リングインしてからのダンスも2人並んで息ぴったり。
上着を脱いだヴァンジェリス、前回後楽園大会より確実に体が締まってます。
カツオ、トザワでゴング。
ちょっとした間に腰ふりを入れるもののレスリングはおふざけなし。
リストの取り合いもきっちり制します。
ヴァンジェリスはこれが本来の動きなんでしょう。切れがありました。
ロメロスペシャルを決めるとそのまま頭側へ相手の倒しフォールを狙います。
流れに乗るヴァンジェリス組、トザワがエプロンから走ってコーナーに
飛び乗るとダイビングヘッドバット。さらに対角線コーナーに乗り
腰振りアピールを決めるとヴァンジェリスがデッドリードライブで加速をつけての
ダイビングヘッドを狙いましたがこれは失敗。
ここで攻守が変わるとハルク組がラッシュ。
ムーンサルトはかわされたもののハルクが着地。かわしたトザワを捕まえた
カツオの水車投げから再びのムーンサルトはカウント2
E.V.O.の旋回中に一度は逃れたトザワでしたが2度目のE.V.O.を喰らってしまい
3カウント。
ヴァンジェリス以外は同期の3人だったこの試合。勝ったハルク組のいい笑顔が
印象的でした。

第四試合

望月成晃マグナムTOKYO

      VS

鷹木信悟、×ドン・フジイ

マグナムがダンスで入場。てっきりダンスは無しかと思っていたので
これはうれしいお年玉でした。
試合はバチバチのどつきあい、意地の張り合い。
ハードヒット路線というか、メジャーを意識した?試合内容でした。
マグナム、フジイが先発。
チョップ合戦はお互いにノド元に入ってしまい、さらにヒートアップ。
マグナムのサッカーボールキックは背中ではなく肩口。
それを耐えながら立ち上がるフジイ。立ち上がると張り手一閃。
張り手の打ち合いを制し信悟にタッチ。
信悟とのエルボー合戦をワンツーエルボーで制するともっちーリングイン
ダウンしている信悟の上半身を起こすとサッカーボールキックを前後ろ。
ボディースラムの仕掛け合いを制するとさらにもう一撃サッカーボールキック
マグナム、もっちーの強烈な打撃をただ受けるだけでなく、すすんでやり返す
信悟、フジイ組。意地と意地がぶつかり合い一進一退。
試合が動いたのは中盤、マグナムがトペを見せてから。
リング上のフジイに対しフロントキックを2発見舞ったもっちーがロープへ飛ぶと
フジイがカウンターのドロップキックからWARスペシャル。
カットに入ったマグナムがフジイへWARスペシャル。これをカットに入った信悟、
マグナムを捕まえるとブレーンバスターの体制。がマグナムが足をかけて堪える。
バックの取り合いと見せかけて信悟のMANRIKI。
これをマグナム後頭部へのニーで脱出すると輪廻に近いドラゴンスクリュー。
さらに即頭部へミドルを入れると、絶縁!
もっちーのミドルからマグナムのミサイルキック、2カウント
止まらないもっちー、マグナム。
もっちーの三角飛び延髄から龍魂ラリアットも2!
ここで信悟ジャックハマーをもっちーへ。立ち上がり際にマグナムがラリアット
当たりが浅くこれも2。
マグナムの頭突きからの延髄切りを堪えると信悟の逆襲。
ラリアットパワーボム、そしてラストファルコニー、が3カウントは奪えない。
さらに信悟のパワーボムからフジイのナイスジャーマンも2カウント。
フジイがノド輪を狙う。これをどうにか堪えたが、すぐにラリアット
パワーボムに持ち上げるがマグナムがウラカン・ラナ、をさらに回転エビ!
これも2カウント。
代わったもっちーラリアット。が右はブロックされ左はかわされると
無防備な背中をフルネルソンに捕らえるとドラゴンスープレックスホールド
がっちり決まって熱戦に終止符。
納得いかないフジイさんはレフリーの神田さんをリングに上げると、
ボディスラム。さらに首根っこ捕まえてトップロープ越しに場外へ
ぶん投げて鬱憤晴らし!

第五試合、キャプテンフォール、イリミネーションマッチ

谷嵜なおき、C:アンソニー・W・森堀口元気と交代)、ドラゴン・キッド斎藤了

            VS

吉野正人土井成樹、CIMA、C:マグニチュード岸和田

↑選手の前のCはキャプテン
岸和田兄さんのコール時にBGの襲撃でゴング。
早速の場外戦。組み合わせは斎了、CIMAが南側通路、吉野、キッドが北側観客席、
谷嵜、土井が南側リングサイドから東へ移動?
兄さん、王子が東側観客席。
リング上へ戻ってきたのは吉野、キッドに土井というブレイブ絡みの3人。
連携攻撃でキッドを痛めつけます。
吉野が土井を台にしてムーンサルト+半回転のセントーンを決めたのは
お見事!
代わって入ったのは谷嵜とCIMA。が、場外戦で谷嵜が頭より出血。
頭を拭けとタオルを渡すCIMA。受け取る谷嵜。が拭いたタオルは
CIMAに投げつけます。
援軍に入った斎了と連携攻撃を見せますが、斎了の低空ドロップキックを
クラッチされていたCIMAが谷嵜を前に押しやり誤爆
斎了と谷嵜、CIMAそっちのけで胸を付き合い斎了を押し倒した谷嵜、
CIMAと握手しリングを降ります。
セコンドについた堀口が谷嵜をなだめなんとか自軍エプロンには連れてきます。
リング上は王子と兄さん。王子ボコボコです。
CIMA、吉野が合体攻撃。肩車された吉野が飛び降りながらのセントーン
さらにCIMAがゴリースペシャルから前屈してフォールを狙うが2カウント。
そしてスーパードロル!
なんとか兄さんを捕獲したDo連合。コーナーに振って対角線攻撃を狙いますが、
谷嵜はこれを拒否し3人で行うことに。
最初の斎了のフライングフォアアームをかわすと続いて飛び出したアンソニー
ラリアット。3番目のキッドは高速のケブラドーラ・コンヒーロ。
さらに対角線から戻ってきた斎了へパワースラム。
あっという間に逆転すると王子へラリアット。土井がDOI555を狙いますが
電光石火のエレガントマジック(十字架固め)は2カウント。
土井が羽交い絞めをし場外の吉野がプロテインパウダーを投下!が逃れた王子。
するとエプロン下にいた谷嵜がなんと逆さ押さえ込み!

×土井成樹(逆さ押さえ込み)○谷嵜なおき

斎了とがっちり握手を交わした谷嵜。マイクを掴むと
「俺はずっとDo FIXERじゃ!」
斎了を捕まえた兄さん、対角線のボディアタックからセントーン
これは2カウント。
代わって入った谷嵜、CIMAに握手を求めるがCIMAが迷う間に手を引っ込める。
コケにされたCIMAが切れる。
谷嵜を捕まえるとマウントで殴りかかるが、Doのコーナー側のため速攻でカット。
代わって入った兄さんとキッド。兄さんが長時間のスリーパーで
キッドの動きを止めるとコーナーポスト側から逆コーナ側までぶん投げた!!
なんだそりゃ?!
息を吹き返したキッド、代わった吉野へコーナートップからの攻撃を狙うが
どてっぱらにドロップキックで迎撃。さらにトルベジーノ。
代わった谷嵜とCIMAコーナートップからブレーンバスターを狙うCIMAを叩き落すと
ビーナスを狙い前転するCIMAへコーナーマットをはがして1撃。
が、CIMAに抱えあげられシュバイン!しかもクラッチを途中で放したため
嫌な角度でマットに刺さる。
カットに入るキッドにも同様のシュバインを決めると、再度谷嵜へ
シュバイン敢行。

×谷嵜なおき(シュバイン)○CIMA

倒れていたキッドへすばやく駆け寄った吉野、キリストの回転中から
スクールボーイでフォールそうになるが、2で返すとアナザースペースから
間髪いれずライトニングスパイラル!

×ドラゴン・キッド(ライトニングスパイラル)○吉野正人

まさに電光石火!
圧倒的優位に立ったBG。兄さんへのダブルのブレーンバスターも2対3に逆転して
ブレーンバスター返し。
さらに斎了を捕まえた兄さんがコーナーへの対角線ボディーアタックから
セカンドロープに乗ってのムーンサルトプレス
2で返されるとラストライド予告!
が、これを何とか堪えリバースするとフィッシャーマン・エクスプレス。
3度目は必死に堪える兄さんを凌ぎ投げきった!
代わった王子とCIMAですが、CIMAが圧倒。
フロム・コーナー・トゥ・ザ・セイムコーナーを決め、丸め込み合戦も
ジャパニーズクラッチホールドに行く途中でブリッジせずにジャンプして
フットスタンプ、とCIMAならではを見せつけて岸和田兄さんへ。
フライングボディプレスは2カウント。ついで狙ったラストライドは頂上からの
エレガントマジックで2カウント。
兄さんの投げ捨てジャーマンを受けて2方向からサンドイッチ式の
フロムコーナーtoコーナー
近寄る兄さんへ起死回生の腕十字。
バスターで叩きつけるが、離さず三角締めへ移行!
再度バスターで叩きつけるが王子が離さない!3度目のバスターを狙い胸まで
持ち上げたものの糸が切れたかのように倒れこむ兄さん。
レフリーが駆け寄るとゴングを要請!

試合後

あわててリングに上がったリングドクター?と思われる方がチェックをし、
三角巾で肩を固定すると兄さん退場。
マイクを持った王子が退場するBGに向かって一言
王子:一言言っといてやるよ、誰が謝るかー!
改めて会場に向かって締め
王子:アンソニーは負けません。逃げません。そして、謝りません!!

感想

ブレイブゲートの動きとCIMAの勧誘話はあったものの、ブレイブに関しては
すでに博多で防衛戦が決まっていたりとあまり見所もなく、期待値としては
低い状況での今大会の観戦でしたが、面白かった。
セミで見せたハードヒット路線はどうやらワンランク上?の「メジャー」
と呼ばれる団体のプロレスを強く意識した内容へと変貌を開始しだしたのかも
しれません。
従来の闘龍門の流れを汲むDRAGON GATEのプロレスとどう混ざり合っていくのか。
またメインの王子と兄さんの相性の良さというか悪さというか、は特筆もの。
エレガントマジックだけでは説得力に欠ける王子でしたが、関節技という
選択肢を持ち、そのどちらも力で向かい合うほどに強さを発揮する技と言う事で
ストップ・ザ・岸和田のジョーカーどころか一番手に急浮上。
その他のオールマイティーな選手達への対処法が確立できたら一気に急浮上も
充分アリですよ。ようやっと王様への道が開けたか?
そして2度目の恥をかかされた岸和田兄さんの逆襲はどうなるのか、
俄然楽しみになってきましたよ。
3度目の正直は4月の大田区体育館で決着戦になるのかな?
とにかくドラゲーから今年も目を離せないって事ですよ。