レッスルエキスポ2006サマーナイトエクスプロージョン観戦記

頑張りました。

第一試合、アイアンマンバトルロイヤルWORLDEXPO

趙雲子龍(中国代表)、アントーニオ本多(イタリア代表)、ガッツ石島(日本代表)、ジェシー・ベリー(アメリ東海岸代表)、スペル・スタンリー(メキシコ代表)、マッドマン・ポンド(アメリカ西海岸代表)、トゥー・タフ・トニー(アイルランド代表)、ポイズン澤田JULIE(蛇界代表)、269代王者メカマミー(エジプト代表)、クレイジーSKB(地獄代表)

以上入場順。
一人の危険人物のために666興行名物、須山&テイオーの会場実況付き。
その心配どおり火炎放射をぶっぱなしながら花道にあらわれたバカ社長!
が花道からリングの間で火が消え、事なきを得る。
ゴング、チャレンジャー全員で王者に襲い掛かるが吹っ飛ばした王者。
アントンがポイズンのロープを使い王者を転倒させ、フォール勝ち。
これをきっかけに目まぐるしく王者が移動するリング上でチャンスを狙い
コーナーに登ったメカマミーだが、登りきった頃には戦場は既に場外に!
実況解説コンビに年だの、息が上がってるだのさんざんな言われようの
王者JULIE、意を決しリングに上がると襲い掛かる挑戦者、アントンを、
趙雲を、バカガイジンズまでもバッタバッタと呪文で投げ飛ばす。
次に襲い掛かったのは手に花火を持った地獄人、クレイジーSKB!
ポイズンの呪印にあわせバカ社長の腕がぐるぐる回される。
さらに呪文で投げ飛ばされると空に爆発音。手にしていた手持ち花火とは別に
仕込んでいた落下傘花火が空中で爆発した模様。
薄暗い場内に緩やかに落ちる落下傘。

残り時間3分。

王者JULIEの目の前にはコーナーに登ったっきり忘れ去られていたメカマミー
動き始めたメカマミーへ呪文を発動するJULIE。
そのJULIEの視界を覆ったのはロケットパンチ
「メカに呪文は効きません!」解説陣の声が響き渡る。
再びベルトを腰にしたメカマミー、ドリルを手に挑戦者を蹴散らしていると

残り時間30秒!

アナウンスが終わるや否や花道から
ドパパパパパパパパパパパパパパパパパパ!
破裂音と火花を身に纏って現れたバカ社長。花道をダッシュすると
一気にリングインし王者へタックル。
けたたましい破裂音と火花と煙に包まれたリング上でマットが3回叩かれる。
残り時間1秒?でのまさかの王者交代。
いやぁDDTは一番持たせちゃいけない人に獲られましたよ」(By須山)
終結果:270代アントーニオ本多 → 
271代マッドマン・ポンド → 272代ジェシー・ベリー → 
273代トゥー・タフ・トニー → 274代スペル・スタンリー → 
275代ガッツ石島 → 276代趙雲子龍 → 277代ポイズン澤田JULIE → 
278代メカマミー → 279代クレイジーSKB

第二試合、ODDスペシャルシックスメン

谷口裕一(フリー)、THE MACDDT)、○ミラクルマン大阪プロレス

ファルコンアロー → ひとさし指体固め

大黒坊弁慶大日本プロレス)、×くいしん坊仮面(大阪プロレス)、スペル・デルフィン大阪プロレス

出張の時の大阪プロレスは楽しいプロレス。
というわけで大阪プロレスのネタを中心に試合運び。
しかしMACは持ちネタを出す事も無く、本当に数合わせ。確かに大阪勢や
谷口、弁慶の絡みに比べると本当に一人だけ関係ないからなぁ・・・。
せめて三和太練習生だったらと思ったね。そろそろぶ〜ちゃんローラーが見たい!
しかしこれなら全員大阪プロレスのメンバーでこてこてのシックスメンだった方が
心置きなく楽しめた。

第三試合、大日本プロレス VS DDT6人タッグ

DDT:○KUDO、柿本大地、飯伏幸太

ダイビングダブルニー → 片エビ固め

大日本プロレス関本大介井上勝正、×グレイグ

グレイグ選手、昼間からフリーゾーンで食べ物の売り歩きをしている時から
ちっちゃい選手だと思っていましたが、リングに上がると本当にちっちゃい。
リーダーよりもちいさく幸太より体が薄いとは。
しかしこのメンバーだと関本の肉体の存在感が抜群というか圧倒的!
KUDOと関本のマッチアップがもっと見たかったのになぁ。

第四試合、マッスル提供:お台場冒険島2006マッスルミュージカル「祭」

リングに登場したのは演出家鶴見亜門
亜門:

えぇ、レッスルエキスポ2006にお越しの皆さんこんばんは
君が来なくちゃはじまらない、お台場冒険島2006マッスルミュージカル「祭」
と題して行います。

場内に設置した大型モニターで午後4時からサブアリーナで行われた予選の
VTRを流す事に。
予選は8段からスタート。
跳ぶ順番はマッスル坂井 → Mr.マジックこと下嶋ゆーじ → 
アシュレイ・サウザー(レッスルゲイト) → サム・サウザー*1
全員が難なく8段をクリアしたところでVTR終了
亜門:

これが16時の時点の話なんで、今頃20段くらいまで跳んでるかな?
サブアリーナの坂井!

サブアリーナに映し出されたのは先程と同じ8段の跳び箱。
坂井:

全員、50回連続で跳び箱成功してますよ

亜門:

違うだろ?!なんで8段を跳び続けてるんだよ。
20段用意しとけって言ったろ?

坂井:

ありません、どーぞ

問い詰める亜門、聞こえないふりを交えつつ空っとぼける坂井との
鬼気迫るやり取りの末、方向転換。
亜門:

高くでは無く、いかに個性的に跳ぶか!これで競います。

1番手はMr.マジック。跳躍した瞬間に消えた!
大型ビジョンで画面が荒いせいか、まるで映像処理みたいに消えてました。
2番手は坂井。パワーファイターが続くので跳ぶのではなく、
遠くまで投げる事に。
跳び箱を持ち上げた坂井だったが、腕プルプル、膝ガクガクで投げる前に
重さで潰れてしまう!
慌てるマジックとサウザー兄弟。
これを見ていた亜門
亜門:

坂井はダメ?それじゃ仕方ない、普通のタッグマッチでお茶を濁そう。
メガネもそこに居るんだろ、全員早く戻って来い!

特別試合
サム・サウザー(22)、アシュレイ・サウザー(30)

          無効試合

Mr.マジック(26)、藤岡メガネ(27)

どうにもならないくらい圧倒的な体格差に翻弄されるマジックとメガネ。
サウザー兄弟がリストアップスラムに捕らえたところで音楽。
モンスターボックスと合体してしまった坂井登場。
無効試合
亜門さんの「この化け物を退治しろ!4対1だ!」の要請により

特別試合、ハンディキャップマッチ

サム・サウザー、アシュレイ・サウザー、×Mr.マジック、藤岡メガネ

ジャンピングボックス・フロム・ヘル → 体固め

ボックス坂井

変わり果てた坂井の姿に嘆く亜門。そんな亜門にアシュレイが語る。
アシュレイ:

弟はFBIの心霊捜査官
世界中で起こっているモンスターボックスの呪いの調査のために
日本に極秘来日した

呪いを解ける手段を聞こうとする亜門へ
アシュレイ:

解決方法はありません。科学では説明できない事はいっぱいあります。
人間と跳び箱が一緒に生活する方法を探すしかありません

ぽかんとする会場。
跳び箱人間として生きる決意を述べた坂井。その坂井を社長としてこれからも
DDTテックで働くことを表明したメガネ。
なんとなく感動的な空気になったところで締め。
坂井:

世界観を押し付けてゴメンナサイ!

第五試合、大日本 VS アパッチ蛍光灯デスマッチ

アパッチ軍シャドウWX、ד黒天使”沼澤邪鬼葛西純

ドラゴンスプラッシュ → 片エビ固め

大日本:アブドーラ小林佐々木貴、○伊東竜二

前回のインディーサミットに比べると蛍光灯使用量は控えめ。
シャドウWXだけデスマッチと言うよりかハードコアな試合をしていたのが
個人的には興ざめ。もうついていけなくなっちゃったのかなぁ。
神様は今日も楽しそうに両手に持った蛍光灯でアブ小の頭を殴る殴る。
佐々木、伊東のWの右足with蛍光灯は強烈。
最後はかっこよすぎるドラゴンスプラッシュ。

第六試合、みちのく・大日本・DDTKAIENTAI-DOJO混成タッグマッチ“G4”(グレイテスト4)

男色ディーノDDT)、×男盛(みちのくプロレス

        もろだし → 反則

○MEN'Sテイオー(大日本プロレス)、大石真翔K-DOJO

男盛選手が男色殺法を物にしつつあってそれにビックリ。
そしていろんな意味で犠牲者になった大石君に哀悼・・・。
あんましそっちの方向にははじけなくっていいんだよ、って言ってあげたい。
すごく!!
それよりも何よりも、ディーノの入場の時に唇を奪われた事の方が重要

第七試合、勤皇党 イタリアンフォーホースメン vs DIISASTER BOX

勤王党、イタリアンフォーホースメン:○フランチェスコトーゴー、アントーニオ本多筑前りょう太KAZMA with296

イタリアンインパクト → 片エビ固め

DIISASTER BOX:大鷲透HARASHIMA、“ジェット”省吾、×中澤魔イケル

試合前のマイク合戦はアントンが296と燃えろいい女の替え歌で大鷲を
おちょくれば、大鷲は東日本No.1イケメンヒールユニット
お前らを退治するとエールの交換。
西日本No.1ヒールユニットはやっぱり全員マスクなあのユニット?
試合は復帰したKAZMAを見れたので満足。
KAZMAといい筑前といい勤王党はいい身体をしてます。特に筑前ボディは
なかなかですよ。
今日のジェットパンチは4回チャレンジして3回成功、1回失敗、1ノーダメージ
でした。

第八試合、ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ

鈴木健想

垂直落下式ブレーンバスター → 体固め

×高木三四郎

試合前にこれまでの全経緯を網羅した前振り映像。
健想、ストロングスタイル伝統の黒のショートパンツで登場。
9時42分、ゴング。
中央で睨みあいながら近づく二人。握手をするが互いに手を振りほどく。
チョップでじりじり押し込まれる三四郎。有刺鉄線ギリギリで
サイドに避けて脱出。
ロックアップで押し込む三四郎だが、健想もギリギリで踏ん張り返す。
再び中央へ戻るとバックの取り合いからリストロック。
ヘッドロックに捉えた健想が有刺鉄線へ振るが、なんとか踏みとどまる。
手四つからの力比べから、巻き投げた健想。中央でチョップを放つ。
三四郎のテメコノヤロを受けるとラリアットで倒し、起き上がり際にスピア。
起き上がった三四郎を捉えると有刺鉄線へスロー、閃光、爆音、火花が散り
三四郎被爆
と同時に場内の大型モニター以外の全消灯がダウン。
照明と電流爆破に同じ電源使うか?普通。
健想はボディスラム2発から投げられた三四郎を有刺鉄線に押し付けようとするが
必死に堪える三四郎
ナックルパートからのDDTでフォール、カウント2
ここで照明復帰。
更にニースタンプ、これもカウント2
立ち上がった三四郎へ健想のビックブーツ。よろけた三四郎へ再度狙った
ビックブーツを交わされると勢い余ってそのまま有刺鉄線へ。
健想被爆。すかさずフォールを狙うが2カウント。
再び場内停電。・・・スタッフはバカの集団か?
一気に攻め込む三四郎
ブレーンバスターからパワーボム。どちらも2で返されると、捉えた足を
離さないままターンオーバーし逆エビ。さらにSTFで絞り上げる。
首投げからヘッドロック、首四の字と体力を奪いに出た三四郎
健想へジャーマンスープレックスで投げるがこれもカウント2
テキサンクローズラインをかわした健想がバックドロップ。
葉隠れⅡを狙いアイアンクローに捉えたところ三四郎が押し込み、健想2回目被爆
爆破の衝撃で倒れた二人だが中腰になりながらも近づくと張り手を打ち合う。
打ち合いながら立ち上がると、気合をいれ二人とも自ら有刺鉄線へ走ると
被爆しつつダッシュラリアット
相打ちとなりダブルダウン!
カウント7で先に立った健想がフォール、カウント2
葉隠れⅡ、スタナーをそれぞれカウント1で返した二人。
三四郎、がさらにスタナー2発で追撃するが、健想は三四郎を離さず
有刺鉄線へ押し付ける。三四郎2発目被爆
ラリアットの相打ちから、テキサスクローズライン、スタナーと攻め込んだ
三四郎だがカウント2
再び狙ったテキサスクローズラインをスピアで止めた健想。
バックドロップから葉隠れⅡ
2カウントで肩を上げた三四郎を抱え挙げると垂直落下式ブレーンバスター!
3カウント。

試合後

健想:

今日はどうもありがとう。まずはじめに来てくださったお客様、本当にありがとうございます。
そしてスタッフ、レスラー、高木、一緒に戦ってくれたレスラーに、皆さんありがとう。
そして、最後に僕の愛する妻浩子、愛してるよ!

三四郎

プロレスは最高です!
レッスルエキスポ、最高の対戦相手、最高の試合、最高のお客さん、プロレス最高です。ありがとうございました!

二人とも泣きながら抱き合う。
最後に三四郎の呼びかけで出場全選手がリングに上がり記念撮影。
坂井はボックスだったし、クレイジーSKBはアイアンマンのベルトを肩に巻いて
写真に写っていました。

*1:夏休みを利用して日本に遊びに来ていたアシュレイの実弟にして総合格闘家、らしい