El Doradoディファ有明大会「CONCLUSION OF AUTUMN」観戦記

試合結果、感想アップ完了。
試合前後のマイクは後日付け足します。

試合前

南京都高校校歌が流れ、吊りパン姿のYASSHI&沖本登場。
YASSHI:

みなさん、こんばんは〜!
こんな平日の遅い時間に、こんな遠くまでありがとうございます。
俺達、南京都高校の沖本と辻本です。
って火野がおらんやんけ。おい、教育係のお前呼べや。

潤に放送をお願いする沖本
潤:

本日のセミファイナルに出場予定の火野裕士君、白黒マスクに青の吊りパンとドレッドヘアに赤の吊りパンのお友達がお待ちです。館内放送をお聞きになりましたら至急リングまでお越し下さい

花道に現れた火野はいつもの試合用コスチュームで登場。
火野:

自分やっぱり吊りパンなんて穿けないっすよ。カッコ悪いっすもん

とやはり拒否をする火野。
実は大会前に沖本が千葉BFまで火野を説得に向かい、嫌がる火野へ
アダルトDVD、ゲームソフト、エルドラド選手ポートレート(ドラドア時代の売れ残り)で
説得したはずだったのだが。
火野:

だってあのキン肉マンのゲーム、ネプチューンマンがいないんすよ。
ネプチューンマンのいないキン肉マンなんて、キン肉マンじゃないっすよ!

辻本:

火野を釣るには食いもんや。
1枚400g、1ポンドステーキでどや!

火野:穿きません
辻本:2枚や
火野:穿きません
(中略)
辻本:10枚や!!
火野:オッケー!
交渉がようやっと纏まったところでバラモン兄弟乱入。
バラモン

マスクに吊りパンなんて変態か?
お前、上野のルンペンか?
お前も、肉、肉、肉って肉食うなら人○食え!
いいか今日の試合、お前等ボコボコにしてやる南京大(口ぱく)だ!

竹刀で全員をぶっ叩いてゆうゆう退場するバラモン兄弟
辻本:

南京都高校バカにされても、吊りパンをバカにされるのだけは許さん!

気合漲る辻本先輩にたじろぐ後輩。
辻本:

沖本、お前最近レスリングに余計な物を持ち込みすぎや!
なんやその手は外せ外せ。そのマスクもや!

流石にマスクは全力で拒否する沖本。その舌鋒は火野にまで。
辻本:

火野、沖本、辻本と続いたら何や!

火野:

火野本?!

辻本:

わかっとるやないけ〜、エルドラ上がる時はずっと火野本じゃ!

観客と気合入れの声だしをして退場。

試合前

・VTR

Ken、イタリア軍に対抗するため、エアギターに磨きをかけるため覆面屋工房へ。
そこで待っていたのはプロレス界随一のエアギアーマスター。
エアギター日本大会ファイナリスト、リッキーフジ!
さっそく特訓を行い、ロック魂とエアネス*1を注入。

・リング上

Sand stormが流れる中まず登場したのはギターケースを持ったKen。
次いで透ちゃんとジェット。
先にリングに入ったKen、ギターケースを開け準備開始。
リングインした透ちゃんにドラムスティック、ジェッさんにはトライアングルを
渡すと音楽チェンジ!
戸惑いながらもセカンドロープに座りドラムをセッションする透ちゃん。
一方受け取ったまま微動だにしないジェッさんが動いたのは最後も最後
曲がフェイドアウトしかかった瞬間に、
チ〜ン
会場大爆笑!
イタリアンフォーホースメン入場。
アントンがいつも通り観客席を飛び跳ねるが、反応薄く、一番反応があったのは
ひまひま。達周辺の透ちゃんからチケットを購入した(=DDTを見るような)
お客さんばかり。
アントン:

ファ○ク×4、ファッ○式視力検査!
エアバンド?ふざけんじゃねぇ、物申す!そんなのインチキエアバンドだよ!

大鷲:

おぉ〜い!何がインチキエアバンドだ。お前等こそインチキイタリア人だろ!

アントン:

インチキじゃねぇ!っていうかDDTの北海道とネタ被ってんだろ!
その話はこっちに置いといて

大鷲:戻して
アントン:また、置いといて
大鷲:もとに返して
アントン:

また、置いといてってコントか?お前ドリフ好き?黒い志村けんか?!
まぁいいよ、まぁいいよ。
お前(Ken)100歩譲ってOK、お前(大鷲)・・・も500歩譲ってOK。
お前(ジェット)、お前生トライアングル奏者じゃねーか!

ジェット:ち〜ん!(トライアングルを叩く)
アントン:

反省の色無しかよ。
よ〜し分かった、俺の怒りを代弁する男がいる。小さな巨人里中智の如きミラニートコレクションa.t.カモン!

会場に流れるmilinito fever。
ダンスの期待に胸膨らむ会場だが、花道に立った大鷲がミラニートを強襲。
大鷲:このリングでダンスは踊らせねぇぞ、インチキイタリア人!
これには会場大ブーイング!

第一試合

大鷲透、דJET”省吾、Ken45゜

(ナターレ・ビアンコ → エビ固め)

○ミラニートコレクションa.t.、モリベルナルド、フランチェスコトーゴーwithアントーニオ本多

結果的に本日のベストバウト。
これだけの人が揃ってりゃぁ当たり前っちゃぁ当たり前。
入場時にKenがエアギターにあわせて、透ちゃんにスティックを渡しエアドラム
ジェッさんにはトライアングルを渡してセッション。
イタリア軍のダンスは阻止してゴング。
試合も、トーゴーが場外弾と見せかけてセカンドロープを使ってバク宙を
見せれば、透ちゃんがベビーフェイスなのにうっかりロープを使っての踏みつけを
しちゃったり、ジェッさんが3度目にしてジェットパンチをさせたり、
モリと透ちゃんがリストロックを使ったネタを披露したりで会場のボルテージも
うなぎ登り。
最後はアントンのパウダーをうけミラニートがナターレ・ビアンコで3カウント

・試合後

大鷲:

おいてめぇ、うちのジェットになんてことしてくれるんですかー!
私もベビーフェイスでありながら粗相をしてしまいました。
ジェットからフォールを獲るとは思わなかった。検討に免じて5分間だけこのリング、自由に使わせてやるよ。

ラニート:

佐久で生まれたこのユニットをようやく東京で、皆さんにお見せできました。
それでは皆さん、ダンス見たいですか!

ふたたび会場にmilinito feverが流れると、待望のイタリアンダンス!
充分すぎるほどの第一試合で、つかみはグー!

第二試合

エル・ブレイザー飯伏幸太

(ライトニングストラック → 片エビ固め)

清水基嗣、×キング・ポコダ

第一試合で盛り上がったはずの空気が次第に沈んでいくのが手に取るように
分かった第二試合。
ポコダは受け主体でセコイ攻撃しかしないキャラなんだったら、
今回見せたサミングや倒れこみながらの金的以外にも技を用意して、
もっと返さないと。余裕を持って受けているのは会場にほぼ伝わらず、
試合の8割がたで受身を取り続けたポコダに何と言ったらよいのやら・・・
と言う空気がなかなか晴れない。
何せ当方が初めてエル・ブレイザーの攻めをもしかして凄いのか?!と
思っちゃったくらいの受けっぷりでしたから。
最後はサンドイッチハイキックから旋回式アバランシェホールドで叩きつけた
ブレイザーが、コーナートップに外向きに立つとリング内へ後ろ向きにジャンプ
そこから450°より更に1回転多い裏810°スプラッシュ?*2で勝利。

・試合後

Ken45°が花道に登場。
高梨へ
Ken:

まだそんな事やってんのかよ!俺の思いは伝わらなかったのかよ。
メキシコで熱く語ったのはなんだったんだよ!

とまた微妙なマイク。会場お構いなしのKen、
Ken:

タッグトーナメント、俺と組めよ。本気のお前みせろよ。

ポコダ、フードを外しKenと握手。
マイクを持った清水。被害額が100万近くになり、どうにも返せないので
卍丸と組むことを宣言。
卍を呼び込む。握手した卍だが、あっさりと卍落としでKO
何がしたいのか分からん・・・。

幕間(VTR)

田上明に対抗するための作戦を練るためベアーが向かった先は秋葉原
元相撲取りの若隼人さんが経営する「食酔YAはやと」
若隼人:

やっぱり関取上がりだとスタミナがないから、動き回ってスタミナを奪えばチャンスがあるんじゃないのかな

アドバイスとご馳走されたちゃんこを元に作戦を練るベアーであった。

第三試合

×ベアー福田

(ダイナミックボム → エビ固め)

田上明

NOAHの日本武道館大会よりも動いたんじゃないか、と言う田上に感動。
でも試合は田上火山噴火どころか、準備運動して体がほぐれたから
一発で決めました。って言うくらいの完勝。
出した技はチョップ数発とスピンキック一発にハイキック一発。
ノド輪を場外1回、リング上で2回とフィニッシュのダイナミックボム。
ベアーは前回の大谷戦以上に何も出来ず。
ただただ、田上からメジャーの風がびゅーびゅーと吹いていた試合でした。

第四試合

辻本恭史("brother"YASSHI)、沖本摩幸ジャンピングキッド沖本)、日野本裕介(火野裕士

南京都高校校歌?で入場した3人。吊りパンの色はYASSHIが赤、沖本が青、
火野が光沢付きの緑。
実は一番やる気満々だったというオチ。
試合は何故かYASSHIがシュウ、ケイ、卍組に長らく捕まるという展開。
ようやく代わった沖本も同様に捕まり、とにかくじれったいぐらいに
長く客席も次第に集中力が落ちていくのが分かる。
なんとか盛り上げようとヒールのシュウ、ケイが客を煽るが効果は薄く
だれたまま15分が経過。
南京高校軍の反撃で試合が盛り返しだしたものの、連携に巻き込まれた
レフリーが不在でフォールが取れないという状況が再び空気をだれさせる。
最後はジャーマンスープレックスで沖本が勝利。
勝った沖本はもう一人でやっていける、というYASSHIのお墨付きにより
南京高校レスリング部OB会軍から卒業。
次回大会からのタッグトーナメントはYASSHI、火野組で参戦する事に。
どーする、沖本?!

第五試合、3WAYマッチ

近藤修司 VS ×菅原拓也 VS KAGETORA

キングコングラリアット → 片エビ固め)
そもそもガッちゃん挟んで対立していた二人とガッちゃんが三人で試合をする、
というシチュエーションがすでに不可思議な状況な上に
序盤の低空ドロップキックでKAGETORAが膝を負傷するというアクシデントに
見舞われ、思っていたことの半分も出来なかったんじゃないか、と思われる
試合ですが、それにしても酷かった。
やりたかったのは闘龍門もしくはDRAGON GATEの雰囲気を感じさせるような
ハイスピード、ハイスパートではない、がっちりとしたグランドも取り入れた
3WAYだったんでしょうが、3人が交じり合わないで行われたグランドは
単にシングルの試合序盤を2度も見るような重厚を越えたしつこさとなり、
先輩である菅原が後輩の負傷した膝を攻めるという、なんともお粗末な攻防も
あり、見せたいものと見たいもののギャップが広がるばかり。
後半、テーピングで膝をぐるぐるに巻いて固定しなんとか動ける状態になった
KAGETORAが無理矢理戦線復帰。コーナートップの菅原へセカンドから倒立しての
スローを狙ったところを二人纏めてファイヤーマンキャリーに捕えた近藤が
バックフリップ。さらにザ・オリジナルを決めるとようやっと歓声がリングへ。
最後はメキシカンストレッチに菅原を捕えた近藤が、菅原を空中へ放ると
どてっぱらにラリアット。立ち上がった菅原へ渾身のキングコングラリアット
フィニッシュ。

・試合後

再度悪冠がやりたい、と近藤と握手した菅原。そこへバラモン兄弟+卍が
襲い掛かる。バラモン兄弟から竹刀を奪った菅原が振り下ろした竹刀は
近藤の背中。更にはKAGETORAへも振り下ろされる。
近藤、KAGETORAを生ぬるい、と斬って捨てた菅原。バラモン兄弟+卍と組んで
団体を引っ掻き回すことを宣言。
そこへ透ちゃんが駆け込むが、多勢に無勢。あっという間に取り囲まれて
ボコボコに。
その時花道から現れたのはディック東郷
スワンダイブのミサイルキックを放つとあっという間に蹴散らす。
東郷のマイクにより、近藤東郷組結成!
大鷲もKAGETORAとのタッグ結成を示唆。
蹴散らされた菅原もビックなパートナーを連れてくると予告。
新たな対立が生じたことにより風雲急を告げるタッグトーナメント。
優勝はどのチームの手に?!

感想

面白い試合も前半にありましたが、後半の試合がとにかく変に長かった。
興行全体で2時間半強なので呆れるほど長いわけではないはずなんですが、
試合中に会場全体の集中力があからさまに落ちているってのは
やっぱり駄目だろう。
ディファ有明という交通の便の悪い会場で19時開始なんだから、2時間強の
コンパクトな興行を目指して欲しかった。
結果イタリアンフォーホースメンと東郷選手に救われた形の興行となりました。
タッグトーナメントがちょっと楽しみになってきちゃった。

*1:何かは聞くな!

*2:正式名称:ライトニングストラック