アイスリボン第8回、2部観戦記

こちらも取り急ぎ結果と入場式コメントのみ。
全試合アップ完了(11/9日現在)

入場式

さくらえみによる見所紹介がありました。
第四試合はラム会長がアイアンマン王者のため選手権試合になる事に。
第五試合の勝者はJWPのジュニアトーナメントに推薦予定でしたが、
参加全選手が決定したので、無かった事にしたいと思います。
選手入場。
石井:よろしくお願いします。
春日:こんにちは。えぇ〜っと×2、(聞き取れず)負けてしまいましたが、今回は勝ちたいです。
りほ:今日も勝ちたいので応援よろしくお願いします。
趙雲今日モリホチャント組ンデ、本当ノ中国人見セテヤルネ
浦井:チャイニーズ、ガッツル×2 よろしくお願いします。
チェ:ニーハオ、ワンバンコ、エセ中国人ヤツケルヨー。今日モヨロピコー!
牧場:きのこさんに勝てるように頑張ります
きのこ:精一杯頑張ります
真琴:(花道から出てすぐの場所で)がんばります
リボン:こんばんは。相手は強豪でおばけですが頑張りますので応援よろしくお願いします
聖菜:絶対負けません、よろしくお願いします
ひかり:(聞き取れず)コスチュームを変えてきました。気合入ってます。応援よろしくお願いします
希月:気持ちより(聞き取れず)声で勝ちたいです
トミー:応援よろしくお願いします
椎名:若い子には負けません。よろしくお願いします。

第一試合

春日萌花

(時間切れ引き分け)

“今夜はカレーよ!”石井美紀

ロックアップからハンマーロックの掛け合いはくるくる回って春日の勝ち。
前屈みにさせると背中に張り手。
離れた石井、ドロップキックを放つがこれをかわした春日がリストロックから
フライングメイヤー。足を掴んだ春日が内ももへストンピングを放ってから、
ヒールホールド。極まりが甘かったのかアキレス腱固めへ移行するが、
石井も春日の足をアキレス腱に極める。
ブレイク後、春日がエルボーを連発。これには石井もたまらずダウン。
再びアキレス腱固めを狙うが、石井ブレイク。倒れた石井を中央へ引き戻した
春日、内ももへのストンピングから足四の字を狙うが、隙だらけの回転中に
石井は匍匐前進で悠々と脱出。それでも足は離さなかった春日、
リバースインディアンデスロックに固めるが、石井、背中に乗った春日ごと
匍匐前進しブレイク。
春日はボディスラムを諦めボディアタックを狙うが、石井が仁王立ちで
キャッチするとそのままボディスラムで叩きつける。
足を捕らえ内ももへストンピングを落とすと反転し逆エビ固め。
どっしりと腰を落とし、きっちりと胸の反った見事な逆エビ。春日は頑張って
腰を上げてみせるも石井、再度腰を落とし逃さない。
脱出後再び逆エビに捕まった春日、必死で逃れると石井を寝かし、腰に乗って
バンザイ足踏みからフォールするが、カウント2
返した石井が下から小包固めに捕らえるがこちらもカウント2
立ち上がった石井、春日をコーナーへ振ると、ヘアーホイップ。
さらにランニングネックブリーカードロップ。
春日カウント2で返す。
膝裏へストンピングを放ってから仕掛けたのは変形の片逆エビ。
ブレイク後の石井の丸め込みを返した春日、ボディスラムで投げると
フットスタンプからのヒップドロップ。強烈な連携だが3カウントは奪えず。
コーナーに登った春日を落とした石井が開脚のフェイスバスターから
ミサイルキックを突き刺すが、春日カウント2で肩を上げる。
逆さ押さえ込みからモダンタイムズ、さらに逆さ押さえ込みの状態から相手上へ
ブリッジで乗るジャックナイフ式逆さ押さえ込みでフォールを狙うが、カウント2
石井は春日を起こすと河津落としから変形足四の字でギブアップを迫る
粘る春日、何とかブレイク。
石井が再び河津落としを決めたところでタイムアップ。

第二試合

趙雲子龍、○“にこにこじるし”りほ

(回転エビ固め)

דチャイナの国からワンバンコ”チェ・リー、“ガッツ爆発チャイニーズガール”浦井ユ・リー

りほ組は趙雲がヌンチャクの演舞を披露。どうやら観客の反応を見る限り
趙雲登場時の演舞は定番の様子。
チェ組もウラ・イー改めユ・リーとチャイナ服で登場。
チェが演舞?を披露し、ゴング。
先発は趙雲とチェ。扇子片手にチャンチャンバラバラの剣戟を見せ、
一旦間合いをとる。
最後に扇子を優雅に開いてみせた趙雲へ口撃。
チェ:今の、お前15点ね
趙雲アナタ5点ネ
完敗。
レフリーに扇子を手放すよう注意を受けた両者。
チェ:凶器を捨てろ!せーので捨てるぞ
趙雲&チェ:せーの!
正直に捨てたのは趙雲だけ。チェ、扇子でを殴打。
次いで出てきたりほにさえ
チェ:子供だからって殴られないと思ったら大間違いだ!
容赦なく手を上げるチェ。
が、りほ小さい体をするすると潜り込ませると電光石火のスクールボーイ。
カウント2で返されると、ドロップキックからジャンピングニーパット
オー5連発。
代わったユに対してもガットショットで前屈みにさせると、跳び箱のように飛び乗り、足をフックさせパロスペシャル。
ユが返そうとする動きを利用しての回転エビ固めでフォール。
2カウントで返したユ、りほをロメロスペシャルで固めるが、趙雲がカット。
腕のロックを解くと、りほの上半身を起こし逆にりほがユの足を攻める事に。
揺するユだが、りほが見事なバランスで阻止。ユは体を側転させ脱出。
代わった趙雲とチェ。
趙雲が中華式ゴリースペシャルからフェイスクラッシャー。
素早くリングに入ったりほがハーフボストンクラブで絞り上げるが、
チェ力任せに解く。りほはすぐに立ち上がるとストンピング
チェの体が起き上がってくると、それを見越して回転エビ固めへ移行。
チェがひっくり返したところへユをカットしていたはずの趙雲が飛び蹴り一閃!
勢いで再回転したりほのフォールで決着!

・試合後

チェ:
おい、お前の熱い気持ちは伝わったよ。私の中のブラッドが反応した。お前も中国人だ!
趙雲。いや、ボス。いまこそチャイナリボン軍を立ち上げましょう!
趙雲
リーノ気持チ、分カタヨ。コレカラ(メモ取れず)リボンツケタ奴トカ色々ヤツケテヤルヨ!
趙雲、チェ・リーにつられてユ・リー、りほもがっちりと握手。
リボン高梨に最大のライバル登場?!

第三試合

○“ちびちびチョップ”きのこ

(クロスフェースオブミライ → ギブアップ)

×牧場みのり

さくらの突然インタビュー!
さくら:どうしていつもニコニコ?
牧場:幸せだからです(即答!)
さくら:きのこに勝つ?
牧場:自信はあります。
手四つから即アームロックに移ったきのこだが、牧場はその状態からぶん投げる!
手四つから押されてブリッジになったきのこへ牧場が乗っかるが、
きのこ潰れない!
足を反転しながら極めあう二人だが、最後はきのこが逆エビ固めで制する。
脚力でかえした牧場だったが、きのこでんぐり返しで戻ると素早く足をたたみ
リバースインディアンデスロック。
ブレイクした牧場へきのこがドロップキック2連発。これを耐えきった牧場、
きのこを捕えると一本背負いを狙うが、堪えて逆さ押さえ込み。
カウント2で立ち上がる。
きのこのダブルハンドのチョップをもらった牧場だが一気に捕まえ体落とし。
立ち上がったきのこ、ダブルハンドのチョップから回転エビ固めで屈ませると
素早くクロスフェースオブミライ。ぐっと反り上げると牧場たまらずギブアップ。

第四試合、アイアンマン選手権試合

怨霊、○“293代アイアンマン王者”ラム会長

(踏みつけ式体固め)

リボン高梨、×真琴

ラム会長はいつも通り、DSをやりながらコーナー待機。
先発は怨霊と真琴。
怨霊がロックアップに向かうが、真琴がしゃがみこんでしまったため
勢いあまって怨霊、ずっこける。
豪快に舞うエクトプラズムに、リングサイドで観戦していたさくらえみ
怨霊の首根っこを捕まえバックステージへ。
その隙にマットに残されたエクトプラズムの清掃にかかるエース。
その間もラム会長はコーナーに座ってDS中。大物のオーラ、びんびんです。
バックステージから連れ出された怨霊、上半身にTシャツ着用で登場。
リングで待っていたリボン。怨霊が迫るとアームホイップ。
立ち上がった怨霊へ返す刀でアームホイップ。
怨霊を合気道の達人のように右へ左へアームホイップで投げまわしていると
さくらえみ乱入。
これまでの鬱憤を晴らすかのように怨霊をアームホイップで右へ左へと
振り回す。何往復もさせられた怨霊。ついにダウン。
怨霊を起こしたリボンがチョップを打ち込むと怨霊もエルボーで返す。
ゴツゴツとした音が響く中、怨霊がサミングで動きを止めると一気に
ボディースラム。さらにストレッチ技で絞り上げる。
真琴に必死に助けを求めるリボン。会場も大真琴コールで背中を押すが、
怨霊の見た目で既に腰が引けていた真琴。それでもなんとか恐々近づくも
怨霊が目線を合わせただけでずるずるとコーナー、どころかバックステージ入り口
そばまでじりじりと後退。
自力で脱出したリボン、鮮やかなトラースキックで怨霊を大の字に倒すと
真琴にチェンジ。リングに上がった真琴だが遠巻きに見ているだけで何もできず、
怨霊が立ち上がると一目散に観客席へ逃走!
追っかける怨霊。さらにそれを練習生のように追いかける高梨。
そして我関せずでDSに向かうラム会長。
何のセンサーが反応しているのか、パイプ椅子の上をスイスイと逃げ回る真琴。
懸命に追う怨霊はあっちこっちで椅子にぶつかったり落ちそうになりながらも
追い続けるが、最後に転倒。
一人ダメージを負いなんとかリングに戻ったへ真琴がスクールボーイ!
コーナーに座っていたラム会長。リングサイドから返還したベルトを掴むと
真琴を殴打。カットに入ったリボンへチョークスラムを放つとR.I.Pの体制。
高梨何とかカウント2で肩を上げる。
あわあわしている怨霊が真琴へエルボーを放つと、ラム会長ベルト片手に
堂々と踏んづけフォールで3カウント。

・試合後

ラム会長:おい、真琴。お前がなぁ私に勝てるのは10年はえぇーんだよ!
マイクをりぼんから渡された真琴。
真琴:ありがとうございました。
全員ずっこけた!
リボン高梨:

申し訳ないけど俺のせい。
真琴ちゃん勝てるまで10年かかるって。10年かかっても、ちょっとずつ頑張って
10年かかっても本物のエースになれるように頑張りましょう。

第五試合

דはりきりキック”ひかり

(セイントバスター → 体固め)

○“決めるぞフロントネックロック”聖菜

どっちも手も足も細くって長くってモデルみたいな体型な上に可愛いの!
ロックアップからスタート。押し込んだのはひかり。
再びのロックアップ。今度は聖菜がフライングメイヤーからボディーシザーズ
体を変えたひかりがフォールを狙うが、カウント2
立ち上がった両者、聖菜がドロップキックを放つが踏ん張って倒れないひかり。
ならばと足刈りで倒した聖菜、インディアンデスロックからさらに反転して
逆エビ固め。ブレイクしたひかりだが、聖菜ボディースラムからその場飛びの
ボディープレスでフォール。
これをブリッジワークで返したひかり。
手四つを誘った聖菜。逆にひかりにフィンガーロックに固められるが、
抜け出すとフロントネックロックにとらえ、胴締め式に移行。
ひかり、体を回転させブレイクに成功すると間髪入れずスクールボーイを決める。
カウント2
立ち上がった両者、バックの取り合いからひかり、2回転式の回転エビ固め。
返されると立ち上がった聖にフロントキック3連打。倒れた聖菜を
ファイヤーマンズキャリーに担ぎ上げると、カミカゼ
カウント2。
エルボーを打ち込み、再びカミカゼを狙うが、聖菜が回転エビに切り返す。
さらに変形ハングドマンホールドから叩きつける、セイントバスターからの
体固めで3カウント。

・試合後

聖菜:えみさん、この試合に勝ったらJWPのトーナメントに推薦してくれるって言ったじゃないですか。どーゆーことですか!
さくら:なくなりました・・・。
聖菜:嘘つき!
さくら:だってもう決まっちゃったんだもん。勝てないでしょ、こんなの出ても!
この発言に会場ブーイング
聖菜:それじゃあジュニアオールスターに出たいです。
さくら:あたしに権力はないんだってば〜
しかし、常連さんがこの言葉に反応する
客:甲田さんがいるじゃん
観客全員が音響ブースに注目。音響スタッフはNEOの甲田代表。
甲田:それは子供の、いや小学生のレスラーの試合ですか?
頷く聖菜とひかり。
甲田:どーのこーの言う人が出てくるはず、必ず出てきます。でも、どーのこーの言う人はアイスリボンを見たことない人だと思います。自分の大好きなえみさんの頼みなので、カードはえみさん、お願いします。
さくら:私にも権力あったねぇ。じゃあシングル?
そこへ現れたのはきのこ。
きのこ:私は聖菜にもひかりにも勝ってるのに出れないのはおかしい!わたしも出たい。
さくら:それじゃ、カードは後で考えます。

第六試合

椎名由香

STS → ギブアップ)

×希月あおい

手四つに応じると見せ掛けての低空ドロップキックを見舞った希月。
続けざまにドロップキック2発を放ち機先を征したかに思われたが、
次のボディスラムを脇固めに切って返される。
ブレイク後、椎名のリバーススープレックスを回転エビに切り替えし
フォールを狙うがカウント2でもう半回転され、逆にフォールされてしまう。
カウント2でキックアウト。
立ち上がりにすっと近づいた椎名、電光石火の脇固めからクロスフェース。
何とかブレイクした希月へストンピングをめった打ち。しかし希月、
少しずつ少しずつエルボーを返しながら立ち上がり、胸元へエルボーを放つ。
胸を張りどっしりと受けて立つ椎名、希月の髪を掴むとフェイスバスターで
リングに叩きつけると、足を捕らえてハーフボストンクラブ。
ブレイクには成功したものの起き上がれない希月の上半身を起こしつつ
バックに周り胴締めスリーパー。希月頑張ってブレイク。
立ち上がった両者、エルボーをがんがん打ちあう。優勢になったところで
椎名がカニ挟みからSTS。さらにヘアーホイップでぶん投げるが、
近づいたところを希月が下からエビ固め。
さらにボディシザーズで絞るが、椎名が体を反転させフォール。
跳ねたところを素早くスリーパーに入った希月だが椎名の体が回転したと
思ったらなぜか腕十字の体制に。クラッチを切られたら極められてしまう希月、
左右に回転したり何とか体制を変えようと試みるが、椎名の手の内から
逃れられない。
何とか椎名に上から被さりフォールを狙うが、逆に下から三角締め
捕らえられる。前転し場外へ逃れた希月。コーナーへのスローを狙った椎名の
手を離さずコブラツイスト。グランドコブラに移行しフォール。
これはカウント2
立ち上がった椎名、フェイスバスター3発からダイビングラリアットを狙う。
かわした希月もお返しのダイビングラリアットを放つが、椎名もこれをかわし
お互いに決めさせない。
再度放った椎名のダイビングラリアットをかわした希月、セントーンから
ダイビングセントーン2連発。
がっちりと押さえ込むが椎名がカウント2でキックアウト。
椎名、ニーリフト連続して打ち込むとビンタを放って丸め込み。
返した希月、スクールボーイ、小包固め、十字架固めと連続して
フォールを狙うが、全て返した椎名が逆に十字架固めで丸め返す。
カウント2で返した希月の上半身を起こして抱えた椎名が前転したかと思うと
気がつけばSTS
がっちり決まったこれは返せず、ついにギブアップ。

・試合後

椎名:
御来場ありがとうございました。引退前に初体験しましたが、面白かったです。
若手が頑張っているから上も頑張らなきゃいけません。若手も色々見て学んで下さい。
あおいに締めてもらいます。
希月:椎名さんどうもありがとうございました。今、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。明日も精一杯、目一杯、本当に一生懸命頑張ります!

感想

第一試合は余裕のあった石井だが、春日の粘りに決め切れず。
春日は粘る事は出来たものの、攻め切れず。共に結果に不満があった試合だと
思いたい。春日はフットスタンプからのヒップドロップが見た目もいいし
強そうなんだから、それをフィニッシャーに腰攻めを中心にする方が良いと思う。
第二試合はユ・リーさんが目立てなかった。一部も目立てなかったし、
レスリングを頑張らないといかんと思う。
第三試合のきのこは凄かった。だって身長だって体重だってはるかに大きな
牧場を完全にコントロールして試合を進めてるんだよ!
牧場だったからってのもあるかもしれないけど、呆れるくらいすごかった。
第四試合は良くも悪くも真琴らしさは爆発。その一方で割を食ったのはリボン。
アンバランスすぎるタッグがどうなるかは楽しみだけど、一部のかっこよすぎる
高梨を見てしまった身としてはちょっと寂しいものがありました。
怨霊さんは硬軟織り交ぜてお見事。
第五試合はなんていうか恐るべきまとまり。華奢な子なのにさぁ。
エルボーはきちんと胸を張って受けるんですよ。その時だけはドゴドゴと
打撃音が響くのが、凄いギャップ。
第六試合はフィニッシュ直後にうるっっときた。
希月の思い切りの良さが前面に出ていたのも良かったけど、
それをありがちな倍返しによる叩き潰しとかではなく、先輩レスラーとして
厳しく、でも温かくがっちり受け止めた椎名選手のプロレス観が
とてもとても素敵でした。
どの試合も共通するのは一生懸命。受けも攻めもできる事を全力でやる
その姿勢がただただ素敵としか言えない。
相手のエルボーを必ず胸を張って受け止める。これが一番アイスリボン
象徴している姿勢のように思えました。