ディファ・フェスタ2007 プロレスリングSEM 第7回 感想記

てっきり全席指定の特別版かと思いきや、いつも通りの来た人順。
ただし他のイベントとの兼ね合いで、並んで待機ではなく整理券シールを配布し
集合時間に整列という形。
会場の席位置はあとの大会との兼ね合いもあり、いつものスペースに増席分は
南側の鉄柵後の席を5列くらい開放する形で配置。500人前後が入場したのかな。

第一試合

石森太二

(時間切れ引き分け)

△リッキー・マルビ

初っ端からリッキー・マルビンですよ。
変幻自在のジャベからスタートし、ため息しか漏らす物がない程の丸め込み合戦。
石森選手もよくこれに喰らいついて行き、あっという間の20分でした。
石森選手の筋肉が以前よりシャープでカッコよくなってたし、プロレスにも
技に失敗しても次につなげられる対応力と粘りが出てきて、DDとかエルドラ時代とは
比べようもない程良くなったなぁ、と思わずお父さん目線。

第二試合

×平柳努

(逆エビ固め → ギブアップ)

○KENTA

椅子を持って入場した平柳。リングに入った瞬間にレフリーに椅子没収。
ちょっと笑った。
その平柳、前半は飛ばす飛ばす。顔面にエルボー、ビンタを張り続け、
ダウンすれば天龍ばりの顔面チョン蹴り。
そんなことしたらその後が・・・と思う反面、ご立腹モードのKENTAにどこまで
やれるかこそ、本番だし。とドキドキ。
そして、ついに、着火!
一発で平柳が腰から砕け落ちるビンタから始まり、殴る蹴るの猛攻。
それでも、油が足りないのか、無表情で攻撃し続けるKENTAが逆に恐い・・・。
平柳はそれでも果敢に、椅子を持ち出したりするも、使い慣れていないのか
全く使いこなせない。椅子で殴るならフルスイングできる度胸がなきゃダメだよ。
最後はPK4発からのフォールを2で引き起こし、ミドルキック3発からのフォールを
2で引き起こし、ビンタの雨あられからのフォールを2で引き起こしたKENTAが
逆エビ固めで折檻終了。

第三試合

×伊藤旭彦

(ミストクラッシュ)

ムシキング・テリー

こどもの日もあってか、子供の入場率が普段よりも高めだったためテリーへの
子供たちの声援がひっきりなし。
子供が応援するテリーと大人が応援する伊藤、という奇妙な構図もあったり
なかったり。
試合はシングル王者でもあるテリーが磐石の試合ではあったんですが、テリーの
スープレックスはどれもこれもえぐい角度でマットに突き刺さる。
えぐいなぁ、と思っていたら前に座っていた人たちも、似たような感想を言ってて
やっぱりそう思う人、いるんだなぁ。と安心。

第四試合

【チームIKKO】丸藤正道、○杉浦貴

(オリンピック予選スラム → 片エビ固め)

×谷口周平モハメド・ヨネ

声援を煽ったり、丸藤が何だか妙にノリノリというかテンション高めでした。
試合は、杉浦のミドルで真っ赤になった谷口のわき腹を二人がことある毎に
ビンタして攻めるという、ヒールユニット顔負けのドSっぷりをみせた
チームIKKOがやりたい放題。
谷口選手のわき腹は赤いを通り越してどす黒くなってましたが、それでも向かう姿勢
だけは最後まで崩れず、お見事。

第五試合

×橋誠

(バックドロップ → 体固め)

森嶋猛

ROHのベルトを持って入場した森嶋ですが、森嶋が持ってるとベルトが小さく見えて
仕方が無い。あの長さじゃ絶対腰に巻けないと思う。
試合は、初っ端のタックルを仕掛けた橋が逆に吹っ飛ばされた時点で全ての印象が
決定づけられたまま、最後まで。という感じ。
途中、橋がブレーンバスターやフィッシャーマンスープレックスで投げきりましたが
森嶋がヤバい、って思った人一人もいないだろうなぁ・・・。
今の森嶋は本当に、やりたいプロレスを思うがままにのびのびとやってるのが
見た目にもはっきりと伝わるくらい楽しそう。
観客の「もう一丁!」ににこやかに応じる森嶋なんて、ちょっとびっくりした。
最後はバックドロップでぐしゃり、と完勝。
明日のKAZMA戦が楽しみ。

感想

若手だけで、3,000円でハズレ無しのこんな興行見れていいのかしら?って
言いたくなるくらい面白かった。