DDT後楽園大会「DDT Special 2009」観戦記
開場待ち列が長くて長くてダークマッチまでに入れるか心配でしたが、何とか入場。
大慌てでtotoに記入し投票して戻ったところでゴング。ぎりぎりセーフ!
第二ダークマッチ、ミツボシプロデュースユニオンプロレス提供試合
○竜剛馬
知り合いの方から、この試合をプロデュースする猪熊さんが諸橋いじりをめちゃめちゃ
楽しみにしているらしい。という情報を入手。
totoの選択肢からして試合に関係ないはずの小笠原館長の名前があったり、
松井レフリーが月を見て大猿化とか、普通の試合にはならないのは確定。
となると、試合展開なんて予想もしようがないので見たい終わり方をチョイス。
で、試合。
諸橋と竜はオーソドックスな立ち上がりでしたが、謎のマスクマン達が場外で
試合を始め気がつけばリング内に。
試合を止めようとする松井レフリーにマスクマン達のレフリーをしてた726が
「大事な試合だから」と思い止まらせ、二組の試合が進行。マスクマン達の
椅子攻撃は何故か常に諸橋に誤爆。
竜の逆エビをロープに手を伸ばそうとすればマスクマン達の試合が邪魔をする。
場外に落とされれば、たまたま空手マミーと小笠原館長の抗争に巻き込まれ、
何とかリングに戻れば東バルコニーに月が登り、松井さんの挙動が怪しくなったため
月を破棄しに東バルコニーへダッシュしたり、諸橋大忙し。
ところが月が姿を隠したため、正常に戻った松井レフリーは当たり前のように
場外カウントを数えだす。
諸橋は大慌てでリングへ戻ろうとしますが、謎のマスクマンや空手マミー達の
闘いに巻き込まれ、なかなか帰れない。
カウントは19まで進み、エプロンまでたどり着きかけたところで突然「15の夜」が
流れ出し、ますだけいすけ似の神様がサビを歌うがこれがプチジャイアン的破壊力。
呆気にとられてると真っ先に我に返った松井レフリーがカウントを再開し、
諸橋リングアウト負け。
これも予想失敗。
公開記者会見
新人選手入団という事で大社長に紹介されてリングに登場したのはハッスルで
本場のエンターテイメントを学んだ(らしい)マッスル坂井。
が、レスラーとしては改めて練習生から夏の両国大会を目指すらしい(笑)
第一試合、YAGOプロレス提供試合 RAW is YAGO 衛星生中継
矢郷さんを中心に両国のマミー化からYAGOプロレス復活までの流れをおさらい
したところで、続きはCM後。
第二試合、BOYZ提供試合
・続、第一試合、YAGOプロレス提供試合 RAW is YAGO 衛星生中継
銭湯にタオルを腰に巻き、風呂桶を片手に現れた矢郷さんと三四郎。
いきなり松井レフリーが現れ試合開始。
続きはCM後。
第三試合、ハードヒット提供試合
タノムサク鳥羽、×澤田"マレンコ"篤男
(ニーリフト → K.O)
・続々、第一試合、YAGOプロレス提供試合 RAW is YAGO 衛星生中継
○矢郷良明
(感電死)
第四試合、クルーザーゲーム提供試合
○MIKAMI
(スライディング式スク〜ルボ〜イ)
・続々々、第一試合、YAGOプロレス提供試合 RAW is YAGO 衛星生中継
会場入りした矢郷さんだか、風呂に入っても包帯がとれないらしい。
後ろからタオル一丁に風呂桶を持った三四郎が強襲。手近なロッカーに閉じ込める。
幕間
試合前に出場囚人のインタビューに向かう村田さんの口からDDTテック代表の藤岡メガネが急な高熱により欠場が発表。
しかし、今回の試合は監獄島Presentsのため、映画設定と同じく10人のレスラーが殺しあう必要がある。
そこへ入団会見を済ませた坂井が登場。
部下の尻拭いで出場かと思ったら、「藤岡用に用意した囚人服が入らない」と言う理由から何故か村田さんがドラマチックファンタジアを代表して参戦!
監獄島の予告映像が流れた後、また同じ曲?と思ったら試合用のパロディー版が流れ囚人入場。
第五試合、「監獄島」プレゼンツ 運営権が欲しければ、殺せ!マッチ
出場者:高木三四郎(DDT代表取締役)、大家健(DDT売店代表)、石井慧介(ベルトHxH代表)、中澤マイケル(矢郷第三帝国代表)、チェリー(女子部代表)、大鷲透(ちゃんこ大鷲代表)、谷口智一(大阪府警察本部警備部第二機動隊第三中隊第一小隊爆発物処理班代表)、猪熊祐介(フレンチカレーミツボシ代表)、新藤力也(プロレス&スポーツBarドロップキック代表)、村田晴郎(リザーバー/ドラマティック・ファンタジア代表)
真っ先に脱落したのはドロップキック代表の新藤力也。さりげなく人望も無いらしい。
ウエポンのピコピコハンマーを手にして意気揚々と大鷲を襲った大家売店部長も
あっさり返り討ちにされ失格。
以下猪熊、チェリー、谷口、石井と脱落し、リング上はリング上で逃げながら生実況を
していた村田さんと三四郎と行方を眩ませた中澤マイケルに。
試合の趣旨からして三四郎が勝に決まってると言い放った村田さんが頭脳プレーで
三四郎を失格にし、高笑いをしているところでこっそり後ろに現れた中澤が村田さんを
落として勝ち残り。
DDTの運営責任者、CEOに就任。
爆殺されたはずの大社長とビアで完敗したところをスタナー!やっぱりね。
第六試合、新北京プロレス提供試合
・続々々々、第一試合、YAGOプロレス提供試合 RAW is YAGO 衛星生中継
試合を終え控に戻る趙雲。矢郷さんが入れられたロッカーが繭に包まれているのを発見。
そこへ謎の歌を歌いながらシュウケイそっくりの双子の兄弟が登場。
バッチリのユニゾンでヤゴラを返すように迫る。
ヤゴラって何?!
第七試合、UWA世界6人タッグ選手権試合
第八試合、KO-D無差別級選手権試合
×飯伏幸太
(クロスアーム式スプラッシュマウンテン → エビ固め)
○石川修司(ユニオンプロレス)
先に入場してきた石川の後ろにはイサミ、大家、諸橋、チェリーなどのユニオン戦士が。
石川の手にはイサミが入場時に使う日本刀。
対する飯伏は一人で入場。ゴング前の握手はなし。
ゴング後、手四つに誘いながらローキックを左右から一発ずつ放つ飯伏。
ロープに押し付けブレイクした石川だが、飯伏のラッシュで場外へ。
飯伏がプランチャで追撃を狙うが、キャッチした石川、そのまま鉄柱に飯伏の腰を
打ち付けると、南側客席壁面に叩きつける。
リングに戻した石川、しゃがませた飯伏の腰に蹴りを放ち、うつぶせた飯伏に
さらにストンピング。
エルボーの打ち合いから石川はニーリフトを飯伏のどてっぱらに喰らわせると、
逆片エビ。さらにコブラツイストから足取りコブラツイスト。
飯伏を抱えると、バックブリーカーをそのまま離さずに後ろへぶん投げる。
ダウンする飯伏へフットスタンプを狙うが、これは飯伏がかわしロープへ走るが
よく見ていた石川はカウンターのビックブーツ。チョップを叩き込みコーナーへ
振るが、飯伏はコーナーに飛び乗るとそのまま反転してウルトラ・ウラカン・ラナ。
場外へ転落した石川へ飯伏は三角飛びケブラーダ。石川をリングに戻すとすぐに
ミサイルキック、ダッシュミドルと追撃。
立ち上がる石川の脚へローキックを見舞うと、カニバサミから膝十字。石川ブレイク。
飯伏のビンタをよけた石川は肩越しに飯伏を捕らえロックボトム風に落とし、そのまま
クラッチを離さず変形袈裟固め。
エルボーの打ち合いから飯伏をかんぬきに捕らえた石川はヘッドバットをゴツン。
ヘッドバットを連発するとかんぬきスープレックス。串刺しラリアットからコーナーへ
登るとミサイルキック!
一回転して吹っ飛ぶ飯伏でしたが、カウントは2。
石川のビックブーツをマトリックスでかわした飯伏が側頭部へハイキックを叩き込み
バックに回ってジャーマン。カウント2。
続いて放ったバズソーキックもカウント2。上半身を起こした石川へ再び
バズソーキックを放つもカウント2止まり。
飯伏はボディースラムから捻りの少ないスカイツイスタープレス。
ブレーンバスターの仕掛けあいは石川が制するが、飯伏は着地。
石川をコーナーへ振って串刺し攻撃を狙うが、コーナーを飛び出した石川が
カウンターのランニングニーを突き刺し、バックドロップ。
ランニング低空ドロップキックをよけた飯伏は頭への蹴りを放つが、石川がその
蹴り足へ頭突き。再度のバックドロップからランニング低空ドロップキックを
決めるがカウント2。
石川のスプラッシュマウンテンを着地した飯伏だが、よろめいた隙に石川のニーが先制。
エルボーの打ち合いから飯伏がハイキックを決めるが、ダブルダウン。
エプロンから場外へジャーマンを狙う飯伏だが、石川もロープを抱えて離さない。
クラッチを切り替えハーフネルソンを狙うが、石川は飯伏の足を踏んで脱出。
向かい合った二人はそのままエプロンでエルボーを打ち合う。距離を開けた石川が
ビックブーツから奈落式チョークスラムを狙うが、飯伏は回転して脱出すると石川へ
ハイキック。
さらに石川をエプロンに座らせると、リングサイドを駆けてエプロンに飛び乗ると
その勢いのまま蹴りを放つ。石川場外に崩れ落ちてダウン。
カウント17でリングに戻ると張り手の打ち合いから石川がヘッドバット。
キレた飯伏が横に打つ張り手から、縦に打つ回転の速い掌底に切り替え石川の頭部へ
集中砲火。肉のカーテン状態で防御しているにもかかわらず、そのブロックの隙間から
ガンガン頭へ掌底打ち込むと、一気にコーナーまで石川を追い詰め、殴りまくる。
松井レフリーが割って入り、スタンディングダウンを宣告。
立ち上がった石川を飯伏がライガーボム。さらにバックに回ってドラゴンを狙う飯伏。
石川が抵抗すると、その無防備な後頭部へ掌底を突き刺してドラゴンスープレックス。
フルネルソンが外れかけたため腰をクラッチしてフォールに入るがカウント2
コーナー登った飯伏を追いかける石川。先にコーナーから着地した飯伏はコーナー上の
石川へフェニックスプレックスを狙うが、石川がこれを堪えたためパワーボムに抱えるも
石川がなんとこれをウラカン・ラナに切り返す。
立ち上がった飯伏はすぐさまオーバーヘッドキックを狙うが、石川はこれをキャッチして
ファイヤーサンダーでリングにズドン。しかし、飯伏これをカウント1でキックアウト。
立ち上がった二人は張り手の打ち合い。ここは石川の気合勝ちし、手の止まった飯伏を
正面から抱えると相手の身体を回転させないフロントスープレックスで顔面からマットに
突き刺すとランニングニーリフトから32文ドロップキック。
飯伏の腕をクロスして抱え上げ、初公開?のクロスアーム式スプラッシュマウンテンで
熱戦に終止符。
試合後
イサミとの約束を果たすため次回ユニオンで防衛戦を行う事を宣言した王者だか、
リングサイドにはDDT所属選手や出場選手がずらり登場。
三四郎主導、中澤CEO後付け公認により、次回後楽園大会で防衛戦が決定。
挑戦者は、ネット等によるファン投票で選抜することに。
そこへあわてふためき現れた趙雲。
なんでもオファーがなかったロングリバー黄河が立腹で上陸中らしい。
去年の二の舞は嫌だと大社長は中澤CEOや他人に押し付け回るなか、謎の歌と共に
再び双子登場。
正義の怪獣ヤゴラの誕生を皆で祈ると、ヤゴラ生誕!
会場に現れたヤゴラは頭部が白くしたライダーマンっぽい。そして羽。
生誕したヤゴラはロングリバー黄河の上陸を阻止するため空を舞う。
ぶつくさ言いながらも黄河に立ち向かうヤゴラ。
去年モビルスーツアーマーを一撃で粉砕した怪光線を羽根で防いだヤゴラ。
「これって戦争なのよね」そうつぶやいて黄河の懐目指しさらに進んだ瞬間にバチン!
・・・黄河の両手に挟まれ終了。
笑った!ヤゴラには申し訳ないけど、大爆笑!
感想
ほぼ4時間の興行となりましたが、そんなに時間が経っていたとは思わなかった。
スペシャルらしい興行でした。ブランドとして名を挙げたのはユニオンと新北京で
間違いないでしょう。
そして何よりメインが素晴らしかった。前回の対ヨシヒコ戦がインディーの創造性の
最先端の変化球だとしたら、今日のメインはまっすぐど真ん中剛速球の極上のプロレス
でした。
そして、ついにベルトを獲った石川選手。本当におめでとうございます!
圧倒的な体格、パワーを誇りながら、生来の優しさが試合中も顔を覗かせるのか、
なかなか勝ちきれない試合を見続けてきたひまひま。にとって、今日の試合は
それまでのもやもやを吹き飛ばす、正にこんな石川修司を見たかった!という姿
そのものでした。