写楽展
「チケット買ってあるから行くよ」と言われ予備知識無く
連れて来られた上野の国立博物館平成館。
阿修羅展以来ですね。
人も阿修羅展ほど多くは無く、むしろ同時にやっていた
手塚治虫のブッダ展に向かってる人の方が多い感じ。
とはいえさすが国立博物館。
混んでる。
ハンディ解説は春風亭昇太でしたが、昇太ってそんなに浮世絵に
詳しいの?
城好きらしいっていうのは聞いたことあるけど。
市川亀治郎だったら借りたかなあ。
この展示会でもコレクションから出展してたし。
さて、写楽展。
写楽のほぼ全作品に加え、同世代の作家や、フォロワー達の数も
合わせて約250点。
質、量ともに過去に類をみない展示ということで、見るのに3時間半も
かかりました。
同じ役者さんの絵を写楽と他の作家さんと並べて展示していたのは面白かった。
作家毎の特徴はあるんだけど描かれてる同じ人なんだよなあ。
同じ人だっていうのがちゃんと分かる。
写楽は大首絵が衝撃的な第一期からどんどん普通になって行くのが、本当に不思議。
一期で思わぬ人気が出たから、過去に描き貯めてたのを二期以降で出したのかとも思ったけど、題材にした舞台が分かるんじゃそれはないしなあ。
アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスの美術館所蔵はもとより、
個人コレクターの所蔵品まであって、本当よく集めたもんですよ。
見れば見るほどこれらがみんな木版印刷物というのを忘れるくらいの
精度の高さ。
江戸時代すごいなあ。
というわけで目がしょぼつくまで堪能しました。
帰りにお寿司でお腹を膨らませて帰宅。
いい一日だった。